応用曲「エリーゼのために für Elise」その0.11

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 最初っから指づかいを間違えて練習していたのに気がついた。3小節目左手である。

 ミミ#ソ、 というところを5・2・1、すなわち小指-人差し指-親指、というふうに弾いていたのである。

 なんだか弾きにくいなァ、変だなあ、とは思っていた。3月からこっち、既にふた月もこれで練習してきてしまったのだ。あんまりにもなんだかヘンで、特に2→1というところで人差し指の爪が黒鍵と白鍵の間に突き刺さって爪が折れそうになり、「はうぐッ!」と呻きつつ「ぬぅ、一体コレは・・・?」などとつぶやいていたのだ。

Photo_3 よく見たら、ハッキリと「1 2」と書いてあるではないかい!!(左図)

 「指またぎ」風に親指をまたいで、人差し指で#ソを弾くのだったのだ。一度「1 2」を「2 1」だと思い込んでしまうと、もはやその部分を改めて認識しようなどとは思っても見ず、固く固く「2 1」と信じ込んでしまっていたのである。

 おっさんというものの一般特性は思い込みが非常にハゲしいということである。「アイツが悪い」とか「これが原因だ」とか「これは良くならない、原因不明」などと思い込んでしまうとガンコこの上なく、ちょっとやそっとでは意見を変えないし、よしんば自分の間違いに気づいても、前後の見境もなくブチ切れたりして、始末に負えない。つまり私もそうである。

 俺ってやっぱりアホやなァ、などと思う日曜の午後なのであった。

応用曲「エリーゼのために für Elise」その0.10

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 「エリーゼのために」、このところ1週間、修学旅行の臨時列車をウォッチングして惚けていたわけではなく、無論毎日練習している。

 第1中間部がなぜかうまく弾けなくなってきた。よくこういうことが起こる。しばらく時間をおいて再び弾くと、うまく弾けたりする。それで、というので調子に乗って2~3度弾くと、またわけがわからなくなり、下手糞になる。

 これまでの例で言うと、こういう時にはもう一度楽譜を拾って、確実にゆっくり弾く事をすれば調子がよくなるのだが、これが意外に億劫なことで、やろうという気にならなかったりする。

 そんな日々であるが、今日の出来もなかなか大躍進というわけにはいかず、下のような程度である。