蒙塵
昨日から読んでいる内田百閒の「阿房列車」に出てきた言葉で、知らない言葉だった。
Weblio辞書によれば、
「(宮城の外に出て塵(ちり)をかぶる意)変事に際し,天子が難を避けて宮城の外に逃れること。」
……だそうである。
結滞
この言葉も同じく阿房列車から。
コトバンクには、
結代とも書く。脈拍が不規則となったり,1拍動が欠けたりすること。期外収縮や心房細動による。
……とある。
索然
同じく「阿房列車」から。
心ひかれるものがなくて興ざめするさま。空虚なさま。
……とある。
春永
同じく「阿房列車」。
いつかひまな時。多く「はるながに」の形で副詞的に用いる。
……とある。たまたまだが、この「コトバンク」の用例も「阿房列車」からの引用で、借りたお金をそのうち返すから、というような意味で「(お金の返済は)いずれ春永にということになって」という、私には意味の分からなかったところがそのまま使われていた。
スティグマ
メディアの記事の「子どもなし世帯」という言葉の書きっぷりに怒っている人のブログ記事で見つけた。聞いたことはある言葉だったが、意味は忘れてしまっていた。めったに聞かないもんな、こんな言葉。
「烙印」というような意味と、「聖痕」というような意味の二つがあるようだ。