本と書籍

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 ネットをぼんやり見ていたら、

サイト「netgeek」から引用

 立憲民主党・枝野幸男代表が内閣不信任案を提出する場面で約3時間の演説を行った件について、書籍化された本が本屋でバカにされていることが分かった。

……などとある。

 うーん。「書籍化された本」って、なんだ。書籍と言うのは本ということで、本と言うのは書籍ということだ。……いや、深く味わうと、「書」が「籍」に入る、つまり、書き手の書いた原稿がいろいろなプロセスを経て遂に出版に漕ぎ着け、大量に流布され認められ読まれ、どこかに記録される、というのが「書が籍に入る」ということなのだとすると、「書籍化された本」というのも間違いではないのかもしれない。うーん、うーん、では「本」ってなんなんだ、書き散らした原稿のことではなかろう、物事の根拠ともなるべく書き表されたいろいろな根本知識、これを「本」というのであってみれば、それには当然、認められ読まれるというプロセスが内包されているべきで、言葉と字面(じづら)は違えど、本と書籍は同じものと見てよかろう。

 だから、ここは「書籍化された本」ではなく、「出版された書籍」とでも言うべきではなかったか。

 立憲民主党・枝野幸男代表が内閣不信任案を提出する場面で約3時間の演説を行ったことが話題になっている。その演説内容がハーバービジネス編集部と扶桑社により出版されたが、この本が書店でバカにされていることが分かった。

……とでも書けばいかがであろうか。字数の関係でそれがダメだったというのなら、

 枝野幸男の本が書店でバカにされている。

ではいかがか。この一文、それ以上に盛り込む情報などあるまい。無論、前者と後者の間にはさまざまなアレンジがあるから、仕事上の字数制限に従いお好み次第であろう。

 断っておくが、このこと、単に文章とか書き方にケチをつけているに過ぎず、内容に関しては何ら一切文句などないことをここに記し添えておく。

読書

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 懐石の名料理人、辻嘉一の「料理心得帳」を読み終わる。

 辻嘉一氏の父、辻留次郎氏が明治時代に開いた懐石料理店「辻留」は京都の店だ。二代目の辻嘉一氏が銀座や赤坂に出店し、赤坂には三代目の辻義一氏が引き継いだ「辻留」が今もあるそうだが、ホームページで見てみると昼は最低1万円、夜は最低2万5千円からだから、目玉が飛び出るほど高い。私如き素人がくぐる様な店ではあるまい。もし入ったとしても、飯の食い方を嘲笑されてしまうだろう。

 そんな店の二代目が諄々と家庭料理について説くのがこの本なのであるが、一貫した主題は、安い素材でも旬のものの持ち味を生かし、心を込めて料理すればおのずとそれは日本料理の精髄を体現し、美味そのものとなる、というようなことだ。

 それと、辻留の高級料理とのギャップ感に、素人はもはやどうしてよいかわからなくなってしまうのである。

ダイレクト出版

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 最近「ダイレクト出版」という会社の本の広告をネットや電車の車内でよく見かける。

 広告で見る限り、ダイレクト出版の出している本のジャンルは私にはまったく興味のないジャンルばかりで、仕事にも生活にも全く関係がない。つまり私の人生に何のかかわりもないので、別に気にも()めてこなかった。

 だが、なんっか、胡散臭いような感じが、ふと、した。

 それで、「ダイレクト出版ってうさん臭くないか?」とGoogleに入れてみると、まあ、神羅万象全てコキ下してやまぬ5ちゃんねるあたりの文字列がたくさん出てくる。

 それを読んで、なんとなくダイレクト出版についてわかったような気分になる。チナミに、ダイレクト出版の本を読んだことは一度もない。

買い物

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 写真の趣味はないので専門的な写真用品を買うことは滅多にない。

 だが、今日は珍しく秋葉原ヨドバシで変わった写真用品を買った。「無反射ガラス」というものだ。

 これは書画やカタログのページを撮影するような場合、綺麗に撮るため、被写体の上に乗せて平らに伸ばし、かつ反射を抑えるのに使われる。定価は2600円だが、実売は税込1540円だ。

 これを買って何をする気かというと、図書館で借りてきた本の一部をコピーするのに使うのだ。資料として後で引用などしたいことも多いが、図書館の本は返さなければならない。さりとてコピーはお金がかかる。

手で押さえる場合

 フラットベッドスキャナを使えばいいようなものだが、スキャナは綺麗にコピーできる反面、スキャンに時間がかかり、また借り物の本を無理に拡げて押し付けるので綴じが傷むことが心配だ。一方、デジカメなら、ページをパチリと撮るだけだから、格段に速い。しかし逆に、光が反射して読めない字があったり、本をいい加減に拡げるから波打って歪みが出たりする。

