日本ITストラテジスト協会オープンフォーラム2015

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JISTA_l 私は「ITストラテジスト」という聞き慣れない資格を持っている。経済産業省所管の国家資格で、「情報処理技術者試験」の一つだ。全部で12種類ある情報処理技術者試験のうちでも最難関の一つと言われる資格である。

 ITと経営を融合させることがITストラテジストの使命だ、とでも言えば、資格の性質を端的に言い表し得ていると思う。また、経営とITの両方をよく知る者としての位置づけの他に、専門家として高いIT技能を持っていることも期待されており、その意味から開発の難しい「組込みシステム」に関する技術も有資格者には期待されている。

 この資格の保有者を中心としたコミュニティが「日本ITストラテジスト協会」で、私も仲間に入れていただいている。今日(こんにち)、会員は600名以上おり、全国各地域ごとの支部に分かれてそれぞれ活発に活動している。

 私が所属する関東支部でも、月例会が開催され、テーマ別ディスカッションやスピーチ、講演会や勉強会などを通じて会員相互に研鑽している。

 年に一度は秋葉原で「オープンフォーラム」を催している。斯界の著名人を招いての講演や、パネルディスカッションなどが行われ、充実している。

 今年(平成27年(2015))は例年のとおり秋葉原UDXで、11月7日(土)に行われる。私も端役ながら、タイムキーパーとして当日運営のお手伝いをする予定だ。

 ITストラテジスト協会への入会そのものは、資格をまだ持っていなくても、取得を目指しているのであれば準会員として入会可能なので、興味のある方はオープンフォーラムをご覧になって、入会を検討されては如何かと思う。

日本ITストラテジスト協会関東支部9月月例会

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 最近欠席ばかり続いた日本ITストラテジスト協会関東支部月例会、今月は出れそうなので申し込むなど。申し込みは最近スマート化していて、「Peatix」というチケットサービスを使って手軽化している。

日々思い通りにはいかぬもの

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 帰宅。

 今日は日本ITストラテジスト協会関東支部の月例会があったが、仕事と用事が重なり、行けなかった。今回の月例会のテーマ別ディスカッションもぜひ聞きたいと思っていた内容だったので、残念である。人生、なかなか、こうしたいああしたい、と、思ったようには運ばぬものだ。

 忙中有閑。仕事は朝に引けたから、帰りに秋葉原へ寄り、挨拶がわりにヨドバシのスタインウェイをちょっと弾く。

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 いつものショパン3曲弾くなど。

 千石電商と秋月電子で少し買い物をする。2000円ほども使えばたっぷり楽しめる。我ながらなんとささやかなこと。

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 今回買ったもののうちでも、出色の傑作は、このたった250円の小さなキットだろう。

IMG_3030

 これは、TTL5VでAC100Vを扱うためのリレーなのだが、昔のリレーとは違って、機械電磁式ではなく、電子式の無接点で、部品点数も極めて少ない。しかも100Vで25Aも流せる。これは、この方のブログ記事で見て知ったのである。

 それから、もうひとつはこれだろう。Arduinoのシールド基盤に小さなブレッドボードを載せることができるもの。

IMG_3031

 帰宅してみると、先週作った「メールサーバお知らせランプ」、赤い点滅で、100通以上の未読がある。

 電子メールを読み出すと、動画のように緑色の点灯に変わる。

 さて、一週間、誤動作なく動いていた「メールサーバお知らせランプ」だが、さっさと回路をバラしてしまい、次の作品を作ることにする。

 秋葉原で買ってきたものを取り出し、半田鏝を温めて、なにやらごそごそと活動する。

IMG_3038
なにやら組み立てる

IMG_3039

 このちっぽけな基盤がAC100VをTTLで扱うためのキモである。

 これを、Arduinoにつなぐ。先日買った超音波センサを、今日買ったブレッドボードシールドに取り付け、回路はこんな具合にする。

IMG_3043

 スケッチを書く。こんな感じだ。

//
//  superSonic2AC100.ino
//    27.06.21(日) 1500~
//    SatoToshio
//      Arduino + 超音波センサ + ソリッドステートリレーで、
//      人が近接したら扇風機などを回す。
//
const int TRIG = 8, ECHO = 9, SSR = 10;
float ranges[10];
int arrcount = 0;
const float THRESHOLDRNAGE = 100.0;

