片野文吉のルバイヤート

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 へえ、こんなのがあるんだ?……315円とかなら、買ってもいいかな……?うーん、どうしよう。今度また国会図書館へでも行くついでがあれば、その時に読めるんだけど……けど、図書館で急いで読むのは、詩の読み方じゃないしな……。国会図書館、貸出はしてないんだよな……。

「さえずり季題」の当番がまわってきたので

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 今日は「さえずり季題」の出題当番がまわってきたので、時季もよし、と思い「入梅」にした

 ところが、関東地方は今日、梅雨の晴れ間で、好日ではあるものの、ガチンガチンの日照りである。室温は31度を超え、黄昏どきまでにはもう少し上がりそうだ。

 どれひとつ今日の飲み料でも、と、外へ出ると陽が中天にカッと熱く、眼の奥が光にじんと痛む。道すがら、家々の玄関先に紫陽花(あじさい)が咲いている。いつもならぼんやりと雨に煙る風情のはずが、烈日で色も鮮やか、クッキリと空の青だったり百日紅のような赤だったり。紫陽花ってこんなコントラストのある花だったかしらん、と面白く思う。

 結局、今日もウィスキーにしようかね、馬鹿のひとつ覚え、バランタイン924円でいいや、と。かちわりをロックグラスの直径一杯の大きい目に欠くのがよい。たっぷり注いで、あんまり薄まらないうちの、よーく冷えたところがいいよな。

新聞・テレビで全然言われないのだが

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 ごく控えめに、こんなことが発表されていた。

 世の中で一番信用できる大組織は、なんと、自衛隊だとこの調査結果は言う。そして同時に、「マスコミや新聞なんて、官僚とか政治家程度の信用しか置くことはできん」というではないか。政治家・官僚・マスコミは順にワースト1・2・3というひどいこき下ろされようだ。こうなってくると、さすがの新聞・マスコミ嫌いの私も、「おいおい、元気出せよ。な?自衛隊みたいな頭の悪い連中なんかに負けたって、別に悔しくもないだろ?」と、逆に慰めてやりたくなる。

 それにしてもこの調査結果にはびっくりした。なぜって、普段新聞やテレビを見る限り、まるで国民のすべてが、

「自衛隊なんてものは、毎日毎日強姦・痴漢・盗撮などの破廉恥犯罪に明け暮れ、殺人、いじめ、自殺、パワハラ、セクハラ、窃盗、そんなことを繰り返す以外に能のない屑とDQNのオンパレードじゃないか!?こんな洗脳されたキチガイ犯罪集団に信頼なんかおけるか、自衛隊バカヤロー!!戦争反対!!世界で一番偉いのは韓国人朝鮮人と中国人とアメリカ人だ!!日本最低、大嫌い!!日本死ね!!あと在日米軍全員出ていけボケ憲法9条は死んでも厳守アベ政治絶対許さない辺野古反対!!!!」

……と言っているように感じられるからである。もはや日本が好きなのは日本中で俺一人だ、と感じて絶望してしまうのはこういう時だ。

 ところが、この調査結果を見る限り、お寒い限りなのはそういうふうに筆も折れよと書き殴り、口角泡を飛ばして言いたてている新聞やマスコミだというではないか。

 調査のサンプル数は4000、有効回収数は「n=1200」、層化三段無作為抽出だ、と書いてある。信頼区間が国民全般に対して何パーセント、などと言った統計学上のアヤの話はここでしても詮無きことだからしないが、要するに変な調査結果ではないようだ、ということだ。

 それとも、ひょっとしてこの「中央調査社」なる調査会社、政府寄りの調査ばかりするような御用調査機関で、いかにも役所がお墨付きを与えそうな偏向調査でもしているのかな、と思ったらさにあらず。この会社は、社員が電通、博報堂、日本放送協会、四国電力、北陸電力、博報堂DYメディアパートナーズ、時事通信社、時事通信出版局、時事通信フォトなどからなる一般社団法人で、どっちかというと社会主義者の巣窟みたいなところである。

