いずれオンデマンド・エロが

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 俳優はコンピュータ・アニメーションによって消え去る職業であるが、それはポルノ俳優も同断である。

 ()えた痴漢どもは、PC画面のダイアログ・ボックスで好みの顔・形・体、ストーリー、面倒臭ければ前時代の女優俳優の類型をクリックするだけで、嗜好にかなった猥褻コンテンツをいくらでも好きなだけ視聴可能になるだろう。

 100年もかかるまい。

百日紅(さるすべり)

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 一昨日TSUTAYAで借りた「百日紅~Miss HOKUSAI~」、昨夜寝入ってしまって全部見なかったので、あらためて見た。

 3年ほど前のアニメーション映画だ。聞いたことがあったような気もするのだが、当時は見なかった。

 先日来、朝井まかての作品「(くらら)」のドラマ原作を読んだので葛飾北斎の娘・應為に興味を覚え、杉浦日向子の原作「百日紅(さるすべり)」を読んだのだ。

 アニメは原作に忠実なエピソードをところどころ交えながら、だが、原作とはまったく違ったさわやかな作品に仕上がっており、作画も美しく、面白い。

吉原格子先之図(葛飾應為)

 今度は「吉原格子先之図」の実物が見てみたいものだ。渋谷の太田美術館というところにあるという。

 さておき、もうすぐ百日紅の季節だ。

PATHS OF HATE

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 まずは御覧(ごろう)じろ、というところだが、この動画、手描きアニメに見えるが実はフルCGで、わざわざ手書きに見えるようなエフェクトを施してあるのだという。しかも、そのエフェクトにも手描き作業は入れておらず、すべてコンピュータ・エフェクトで手描き風にしたのだというから驚きだ。

 コンピュータ・アニメーションが手描きの味わいを志向しだしたのが驚きなのか、コンピュータ・アニメーションでも手描きの味わいが出せるようになったのが驚きなのか、なにがなんだかもう、……という、そんな未踏の境地へ、エンターテインメントは突き進んでいっているようだ。

カンフー・パンダ

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 子供たちと映画を見に行った。何を見るとも決めずに出かけ、当節流行、「カンフー・パンダ」というのを選んだ。

 大して期待せずに見たのだが、その面白かったこと!!映画って、期待していないほうが楽しい。

 なにより、由緒正しいイニシエのカンフー映画へのリスペクト&オマージュ演出満載なのが楽しい。