void setup() {
  Serial.begin(9600);
  pinMode(TRIG,OUTPUT);
  pinMode(ECHO,INPUT);
  pinMode(SSR, OUTPUT);
  digitalWrite(SSR, LOW);
}

void loop() {
  float range = 0.0;
  delay(1000);
  range = ranging();
  ranges[arrcount++] = range;
  if(arrcount >= 9){
    arrcount = 0;
  }
  //  THRESHOLDRANGE以下が何割かを調べる。雑音除去のため。
  int rangecount = 0, i = 0;
  for(i = 0; i <= 9; i++){
    if(ranges[i] < THRESHOLDRNAGE){
      rangecount ++;
    }
  }
Serial.println(range);
Serial.println(rangecount);
  if(rangecount >= 6){
    digitalWrite(SSR, HIGH);
  }else{
    digitalWrite(SSR, LOW);
  }
}

float ranging(){
  float time = 0.0, range = 0.0;

  digitalWrite(TRIG,LOW);
  delayMicroseconds(1.1);
  digitalWrite(TRIG,HIGH);
  delayMicroseconds(1.1);
  digitalWrite(TRIG,LOW);
  time = pulseIn(ECHO,HIGH);
  if (time > 0.0) {
    range = (time / 2.0) * 340.0 * 100.0 / 1000000.0;
    if(range > 500.0){
      range = 500.0;
    }
    return(range);
  }else{
    return(9999.0);
  }
}

 で、これで何をするかというと、「人が近づくと部屋のミニ扇風機が回る」というのをやりたかったわけだ。暑いから(笑)。

IMG_3041

 組み付けたプロトはこんな感じだ。100円ショップで買ったアクリルの仕切りグッズにスペーサーで取り付けてある。

IMG_3042

 自分の部屋に入ると、扇風機が回り出し、涼しい。



昨日の雨は

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 昨日の女梅雨ふうな降り方は、はや梅雨入りかな、とも思わせたが今日は爽やかな初夏の快晴である。

 メシがわりにアイスコーヒーを淹れて、チョコレート三かけ。

 今日は日本ITストラテジスト協会の関東支部月例会に出るつもりでいたが、日にちを間違えていて、月例会は先週行われてしまった。まことに迂闊なことだった。

昨日、日本ITストラテジスト協会関東支部の月例会をすっぽかしてしまった。

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 昨日、日本ITストラテジスト協会関東支部の月例会があり、テーマ別ディスカッションが私の仕事にもつながる内容だったので出たかったのだが、どういうわけだか日にちをすっかり来週の30日(土)と取り違えていて、出そびれてしまった。

 しかし、昨日は次女の運動会だったので、仮に日にちを取り違えていなくても、月例会には出られなかったと思う。

 来月もまたスケジュールが合わず、出られない。うーん、最近忙しいのう。

日本ITストラテジスト協会関東支部平成27年4月月例会

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 今日は日本ITストラテジスト協会関東支部の月例会に参加した。1、2、3月と忙しく参加できていなかったので、久しぶりだ。

 オープンフォーラムと全国大会の実施要領検討。オープンフォーラムの検討では、テーマが「人材育成」関連に決まりつつあること、また15周年にふさわしいビッグ感のある基調講演を企画すべし、と言ったことが提起された。思いがけず社会人大学院などのアカデミックな内容になりそうである。

