2階リビングは夏どう?

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 私の家は、これをご覧頂ければわかるとおり2階がリビングである。台所・フロも2階。
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佐藤の自宅建築誌・工事請負契約
 で、今の季節皆さんが想像されることは、「2階リビングは暑いんじゃないですか?」ということ。
 で、ね。どう思います?暑いと思います?
 全くの正直に、かつありていに言って、ウチは「そんなに暑くありません」、これがウソ偽りのないところである。いや、よその家と比べて、まったく全然ちっとも少しも暑くないかと言えば、そりゃ、ちょっとは暑いんだけど。でも、想像するほどは暑くないんですよ。
 暑くなる要因はもちろんある。常識で言って熱は上にこもる。これはあたりまえ。屋根が直接陽にあたり、熱せられる。しかも大きな勾配天井で、吹抜け式に天井が高く、いかにも最高部に熱がこもっていそう。
 だが、暑くならない要因もこれに対するように沢山あるのだ。まず2階であるため、周囲の家並みなどで風が遮られることがなく、きわめて風通しが良い。たとえ窓を開けなくても、風通しの良さのため、家屋周囲に熱がこもりにくいのであろう、2階の温度はそんなに上がらず、非常に快適である。それから、これが大事な点であるが、屋根といわず壁といわず、イヤというほど断熱材をブチ込み、窓をアルゴンガス封入の強化ペアガラスで作った高断熱仕様の家であること。・・・などなど。これらが暑くならない要因である。
 なにより、2階は風通しがよいため、リビングはいつも気分よくサラリと乾いており、明るい。2階だからこそ高い勾配天井の大空間が実現できたのだ。広々として気分が良い。
 いうまでもなく、日本は住宅事情が悪くて建て込んでいる。我が家もその例に漏れず、南側が空き地であるとは言うものの、1階の日当たりがすごく良いというわけでは決してない。しかし、リビングを2階に持ってきたために2階は常に明るく、のびのびできるんである。それともうひとつ。水周りが2階にある、すなわち洗濯機も2階。家内は2階のベランダに洗濯物を干すのに苦労がない(そのかわり、2階に布団を干そうと思うと布団は1階から運び上げなければならない。でも、わが家の場合は庭の日向に布団掛けがあり、そこに布団を干している。)。
 また、風呂が2階。我が家は娘が二人いて、年頃になれば心配でもあるが、出歯亀が風呂を覗くなんてことは構造上不可能で、なおかつこちらは、風呂の窓から外と星空が見える。「水が漏ったらどうするんです?それに2階に水周りを持って来ると割高になるらしいじゃないですか」と言う向きもあるかもしれない。しかし現代のユニットバスは水が漏る心配がまずないように作られており、昔のように手の込んだ綿密な防水施工を行なわなければならないということがなくなったため、値段は一緒。
 こうした気持ちの良い要素も総合的に考えれば、2階リビングはオススメですよ、ウン。

投稿者: 佐藤俊夫

 50代後半の爺。技術者。元陸上自衛官。2等陸佐で定年退官。ITストラテジストテクニカルエンジニア(システム管理)基本情報技術者

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