先ごろから練習中のバイエル106番である。
なかなか弾けるようにはならない。
ごく近いところに住んでいる遠い親戚がある。Kさんという女性だが、ごく親しくしており、この人は音楽大学を出たピアノ教師である。
常日ごろは、知り合いだからといってプロの先生にタダでモノを聞きまくるというのもいかがなものかと思っているので、その人にあまりピアノのことを聞いたりはしない。
そのKさんが我が家に寄る機会があった。丁度、この前「2ちゃんねる」で第20小節の「ファミファレシ」の弾き方を聞いて、概ね解ったものの、どうもうまくはできず、なにやらシックリとは腑に落ちないような具合だ。そこでKさんにその部分を教えてもらった。
この部分の弾き方を、小節の最後から考える。最後の八分休符を意識して、最後の人差し指は離してしまう。離す前の人差し指は、そのためごく弱くなる。弱くなるため、それに先立って親指と人差し指がシで入れ替わるときに、人差し指が轟音にならずに済む。
いやーぁ、やっぱり、プロに教えてもらうって言うのは、いいモンですな。ごくワンポイントのレッスンだったが、よくわかった。