 騒動で一躍有名になった大塚家具の大塚久美子氏に基調講演を頼んでみたら、などという案も飛び出し、面白い検討であった。

 関東支部恒例のTED。「県境の紛争」に関するお話、交際費に関するお話、お二方それぞれ、笑いをとりつつ、興味深い話をされた。

 テーマ別ディスカッションは「ビジネス・ITギャップを埋めていくために」というテーマで講師をお招きしてお話を伺った。ワークショップで脳漿を絞ったことであった。

 懇親会は水道橋の「塚田農場」、談論風発して深更、口角泡を飛ばした。

 今月もまことに勉強になった。

有線キーボード

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 明日は日本ITストラテジスト協会関東支部の月例会がある。このところ仕事や用事でなかなか行けなかったが、明日は大丈夫なので、参加することにしている。

 ところで、私の職場では私物のIT機器は禁止であるが、ITストラテジスト協会は外の集まりなので、いつもは私物のタブレットを持って行っている。メモをとったりするのに便利だ。セキュリティなど気にしなくて良い程度の内容なら、Google Docsやkeepを使えば、わざわざ送信する手間もいらない。

 いつもはそのタブレットにBluetoothのキーボードを組み合わせて使っている。まことに便利で言う事はないのだが、一点、難がある。

 Bluetoothは現在主流の2GHzのWiFiと干渉しやすいのである。このため、時々キーリピートがかかったような状態になり、十数秒ほど入力不能になる場合があるのだ。自宅で使う分には落ち着いて待っていれば復帰するので大して気にならないが、大事なメモなどとっているときには書き落とす原因になるので具合が悪い。

 そこで、USBの有線キーボードを買っておくことにした。鞄に入るような小型のものが良い。

 こんなものは千円台からいくらでも品揃えがあるだろ、と多寡をくくって近くの「PCデポ」へ行ったのだが、なかった。小型のUSBキーボードは1種類しか扱いがなく、しかも2,200円で、そしてその1種類は品切れなのであった。

 最近売れ行きが悪いのか、PCデポは妙に品揃えが少なくなったなあ。

 しかしこうなるとどうしても有線キーボードがほしくなるのである。たしか「あきばおー」で同じやつが千円以下であったはず、と秋葉原へ急行。

 勿論あった。しかも680円の叩き売り。買い。

 しかし、この叩き売りにはカラクリがある。なんと、ケーブル長が3メートルもある特製のヤツなのだ。これは売れ残ってたたき売りにもなるだろう、そりゃ。

 まあ、ケーブルなんざ、ナイロンタイで短くまとめておけばよかろう。

 今、さっそくそのキーボードをタブレットに繋いで入力してみているのだが、ぬぅ、こ、これは……。

 キーピッチが狭すぎて、使いづらい。かなり慣れないと軽快にタッチタイプというわけにはいかない。

ショパン・プレリュードOp.28-No.15「雨だれ」 その0.98

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 去年からず~っ、と、練習し続けている「雨だれ」である。ITストラテジストの勉強をし、試験に合格し、日本ITストラテジスト協会に入ってみるなど、少し別のことにチャレンジしてみたりもしていたので、これまでと同じスピードで捗ってはいない。

 しかし、毎日、練習は休まず続けている。

 大抵は平日朝5時に起き、朝食を食べ、最近は5時35分から6時10分ごろまでピアノを弾き、それから出勤している。

 今日は「雨だれ」を通して弾き、録音してみた。何箇所か間違っているし、どうもたどたどしいが、それでも前と同じように、小節ごとに採点した。小節ごとの満点は1点とし、0.1点刻みで減点する。曲全体は89小節なので、満点は89点である。採点して見て 89 ÷ 89 = 1、という数字が出れば、「その1」にする。

 今回は、

(全89小節 – 減点) ÷ 全89小節 = 0.98

…との数字を得たので、「その0.98」とした。

 例によって、MIDIで録ったものをスタインウェイ「モデル D」の音色でレンダリングし、mp3にしてある。それにはKenji NOIKE氏の「SMF to MP3」を利用させていただいた。

