日展と銀杏

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 妻と六本木の国立新美術館へ出かけた。今日は日展の最終日だからである。

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 どうして日展を見に行くかと言うと、私の義姉が書道家で、ここ数年、日展の常連だからである。いつも招待してくれるので、ありがたく鑑賞に行くのだ。

 しかし、義姉の得意とするところは「かな」で、これがまた、素人には鑑賞することが大変難しい。同じ日本語なのに、1000年もたつと文字すら読めなくなるのである。

 義姉はいつも万葉集を作品に取り上げている。今回の作品の一部はこれだ。

日展作品

 これがスラスラ読めるという人もあまりいないと思う。私も半分くらいしか駄目だ。しかし、

夕月夜(ゆふつくよ)心も(しの)に白露の置くこの庭に蟋蟀(こをろぎ)鳴くも(湯原王)

夕されば小倉(をくら)の山に鳴く鹿のこよゐは鳴かず(ゐね)にけらしも(崗本天皇)

秋萩は咲くべくあらし我がやどの浅茅(あさぢ)が花の散りゆく見れば(穂積皇子)

……とまで、なんとかかんとか、わかった。それがどの部分か、お分かりになるだろうか。

 歌をよく反芻しながら作品を見ると、墨の濃淡や行の間隔の置き方に意味を持たせているところがよくわかる。

 六本木の美術館をたっぷり半日見物して、神宮外苑に脚を運ぶ。今日は「いちょう祭り」というのが行われていて、その最終日だったからだ。

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 外苑の銀杏は見事なものなのだが、今年は色づくのが遅く、今日までかかったのだという。

 神宮発行の資料によれば、この並木銀杏は明治時代から大切に育成され、既に樹齢は100年を超える。樹高は最大28メートル、胴回り2.9mに及ぶという。堂々たる巨木群である。すべて純粋な実生(みしょう)の木で、新宿御苑の銀杏から種をとり、丹精をこめて育ててきたものなのだそうな。

 大変な人出で、にぎやかであった。銀杏を見上げて写真をとり、陶器(やきもの)市などをチョイとひやかして、あまり人波には揉まれず、怱々(そうそう)に退散した。

 次女がテストで100点を取ったので、帰宅後、褒美に焼き肉へ連れて行ってやる。我ながら親ばかだ。

遅れ馳せながらラズパイマガジンを買ってみたら面白い。

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 それにしても、ビッグデータ様々である。今朝Amazonでポチッたラズパイマガジン」が、もう届いているのだから。

 これは、(かね)てAmazonの広告を見たりなどする行動があると、「コイツはこの本を買いそうだ」というかなり確度の高い予測を自動的に行ったうえで、その消費者の住所近傍の配送センターまであらかじめ品物を推進しておいて、注文されるや間髪を入れず配送、というカラクリだそうである。IMG_3634

 さておき、ぬぅ、さ、さすがはラズパイマガジンっ!!アマチュアが望遠鏡の赤道儀補正装置をラズパイで作った、などと、ページを開けばもう、ゾクゾクするくらい、来るではないの、数々の製作事例が!

 けっこう、2SC1815などの安いトランジスタで作動を助けたりする基本が解説されていたりして、俺が言いたかったことはコレだ、これぞ我が意を得たりというところもある。


木枯(こがらし)

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木枯(こがらし)()れて厳たり鳥居()る   佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha (季語は「木枯」)

木枯(こがらし)

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携帯電話のBluetoothが壊れる。

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 愛用の携帯電話、SONYのSO-04E「Experia A」のBluetoothが接続できなくなってしまった。

 修理に持っていくと、運よく3年間の保証が利いており、無料で修理できる運びとなったが、データのバックアップや手続きに、窓口で2時間ほども要する始末であった。しかし、特に急いでいるわけでもなかったので、窓口のお兄さんと雑談して、昨今のドコモの新製品事情など、いろいろと聞いた。

 知らなかったのだが、「Nexus 5X」はドコモからも出しているという。Nexusは、以前は直販とイー・モバイルからしか出ていなかったが、ドコモも競争のためであろう、この5Xからラインナップに加えたものだそうな。

 代機を出してもらう。最近はおサイフケータイなども、機種変更手続きをすればクラウド経由でサクッと移行完了である。

 修理には10日ほどかかるという。

本日のピアノの稽古

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 晴れてるけど「雨だれ」弾く。

 それから、ノクターン弾いて、エリーゼ弾いて、ジムノペディ弾く。ジムノペディ、終わりのほう弾けなくなっている。久しぶりに楽譜を見る。

枯木立(かれこだち)

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言ひ捨てて帰る家路や枯木立(かれこだち)   佐藤俊夫

#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha (季語は「枯木立」)

バカにしている。

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PHM11_0132 「働く」ということをバカにしているような感じがして、なんっか、腹立つな、この研究

 こんなことを書くから、若者がどいつもこいつも、一見無意味に見えるような労働でもあえてやってみよう、そこから何か意味を見出そうという求道的意欲をなくし、適当な思い付きを(まく)し立てさえすればそれがクリエイティビティだとでもいうような、無軌道な生き方ばかりしようとするようになるのではないか。

 だいたい、こんな研究をもてはやす者に限って、将来機械が代替できるであろう暗記的な勉強や語学などに血眼になっているではないか。