おろしや国酔夢譚

投稿日:

 「菜の花の沖」から高田屋嘉兵衛の伝記に興味を覚え、そこから吉村昭の「大黒屋光太夫」、桂川甫周の「北槎聞略」、井上靖の「おろしや国酔夢譚」と渉猟してきた。

 「おろしや国酔夢譚」については、緒形拳、西田敏行、川谷拓三の出演で映画化もされている。

 Amazonで検索してみると、ちゃんとビデオが配信されている。日によって違うようではあるものの、通常画質なら216円で視聴できる。

 日曜日の午後の楽しみとて、さっそく鑑賞した。

 すばらしい映画で、思わず涙が出た。

 しかし、この映画の封切は平成4年(1992)だ。ソ連が崩壊したのは平成3年(1991)だ。この時期に、なぜこの映画だったのか、と反芻反問しないわけにはいかない。

 余談、パッケージ写真のエカテリーナ女帝役は塩沢とき風のなんだか変な写真なのだが、映画の中身はそうではなく、エカテリーナ女帝役で出演しているのはマリナ・ブラディというフランス人女優で、パッケージ写真のようなチープな感じではなかったことを付け加えておきたい。

銃異聞

投稿日:

 アメリカでの乱射事件を受けてこういう記事もある。

 しかし日本で朝日がこんな記事書いてもしょうがないことで、次のようなことと併せて見てみないといけない。但しこれは前回のラスベガス事件の時の記事ではあるが……。

 実際のところアメリカ人はビクともしていない。乱射事件も戦争も、田舎のアメリカ人にとっては他人事である。

さえずり季題当番

投稿日:

 次回の「さえずり季題」の出題当番が回ってきた。

 ちょうど角川の俳句大歳時記、「春」巻を図書館から借りてある。この中から何かいいものを選ぼう。

時事雑感

投稿日:
FBもヤッちまったか

 この話、全然知らなかったが……。

元記者でも言うぐらいだから、そりゃやっぱり

 よほど辟易してたんだろうねえ。

あー、愛犬家の無秩序な行動に迷惑することは、あるよな

 私も時々、「迷惑だなあ」と思うことがあるもんな。大怪我させたんだから、そりゃあ、賠償くらいせにゃならんだろ。……そういう種類の保険なんか、世の中にあるのかな。

落書きで騒いでりゃア世話がないよ

 このサイト、与太(ヨタ)が多いんだけど、まあ、真偽のほどはわからんが、いくら北朝鮮だって言ったって、日常このくらいのことはあるだろうよ、そりゃ。

 戦前、日本の特高も落書きの調査収集に余念がなかったそうだが、中には巡査が仕事の実績を上げるため、自分で落書き書いてそれを報告するようなこともあったんだそうで。

 そこから類推すれば、北朝鮮の落書きなんて、下っ端の警官がデッチ上げてンじゃねえの?

亀鑑(きかん)
上ニュースから引用

 その際、憲兵隊の中佐(45)が、人質の女性の身代わりとなって容疑者と一緒にスーパー内にとどまったが、数時間後、当局がスーパーを急襲した際、容疑者に撃たれ重体となった。

 他のニュースではこの部分はあまり取り上げられていないけれども、これぞ勇気ある軍人の(かがみ)とも言うべく、その無私奉公と敢闘精神を称揚したい。

 45歳で中佐というと、フランス陸軍にあってはそれほどのエリートでもなく、実直な軍人像が想像される。本復し、一命をとりとめるよう祈る。

翌日追記

 この中佐はその後亡くなったようである。祈冥福。