今日は昨日までの雨模様もどこへやら、早朝は
そんな一日、標記の会合に参加した。会場の文京区民センターは水道橋・東京ドームの
実は長いことITストラテジスト協会関東支部の月例会には出ておらず、久しぶりの参加である。ほぼ3年半ぶりであろうか。
会は支部の活動に関する連絡や有志によるライトニングトーク等のあと、恒例のテーマ別ディスカッションとなる。
本日のテーマ別ディスカッションは、「プレゼンに役立つ エンジニアのための理論でわかるデザイン入門」と題し、アートディレクターとして高名な伊藤博臣先生をお招きしての特別講義であった。
伊藤先生は「Think IT」のサイトで連載をされ、その連載内容を中心にまとめられた「エンジニアのための理論でわかるデザイン入門」という著書を出しておられる。
- 伊藤博臣氏(Think IT)
- ITエンジニアとデザイン(Think ITの連載初回、平成28年(2016)05月20日(金)00時00分)
今日の講演はこの著書の内容に沿って進められた。実践的なデザインの基礎を学ぶ内容だ。
デザインは芸術的な感性や才能の所産である、などと我々凡百の者は思いがちであるが、伊藤先生によればこれは誤りであり、デザインは目的や設計と言った明確な「コンセプト」の所産であるという。多少は才能や感性によるところもなくはないものの、ほとんど関係ないのだそうである。これには非常に考えを改めさせられるものがあった。
よくあることだが、見づらい文書やスライドショーを見て、「センスがないなあ」などという感想を持つことがある。しかし、これはセンスや才能が足りないのではなく、伊藤先生によれば「分析が足りない」ということなのである。
講義を聞くと、なるほど、その通りだな、と納得できた。
その見方のもと、分析的なコンセプトの作り方、フォントの選び方、画面の構成の仕方、さまざまな要素の配置の仕方、色彩の選び方などを御教授下さった。非常に勉強になった。
今日は支部の月例会としては過去最大人数の70人以上が集まったそうで、盛会であった。
その後、近傍で行われた懇親会に参加した。懇親会も40名を超える大人数であった。私はだいぶご無沙汰していたので、あらためて多くの方々に挨拶させていただいた。
春燈おぼろに煙る中、良い気持ちで帰宅した。盛会にしてくださったJISTA関東支部スタッフの皆さんに感謝申し上げたい。