無反射ガラスを乗せた場合

 そこで、この無反射ガラスを本などの上に乗せて撮るわけだ。

 写真用品の「無反射ガラス」は、いわゆる「()りガラス」をもう少し上質にしたようなものだが、昔の木枠窓に(はま)っているようなものとは違い、絶妙の透明度になっている。

 写真は適当に載せて撮ったので、両端が不鮮明だが、しっかり押さえれば鮮明に写り、光の反射も少ない。このままPDFにしてOCRによる文字認識も可能である。

一杯

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IMG_4352 家飲みで一杯。今日は珍しくホワイト・ホース。

 最近、近所のスーパーで手に入る千円前後のウィスキーにやたら通暁するようになったなあ。しかし、この銘柄だって昔は高かった。ボトルキープとかすると8千円だの取られたし。

 今は麒麟麦酒が輸入するようになったようで、ほかの銘柄同様、安くなったわけだ。

 私宅の近所にある薬局「ウェルシア」では1本1134円(税込)。

一杯

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 今日、映画を見る前に映画館の近くのサイゼリアでペペロンチーノをすすり込んだ。まったく、貧乏人の味方、サイゼリアはありがたい。「そういう程度」と思って食うと、意外、値段よりも旨いんですよ、あそこ。399円なんですけどね。

 同様に、あそこには意外に安くてうまいワインがあるので、一杯いったろうかいと思ったのだが、上映中に絶対寝てしまうと思ったので、飲まなかった。なんせ、徹夜明けで日光が黄色いぜ、というような体たらくだったから。

 帰ってきて参議院の投票をすませる。まず、今日の夜更けの酒の肴は開票速報に決まっている。私ですか?私は右翼で、自衛隊が人を殺して何が悪いと(うそぶ)くような糞野郎ですからね、自民党に決まってまさァ旦那、けっけっけ。もうね、何か、申し込んでおいたら、10年くらい続けて、全部自民党に自動的に入れておいてくれるような業者かなんか、ないもんですかね。もう、ソレ一本に決まってんですから私なんか。

 あっさりと行水をつかい、冷凍庫からいつも通り、氷の塊をとりだしてカチワリを沢山作り、今日見た映画のパンフレットと、ラックに置いてあったほかの映画のパンフレットで一杯。

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 今日見た「シリア・モナムール」のパンフと、興味を覚えて持ってきたのは「人間爆弾 桜花 特攻を命じた兵士の遺言」。これは8月の上映だという。

 指1本2本とケチケチせずに、指5本分ドップリ注ごうぜアミーゴスww。もうすぐ開票だぜ、キッシッシ。

酒が旨いのも如何なものか

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 よく飲む。

 酒量を誇ってうれしい歳でもない。むしろ酒量を控えたり、「カミサンに酒を隠されちゃいましてね」などと言ってみたりするほうがチト滑稽なシブいめの自慢になるだろう。

 だが旨いものは仕方がない。

 こう虫の声が響くと、夜が長くなってくると、どうしようもないのだ。

 昔持っていた開高健の「シブい」というハードカバーの初版本には、「まれにウィスキーを冷蔵庫に冷やしておくと言う仁を見かけるが、あれは大変聡明なやりかただ」というようなことが書いてあったように記憶する。

 私も若かったから、当時それをそのままマネしたものだ。だが、あまり旨いと思わなかった。青二才だったから、水で薄くなったウィスキーじゃないとダメだったのだ。氷にぬるいウィスキーを注げば、氷が解けて中途半端な水割りみたいな味になる。そのほうが旨いと思っていたのだ。

 ひとりの頃は、分不相応に高い酒をマズい飲み方で飲むようなアホなことばかりしていた。味も分からぬクセに、恥ずかしい自分だったと思う。ワイルドターキーだのメーカーズマークだの、中曽根内閣からあと、税制が変わる前、1本1万円もするようなものを、怪しいスナックで不味い氷に注いでもらって、今思えば爆笑もののツラで呷っていた。

 今ドラえもんかSFか魔法か、なにか天変地異でもあって、当時の酒場に突如降り立つことが今の私に許されたなら、そして都合よく私の手にコルトかスミスアンドウェッソンでも握らせておいてもらえたなら、躊躇なく全装弾数を若い自分に撃ち込むだろう。

 自宅の冷蔵庫で冷えているのは、無論そんなエエカッコシイの酒ではない。近所の薬局兼スーパーで買いこんできたものだ。小遣いで買ったに決まってますよ、ええ。サントリーに決まってるでしょ、問うまでもなく。いや、普通角瓶か「富士」でしょ。・・・角瓶買うくらいの見栄はまだワタシにもありますよ。

 それにしても、なんでこんなに角瓶は旨いのだ。