クリスマス(聖誕節)に聖書繰らなかったな

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 私はキリスト教が嫌いだが、クリスマス(聖誕節)に聖書を読むということを毎年やる。

 恰好(カッコ)を付けているわけではない。嫌いなものでも、それをよく理解するということが必要だと思うからだ。生理が遠ざけよう遠ざけようとするものをムリヤリ読もうというのだから、自分なりに工夫がいる。

 こういう読書には、読む気になるような、読書の楽しみが得られるような、ちょっと持って回った工夫が必要だ。世間も私も心の浮つくクリスマスにそれをやる、というのも私の工夫の一つだ。

 また、次のような、ベースとなる工夫もある。私が若い頃から持っている聖書は日本聖書協会の「新旧約聖書 引照附」(ISBN-13: 978-4820210078)、この一点のみである。

 読んで面白いと思える聖書はこれだけだ。その特徴は「文語訳であること」、一点これあるのみである。キリスト教の、不自由でキッツい感じ、神との契約に責め立てられるキビしいマゾ感、高圧的で頭ごなしに怒鳴りつけてくるようなムリヤリ感、チョッピリ嘘をついただけで「お前は死刑」と言われるデジタル感、幅のなさ、狭量な感じ、これは、文語体で読まなければ官能あるいは肉の痛みとして脳裏に味わうことができないと思うのである。

 で、例年はクリスマスの夜更けに興味の湧いた個所を繰り返し読むということをするのだが、どうしたわけか、忙しかったことも有之(これあり)、今年はこれをしなかった。

 回教徒に心を寄せると同時に、キリスト教徒にもやはり心を寄せ、これを理解するようつとめなければならぬ。私はキリスト教が嫌いだが、嫌いなものも嫌わないようにしないといけない。受け付けぬものも飲み込まなければ立派な人にはなれぬ。子供が無理やりピーマンやニンジンやセロリを食うようなものであろうか。キリスト教に栄養価があるとは思えないが、それでも、それを飲み干さねばならぬ。

 精神衛生には悪いが、内容をよく把握し、研究することである。しかるをもって、毎年毎年、この苦行、とはいえ、表裏一体としての読書の楽しみを続けている。

装着用のHUD、メガネみたいな奴って、出ないかなあ

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○ スマホを置くだけでヘッドアップディスプレイナビに変身する

 なんかねえ、こういう方向性で、車に取り付けるんじゃなくて、人間に取り付けるようなもので、「歩きスマホ」で下を見なくていいような、前向いてしっかり安全に歩けて、かつ、「キチガイ・変人」に見えないようなやつ、って出ないもんかねえ。Google Glassみたいな感じでさー。デカいヘッドアップディスプレイ付きヘルメットなんかかぶって歩いてたら、バカだと思われるもんな。

 あと、目立たない装着用HUDで、講演なんかする時に参考資料や原稿を見たい、てのもあるなあ。

 もうチッとばかし、コイツも安くならんもんかな。

 

次のエレクトロニクス・ガジェットは何だろう

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 はじめの頃のヘッドホン・ステレオっていくらぐらいだったっけ、とWikipediaでウォークマンの製品一覧の項目を見てみたら、初代のが33,000円とあって、なるほど、今のスマホより少し安い程度かなあ、という印象だ。あの頃はしかし、物価が高かったから、一概に数字だけでは比較はできないかな、とは思う。

 iPhone/スマートフォンはiPhone以前にはなかったように、ウォークマン/ヘッドフォンステレオも、ウォークマン以前にはなかったものだった。

 スマホの次の、こういう「数の出るエレクトロニクス・ガジェット」って、何だろう。どんなものが出てくるだろうか。

 私としては、何か、ウェアラブルだとか、記憶を補助できるようなものがもう少し出てこないかな、と思っている。人の名前が思い出せないときに、それが視野に投影されて助けてくれる、とか。あと、文字の入力がもっとラクになるとか。

正月用の酒ども

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 レイクタウンのイオンリカーショップへ行って、正月用の酒を買ってきた。

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 今回は、休みも控えめなので、いつもみたいには沢山は買い込まない。妻と姑用に、カヴァはロゼ。

 それにしても、イオンの酒売り場、広くなったなあ。しかも、古い言葉で言う「居酒」ができるように、ちょっとしたつまみ物カウンターがあって、イタリア風な小皿などを肴に、サーバーのグラスワインを選んで楽しめるという、なかなかすばらしいスペースになっている。しかし、あそこへ行く時って、大抵クルマで行くから、飲めねェンだよなあ……。

なんだかわかんないけど、全額返金された

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 この前、アラブ~イスラムの気持ちに少しでも寄ろう、というような気持もあって、岩波の千一夜物語13巻を買い直したのだが、どういうわけか、7,880円、全額返金されてきた。

 「みやうちSHOP」というAmazonマーケット・プレイスの出品者から買ったのだが、返金される理由が良く分からない。しかしまあ、なんだかトクした気持ではある。

 思い当たることとしては、商品ページのサムネイル画像が13巻の函入りだったのだが、商品はそうではなかった。まあ、本の内容が変わるわけでなし、まあいいや、と適当に放っておいたのだが、その後Amazonの「出品者評価アンケート」が来たので、「☆3つ」をつけ、「函入りじゃなかった」と書いたのである。

 そうするうち、その出品者から連絡メールが来て、

「希望通りの商品でなくて済みませんでした。お金は全額返しますから、Amazonの評価を削除してもらえないでしょうか」

……という意味のことが書いてある。

 さすがに7千円以上するものを全額返金するというのなら、評価を削除するくらいどうということでもない。向うの希望通り消してやった。

 Amazonの評価と言うのは、ネットで商売をするのには非常に気になるものなのだな、ということが改めて感じられた。

 メールに「このこと、忘れずに覚えておきます」と書き添えて返信してやった。気の毒なので、次に何かあったらこのショップで買ってやろう。

 なんせ、古本とは言え、比較的程度のいいものが無料で手に入ったわけだから。

小晦日(こつごもり)

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(かたく)なに富士晴るべかり小つごもり   佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha (季語は「小つごもり」、大晦日の前日のこと)