正月飲酒天国

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 正月もはや三日、古い言い方で「猪日(ちょじつ)」と言う。元旦は「鶏日(けいじつ)」、二日は「狗日(くじつ)」とそれぞれ言うが、これは中国の古い呼び方である。

 さておき、私は酒呑みなので、正月の間中、ずぅ~っと重箱の中のものを食べているが、お節料理はどれもすべて大好物なので、まったく食べ飽きないのだ。

 御重の中のものたるや、全部、酒に合う物ばっかりでできていないだろうか。ごまめ(田作り)や煮〆(にしめ)、数の子なんて、酒のためにあるようなものではなかろうか。……金団(きんとん)や黒豆は甘いが、甘いなりにこれがまた酒に合うのである。

 煮物は日が経てば経つほど、なにやら味わいが増して旨くなり、こたえられない。

 最近は呑まない若い人も増えた。呑む人でも「まずはビール」だと思うが、御重にはやっぱり日本酒が合う。

迂闊(うかつ)だった

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 令和元年から2年にかけての年越しも、いつもと同じで近所に住む姑を招き、たっぷりの昆布出汁で蟹ちりを食べた。銘酒「獺祭(だっさい)」を皆で()み、賑やかにやった。

 妻が満腹かつ酔っぱらって寝てしまい、それでは、というので、買っておいた生蕎麦を不肖・この私が汁かけに拵えた。飾り切りにした蒲鉾に、たっぷりの柚子皮をあしらって、なかなか酒後によい出来になった。ノビてしまった妻が「私はいいわ」というので、姑、私、長女、次女の4人ででふうふう吹きながら年越し蕎麦を啜った。うまかった。

 蕎麦好きの私としてはまことに迂闊(うかつ)なことだったが、写真を撮っておくのを忘れた。ノビてしまった妻を尻目に、山のような洗い物や煮〆(にしめ)と格闘していたからである。

Today’s drinking and snacks 今日の酒肴・御節(おせち)残肴(ざんこう)の茶碗蒸し

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 正月三が日も過ぎ、七草粥ともなった。しかし、御節(おせち)料理の残りがまだ多少ある。

 そこで、これらを「茶碗蒸し」にし、肴にして一杯飲んだ。旨かった。

 例によって動画に撮り、YouTubeに上げた。

 動画の中で読んでいるのは、池波正太郎の「仕掛人・藤枝梅安シリーズ」第1作の「殺しの四人」である。