祝日・勤労感謝の日である。国旗を掲揚し拝礼する。
今日は遠く飛鳥時代、皇極天皇の御世にその起源を
日本書紀巻第二十四「皇極天皇」紀には、
十一月壬子朔癸丑、大雨雷。丙辰夜半、雷一鳴於西北角。己未、雷五鳴於西北角。庚申、天暖如春氣。辛酉、雨下。壬戌、天暖如春氣。甲子、雷一鳴於北方、而風發。丁卯、天皇御新嘗。是曰、皇子・大臣、各自新嘗。
(十一月 の壬子 の朔 癸丑 に、大雨 ふり雷 なる。丙辰 の夜半 に、雷一 西北 の角 に鳴 る。己未 に、雷五 西北の角に鳴る。庚申 に、天 の暖 なること春の氣 の如し。辛酉 に、雨下 る。壬戌 に、天の暖なること春の氣の如し。甲子 に、雷一 北の方 に鳴りて、風發 る。丁卯 に、天皇 新嘗 御 す。是の曰に、皇子 ・大臣 、各 自 ら新嘗 す。)
と、その年の天変などとともにこの新嘗の記述があり、日本書紀の中ではっきりと新嘗の記述が現れるのはこの箇所が最初であることから、これが新嘗祭の起源となっている。
この新嘗祭は、重要な宮中祭祀であるため、明治時代から祝日として定められていた。
戦後、「勤労感謝の日」と改められたが、宮中においては今も変わらず、天皇陛下おん
本来、「新嘗祭」は新収穫を