バイエル#60

投稿日:

 全音「最新バイエル」、ここでまた突然原書番号が大幅に戻る。今度は60番である。

 多分、「調」について学ばせるため、「調」を意識した曲をここに持ってくる編集になっているのであろう。それにしても、101番から60番に戻るというのは相当なもんである。

 今日は日曜。朝、この曲の前の「a moll」の番外練習譜を弾くことができるようになった。昼からこの曲に進んだ。1時間弱ほどの練習でこの曲を弾くことができるようになった。

 直前の番外譜を5日間も練習したのと比べるとずいぶん早く弾けるようになった気がしないでもない。でも、

 「うぉっ、あっという間に引けるようになったぢゃん!!俺、上手になってきたなァ!」

 ・・・などと思うのは浅はかというもので、そりゃ、100番台とか80番台を相当弾いた後で60番まで番号が戻れば、演奏の難易度そのものは低くなるに決まっている。

 この曲の前に「転調」に関する短い説明がある。この曲も同じメロディを転調を交えて三度くりかえす。転調のところが気持ちいい、よい曲だと思う。

最新バイエル p.73「a moll | イ調短音階」

投稿日:

 バイエル練習を進める。

 今度もまた原書外の番外譜で、「イ調」の短音階である。

 最後の「ラ・ミ・ド・ラ」の和音を両手で大げさに繰り返すところの直前、12小節目で両手がポンッ、と飛ぶ。なかなかできない。

 「出来るだけ早期に指の飛び先を見始める」のがコツとはわかったが、飛ぶ直前に短調の黒鍵を弾くのでそっちに気がいってしまい、結果、なかなか飛び先の鍵を見ることができない。

 だから、指が飛ぶ時は、指を飛ばすことそのものの練習より、むしろ、早期に飛び先の鍵を見ることができるよう、その直前の鍵を見ないでも弾けるように何度も練習するのが第一歩、と体得した。一小節先の鍵を睨んでおくのである。