「システム監査技術者」試験の勉強が難しい

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 先日、なんとか合格することができた「ITストラテジスト」試験である。日本ITストラテジスト協会にも入れてもらうことができた。なんとかこれで、仕事の幅を少しづつでもひろげていきたいと思う。

 今の高度情報処理技術者の試験には、以前と違って、こうやってどれかに合格すると「免除制度」というのが適用される。中小企業診断士の科目も免除になるし、同じ情報処理技術者試験の、午前試験の前半は2年間免除だ。

 そこで、次は「システム監査技術者」に挑戦してみることにした。

 だが、簡単ではない。

 私は、情報処理技術者試験では、いわゆる「高度区分」とされる資格を二つ持っている。「テクニカルエンジニア(システム管理)」と「ITストラテジスト」の二つだ。

 システム管理は、長年の業務経験があったし、ITストラテジストも、長年企画などの業務に携わってきたから、試験合格にはそれがプラスに作用した面がある。

 しかし、「監査」という仕事は、したことがないのだ。

 今、「午後Ⅰ」(午後の前半)の記述式の勉強をしているが、その業務経験がないということが祟ってか、私にとっては大変難しく感じられる。

 平成19年の過去問で、こんなのがある。

 この中の、問2。

設問番号
私の答案
試験センターの解答
設問1 D社の中小規模の顧客に対応した適時適量の納品を行うためのリアルタイム処理をC社側システムで確保できるか否か、最優先課題である顧客への影響の最小化を根拠に確認する。 バッチ処理が所定時間内に終了しない障害が起こっているので、D社システムの処理量が追加された場合に、C社システムの処理能力が十分かどうかの確認が必要である。
設問2 最終的な監査報告を作業進捗ミーティングで行う事で経営トップのガバナンスが作用しなくなり、監査結果が全社的な取り組みにつながらないリスクを内包する。 監査報告が、監査依頼者である統合委員会に対して直接行われないので、統合委員会が、プロジェクト内の重要な問題を把握できず、適切に対応できない。
設問3 該当「(4)」、移行に必要なノウハウを持つ社員の慰留及び確保の処置と、代替処置、新規採用、外注等の対策の実施。 該当「(4)」、リソースの減少によるプロジェクト進捗への影響を把握し、スケジュールの調整または見直しを行う。
設問4 WGリーダへの直接のシステム仕様の変更指示は、本来経営トップを通じて行うべきことである。 C社システム上で実現できる範囲に機能を限定するようにシステム仕様の変更を指示していること。

 もう、なんか、全部の答案が、全部、的をはずしている感じである。

「ITストラテジスト試験」に合格

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 「泊まり込み仕事」の最中、とても嬉しいことがあった。

 「ITストラテジスト」の合格発表があり、合格したのだ。世間では「IT最難関」ともされている資格だ。

 この資格がまだ「システムアナリスト」という名前だった頃、一度受けて落ちたことがある。5年前のことだ。その後、少し忙しかったこともあり、受験できなかった。

 前の上司や、今一緒に仕事をしている相棒から刺激を受け、もう一度頑張ってみようかという気になり、勉強した。去年の春から、夏をはさんで秋までかかった。そのために、この数年間、毎年出ていた次女のピアノの発表会の連弾相手は、今回は見送った。

 通勤電車の中で、毎日立ったまま論文を書いた。本番では予想していなかった論文題が出題されたが、今までの長い経験で3200文字をほぼ満杯に埋めつくし、押しきることができた。

 これで、「日本ITストラテジスト協会」正会員への入会資格を得た。さっそく加入申請をして、幅を広げたいと思う。

 今年は懐かしい人々に会えて、再び友達になれたり、年の瀬に近くなってから良いことが沢山あった。正月の酒は、だから、旨いだろう。