 そういうところがこういう数字を出さざるを得ない、ということは、数字が語る冷厳な事実を、もはや隠蔽できなくなったのだと見てよかろう。

 そういえば、と思い出すことがある。

 以前、あんまりにも「自衛隊は不祥事ばかり起こす最悪の組織だ」的な報道ばかりなので辟易し、ほんとうにそうかしらん、と調べてみたことがあるのだ。

 犯罪に関する資料は、警察庁のホームページでいつでも公開されていて、誰でも見られる。たとえば、これは「平成26年の犯罪」という総まとめ資料だ。

 この中には当然、職業別の犯罪発生率なども詳細にまとめられている。こういうものと、最近の公開主義にのっとって公開されている防衛省発表の自衛隊の犯罪発生率などをググッて使えば、すぐにまとめられる。

 そのようにしてこの場でまとめてもよいのだが、既にまとめておられる方が他にいる。それを参考にさせていただこう。

 この方のまとめによれば、自衛官の犯罪発生率は一般の人の\cfrac{1}{23}にしかならない。

(たしか、以前私が警察庁の資料などから直接計算してみた時は、\cfrac{1}{4}ほどだったように記憶する。就労人口や年齢の層別、交通事犯を入れる・入れないなどの違いが出たものと思われる)

 自衛官の綱紀粛正のため、一般の人の\cfrac{1}{23}にしかならない犯罪等を更に減らせとなれば、もはや尋常な手段では減らせないだろう。圧制、拘禁・監禁、脅迫等の非常の手段を用いないと、どうやったってこれ以下にはなるまい。それこそ、「パワハラ」になってしまう。つまり、防衛省に言わせれば、「正直、もう逆さにしても鼻血も出ない」というところであろう。

 さて、このような状況を、なんと見るか。

 もともと非常に少ない率であるものを、さも大無法地帯ででもあるかのように宣伝している何らかの意思を持った存在がある。その存在は、自衛隊が信頼を得て、国民とともに歩むようになると困る存在だ、ということなのだ。そして、新聞やテレビこそが正しく信頼のおける存在である、ということを言い立てると自分の有利になる、そんな存在であり、意志である、ということだ。

 これを突き詰めて考えていけば、物言わぬ善良な人々、サイレント・マジョリティの、本当の敵が誰か、よくわかると思う。

 こういう大多数の善人を操ろうとする、見えない敵こそ、真の日本の敵だ。これを間接侵略と言う。自分が自分の主人であり、自由な市民であるということの唯一の証明は、真の敵を見出して打ち勝ち、その敵を(たお)して自由を得るということである。

 新聞やマスコミそのものは敵ではない。その中に、ひっそりと、かつ公然に敵が溶け込んでいる。この敵を剔除(てきじょ)すべし。灼熱した鉄鏝で焼き切り、病根を断つべきである。病人の全身に悪(えき)瀰漫(びまん)し、一点の病根を剔抉(てっけつ)し得ざるときは、(けだ)し、彼の死を待ってその(むくろ)を焼却するに()かず、である。

極端に短い

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 そういえば、と、古い本の事ばかり思い出す。

 この本、インターネットの歴史を実に手短にまとめてある。話はヒロシマ・ナガサキから始まり、一気呵成にインターネットを語り、Webブラウザ「Netscape」登場のところで終わっている。

 この本は、実は20年も前に出た本だ。

 あれからですら、既にもう20年が過ぎてしまったのだ。なのに、Netscapeのことなども、ほんの少し前のことのようにも思われる。

 もしこの本に続きを追記するということになったら、一体どんなふうになるんだろう。Windows 95や、携帯、モバイル、スマホ、そんなことを書き繋ぐんだろうか。

ワインバーグ・ワインバーグ

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 ワインバーグ博士という物理学者の本が話題になっている。アリストテレスやデカルトをバッサリ切り捨てている、というのだ。「科学の発見」と言う本である。


 「ワインバーグ」と聞いて、このスティーブン・ワインバーグ博士ではなくて、つい、名著「ライト、ついてますか」の著者のほうの、ジェラルド・マーヴィン・ワインバーグ博士のほうを連想してしまい、「あれっ、あの人、物理学者だったっけ……?ああ、そういえば、物理学の博士だったような気も……いや、いやいや、別人だわ(笑)」と、少し混乱してしまった。

