番及び酒並びに福

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 早風呂に入って一杯やりつつ本など読んでいたら、妻が「お父さん、(次女を)ちょっと迎えに行ってくるから、お鍋の番をしていて」と言う。

 不肖、私こと佐藤俊夫宅では、妻の命令は絶対厳守ということに決められている。

 お、(オウ)……とばかり台所にヨタヨタと出ていくと、竹輪(ちくわ)薩摩揚(さつまあげ)、大根が片手鍋でグツグツと煮えている。

 これは、こういうもので呑めという妻の優しさではないかいッ!(違)

 妻が玄関から出ていくのと同時に、ガスレンジのかぶりつきのところへ、酒を持って行って、立ち呑み、直箸(じかばし)で摘み始める私である。

 熱い。ホフハフホフ、……である。

 煮えばなの大根のうまさと言ったらない。

 至福だ。もう、人生などどうでもよくなってきた。

覚えておこう

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 へぇ~……。

 私の今の身過ぎ口過ぎにはあまり関係のないことではあるが、耳よりな情報だと思う。

 が、PDFの真正性(Authenticity)確保の要領については、若干争いの生じる余地がありそうだな。

一杯

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 晩秋の青空がひろがり、やっと秋らしいと言える晴天の一日、明治節らしい、文化の日らしい、美しい日であった。

 早々と風呂に入る。

 私も文化、とばかり、年表など繰りつつ歴史本を読む。太平記の釈本。

 柿の種で一杯。

謎メモ

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 Google Keepでメモを取ることがある。通勤中などが多い。何かの思い付きであったり、あとでもう少し詳しく書き残しておこうと思うことだったり、俳句の着想だったり、いろいろだ。

 そうしたメモを見返していて、ふと目にとまったものに、

「メンヘラーの女の子と営繕委員とカーテンの修理と理不尽先生と校長の聴聞とカーテンをもとに戻す話」

……と書かれたものがあった。先週頃、確かに自分でこれを書いた記憶はあるのだが、一体何のメモだったのか、何を書こうとしていたのか、さっぱり思い出せない。

読書

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 先々週の土曜日に他の2冊と一緒に図書館から借り出した「絵でみる江戸の食ごよみ」を今週月曜日に読み終わった。

 江戸時代の食べ物に的を絞った雑学本である。

 幕末頃の雑学本「守貞漫稿(もりさだまんこう)」等に多くの材を得、古川柳を交えつつ万人向けに書かれており、読んでいると取り上げられている食べ物が食べたくなって腹が鳴り、面白かった。

 図書館へ3冊を返しに行き、入れ替えに別の本を借りてくる。

 「太平記」の釈本があったので、それを借りる。実は岩波の原文6巻本をじっくりと腰を据えて読みたいのだが、買うには結構高くつく。それで国会図書館で読んだのだが、国会図書館は借り出しができないので、どうしても読みたいところをポイントを絞って読むしかなく、斜め読みになってしまう。私も自分が読みたい楠木正成伝のところだけを読むにとどまってしまい、食い足りなかった。

 借り出しのできる越谷市立図書館の本館には、この岩波の6巻本があることはあるのだが、自宅最寄りの南部分室にはない。本館から取り寄せもできるとのことだったので、一度申請したのだが、「取り寄せが来たら連絡する」と言われたまま、それっきり連絡がない。

 しかし、この釈本もそう悪くなく、最初のページを(めく)ってみるとちょっと吸い付けられる感じがしたので借り出した。

 国内本の棚を(そぞ)ろ歩いていると、光人社NF文庫の「陸軍戦闘機隊の攻防―青春を懸けて戦った精鋭たちの空戦記」があったので、それも借りることにした。海軍の戦闘機操縦者の手記は坂井三郎中尉の「大空のサムライ」などをはじめ、意外に流布しているものが多いので私も読んでいるのだが、陸軍のものは案外に読んでおらず、しかも加藤中佐などの有名人は早々と戦死しているから、第三者による客観くらいしかない。

 とはいうものの、先頃亡くなった田形竹尾准尉の手記や、樫出勇大尉の対B29空戦録、小山進伍長の飛燕空戦録などは読んでおり、その敢闘ぶりに感動を覚えても来ている。

 そうしてみると、この本も読んでおかねばなるまい。

 戦争からの連想で、以前に見た「スターリングラード」という映画を思い出した。スターリングラードの攻防戦を描いてはいるが、主人公はソ連邦英雄、稀代の狙撃手、ワシーリー・ザイツェフだ。

 たしか原作は「鼠たちの戦争」という題だったはず、と思い出した。なぜ覚えていたかと言うと、映画を見た後原作を読みたくなり、Amazonで検索したのだが、既に絶版となっていて、古本しかなく、読むのをあきらめたからだ。当時、なぜか「図書館で探す」という選択肢や、「古本を買う」という選択肢を思いつかなかった。読みたい本は買って読んでいたからである。今はそんな(こだわ)りなどなくなってしまった。

 そこで、図書館カウンターの検索端末で探してみると、南部分室に在架である。すぐに借り出した。

 結局、借り出した本は、古いにせよ洋の東西にせよ、全部戦争がらみである。

文化の日

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天皇陛下万歳

 祝日「文化の日」である。

 いうまでもなく、明治天皇の生誕記念日、「明治節」が変化した祝日だ。

 祖父母が生まれた明治を思う。曾祖父母は当然のことながら江戸時代に生きていた。

 昭和の戦争の時代も激動の時代であったには違いないが、明治もまた、革命的な男の時代だっただろうと思う。