年金の受給を拒絶できればそれにこしたことはないのだが

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PHM24_0112 先日の誕生日で、定年まで5年を切った。私の職場は学年定年ではなく、満年齢定年なので、誕生日の翌日に定年になるのだ。

 私は中卒で給料取りになった。社会保障完備の職場なので、15歳からこのかた、一文一銭たりと欠かすことなく年金を払い込んできた。私の「ねんきん特別なんちゃら」には、ただ一行、昭和57年4月から現在まで、とだけ書かれている。単純明快なものだ。

 だが、年金の運営というものはやはり厳しいようで、どうも、私のような年代の者が大手を振って受給することは難しいようだ。多分受給開始は70歳とか、悪くすると75歳からということになるのだろう。更に悪くすると、「あなたの年齢の方には年金はありません。あしからずご了承ください」と素っ気もなく言い放たれる日も遠からず来るように思う。

 そうなってしまいつつあるものは、弱者が何か言おうが叫ぼうが、もう、どうしようもない。多分、年金はシステム的にダメだろう。こんな浅はかなものに期待する方が馬鹿というものだ。

 人並みに苦労もしてきたが、若者に「爺ィとっとと死ね迷惑だ」などと罵られながら投げ銭を拾い集めるが如くに年金など貰いたくない。

 「貴様らと違って俺は払うべきものは全部払っているが、逆に貴様らみたいな甘えた若造連中などから(びた)一銭も貰うものか」なぞと、格好のいいことでも声高に叫んで、潔く死ぬか何かしたいのだが、家族もいることで、なかなかそうもいかない。

 なんとか金を儲け、腐った年金など貰わなくて済むようにしたいが、世の中うまくできていないものだ。腐ったものでもカネはカネ、情けなく縋るようにして年金でもアテにしておくより他にない。

 これを単純に「老後の不安」と言う。ええいちきしょう(笑)。

投稿者: 佐藤俊夫

 50代後半の爺。技術者。元陸上自衛官。2等陸佐で定年退官。ITストラテジストテクニカルエンジニア(システム管理)基本情報技術者

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