この本の中では、「トム・タイアレスのおもちゃいじり」という話が一番好きだな。今でも折に触れ読み返す。

 話題の「科学の発見」のほうには、特に興味はない。

邪魔なゲーム客とHUD

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 携帯電話(スマホ)でゲームをやっている人が邪魔である。通勤ラッシュ時など、電車を待つ間ホームでゲームをやっている人は、熱中するあまり、大抵動き出すのが数秒遅れ、電車のドアが開いても動き出さないものだ。こういう人が列の前のほうにいたりすると本当に邪魔で、周囲の人の迷惑である。

 ゲームのポーズ機能をサッと使い、少しの間中断して電車に乗り込み、落ち着いて再開すればいいようなものだが、大抵の人はここ一番、今一点取ればハイスコア!みたいな勝負がエンドレスで続いているのだろう、「ああ、電車!?わかってるよンナこたァけどもう0.1秒でこのステージクリアちょっとぐらい後ろで待っとけやそこのオッサンらええええええいゲームオーバー!ど畜生!!ぐああああ!腹立つな!」くらいのものである。

 これが、本や新聞を読んでいる人だと、ゲームに比べて中断に躊躇がなく、さっさと歩き出すことがほとんどだから、そんなに邪魔ではない。

 電車でのゲームを禁止しろ!!まったく最近の若い奴ァ!!……などと激昂しようというのではない。ドアの前で少しゲームを仕舞うくらいのことができねえのかよ小学生じゃあるまいし、邪魔な野郎(あるいは阿女(アマ))だな、……とぐらいは思うが、この件に関する私の主たる思いは別のところにある。

 若い人たちがどうしてもゲームで遊びたくなり、夢中になってしまうのは、反面これも人情というものだ。ゲーム会社も商売だから、それくらい人々が熱中するようなものを作ってナンボなのである。くだらん子供の遊びとはいえ、ゲーム業界はソフトウェア産業の重要な一分野でもあり、技術者ファームの様相をすら帯びているのであって、この業界の育成を掣肘(せいちゅう)することはIT全般、ひいては日本の経済全般にとって良くない。

 そこで、である。

 軍事上、戦闘機などで一般化しているHUD(ヘッドアップ・ディスプレイ)思想が携帯などに持ち込まれないものか、と切に思うのである。

 バカでかいヘッドアップディスプレイつきヘルメットなぞをかぶるのはいくらなんでもファッショナブルではなく、通勤客には流行しないだろうから、何か、Google glassに類するような、安価で高解像度のヘッドアップ・ディスプレイがあれば、うつむいてゲームに熱中しているがために周囲の人に迷惑をかけるような者も減るのではなかろうか。まっすぐ正面を向いて、外界をきちんと視野に入れつつ、何面でも気にせずクリアしていくらでもボーナスポイントを貰い、かつ、さっさと電車に乗ればよろしい。

 また、これにあわせて、ヘッドアップで利用できるような、何らかの巧妙な文字入力デバイスを考案すれば、頭を上げてメールを書くこともできるようになる。うつむき姿勢と凝視による眼精疲労を抑え、女性の悩みの頭痛や肩こりを緩和し、血行の改善により美容に効能を発揮するとともに、総合的なストレスの低減をもたらすことで精神疾患が減り、国民全般の健康増進に寄与するだろう。

 これはまた、ゲームやメール、SNSへの熱中に起因する駅のホームからの転落を防止できるから、安全上きわめて有利であって、人命保護の観点からも効果大なるものがあるはずだ。また、ぶつかったの肩が触れたのといった利用客の間の無用のトラブルを防止することにもつながるだろう。

 国民全般に携帯電話(スマホ)HUD(ヘッドアップ・ディスプレイ)を普及させることが携帯キャリア各社並びにIT業界の急務である。

「集荷のお知らせ」草、ハハ、ナメんな!

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 「[日本郵便] 集荷依頼申込み完了のお知らせ」とかいうZIPファイル付きメールは、どうも、フィッシング臭い。中身も見ずに削除。ポイ。