秋期情報処理技術者試験とITストラテジスト

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 昨日(10月第3日曜日、今年は10月20日日曜日)は秋期情報処理技術者試験の日であった。

 私は「ITストラテジスト」のキーワードでこのブログに記事を書いていることもあり、毎年秋のこの時期と、合格発表のある、2か月先の12月~年明け頃になると「ITストラテジスト」のキーワードでの検索アクセスが増える。

 「ITストラテジスト」はなかなか歯応えのあるテストだが、経験を積み、勉強をすれば必ずしも合格不可能と言う事はなく、それよりもなお、なかなか役に立つ資格であるから、興味のある向きは奮って受験してみては如何。

下手糞アンケート

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 Facebookの利用意識調査アンケートが表示された。全問答えた。

 それにしても、新聞の世論調査にせよ、職場や社会の様々なチャンネルにせよ、なんでこうも「設問が下手」なのだろう。

 選択肢の中には、まるで、「質問に対する私の答え」が含まれていないのである。

 アンケートを作成する者には、想像力や情緒、人間に対する洞察と言うものが欠けているのだと思う。

 うんこのようなアンケートに対する回答を拒絶し、放り投げてしまってもいい。実際、表現力を持たない多くの者や、時間のない者はそうする。だが、放り投げてしまうことは、無責任な態度だと思うのだ。なんとなら、私自身はアンケート全体の目的については理解しているからである。

 そんな私は、アンケートに自由記述欄などがあると、ついついダラダラと文章を書いてしまう。書き殴った挙句、書くところがなくなったり、文字数の制限があったりして難渋する。

 自由記述欄のあるアンケートならまだ私にとっては良心的というものである。この前かかってきた朝日新聞の電話世論調査なぞ、電話のプッシュトーンで番号選択するしかないのだから、こんなものはもう、人間を相手にしているとは到底思えない。2~3問答えたものの、選択肢にはまるで私の心を言い当てたものがなく、さすがにこれにはやむなく回答を拒絶し、途中で電話を切ってしまった。

 さておき、仮に自由記述欄のあるアンケートにダラダラネチネチと直木賞受賞級の切々たる文章をものしたとして、アンケートの集計部署では、私の書いたそんなダラダラ文章など、まったく読む気がないことも直ちに想像し得る。世の中の、9割とは言わない、6割くらいの人は、文字を読むのが苦痛であり、ましてや、誤字脱字に溢れ、汚い字で書き殴られた文章の中に一掬(いっきく)の真実を求めようなど、ありうべくもない。

 要するに私のしていることは、答えるにせよ答えないにせよ、全部無駄である。無駄な行動をとることほど馬鹿々々しいこともない。

 そんなアンケートに比べると、適当に不定形データを漁って世間の傾向を導き出そうというAIは、まことに平和だ。だがしかし、教師付きのAIの開発のことなど考えると、不完全で不愉快な過去のアンケートの結果などがAIの教師となるのだろう。そこでもう、AIすら嫌になる。

アンケート

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 ……上のように題して、ちょっとこういうアンケートをした。

 新聞やテレビは「絶対に許されない」と報じているように感じられるのだが、私が設置したこの「無責任なアンケート」によると、まあ、ほぼ、こういう結果ですな。

 現時点で125件回答があったが、そのうち、1~4の「1: 正しい。これからも積極的に拡充すべき。」「2: 正しい。現状を淡々と維持すべき。」「3: 正しい。しかし、あまり大ごとにせず、静謐にすべき。」「4: 正しいが、少し様子を見るべきで、今しなくてもよかった。」への投票は101件で、これは81パーセントにあたる。

 「謎のサンプル区域」「謎の母集団」でアンケートしただけであって、しかも125件なんて数では、この81パーセントという数字の信頼度の評価すら不可能だから、さすがにこんな非科学的なアンケートを根拠にマスコミがおかしいなどと言うわけにはいかない。

 ただ、ずいぶん差が感じられますなア、と、こういう程度の話である。

ちょっと人の意見を聞いてみる。

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 どうも、新聞やテレビの書きっぷりが間違っていると思うので、アンケートなどをしてみることにした。

 と言っても、ここでn=50だの100だのの母数が得られても、有意であるとは言えないとは思いますが。

日本ITストラテジスト協会関東支部 オープンフォーラム2016

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 私は情報処理技術者の資格を幾つか持っている。そのうちの一つ、「ITストラテジスト」は「高度な知識・技能」というものに区分されており、合格するのはなかなか難しい。

 この資格の関係で、関連団体の「日本ITストラテジスト協会」(JISTA)というところに参加している。

 日本ITストラテジスト協会は、試験合格者等を中心に、所属する企業や団体の枠を超えて情報発信や人材交流による自己研鑽を行うプロフェッショナルコミュニティで、全国8個の支部に分かれて活動している。

 これら各支部のうち、「関東支部」では毎月月例会を開き、テーマ別ディスカッションなどを行って研鑽している他、年に1回、標記「オープンフォーラム」を開催している。

 今年のオープンフォーラムは来週の土曜日、11月12日の午後に開催される。

 今回のテーマは上記の通りだ。識者による基調講演や、会員によるパネルディスカッションが予定されている。

 私はこのところ仕事が多忙だったため、昨年・今年は協会の活動にほとんど参加できなかった。今年はオープンフォーラムの運営には携わることができなかったが、昨年までは2、3年ほど、当日のスタッフとして時間管理などをしていた。

 最近のIT界隈は、サイバーセキュリティに関する呼び声がかまびすしい。これは重要なことではあるが、しかし、そもそもサイバーセキュリティは、人間の諸活動を利便化・高度化するというITの本来の目的を助けるものであり、それ自体では何の役にも立たない。サイバーセキュリティという要素そのものが働いて物を作ったり何かを分析したりしてくれるわけではないのだ。この意味から、ITストラテジの分野はますます社会の基盤要素として一般化し、深く社会に組み込まれつつあるものと思われる。

 ITのプロフェッショナルを目指す向きは、是非この資格やコミュニティに興味を持たれては如何。また、オープンフォーラムは誰でも参加できるので、是非参加してみては如何。

いやはや、ITストラテジストもえっらいモノと同列になって

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 私は数年前に「ITストラテジスト」という資格をとった。経済産業大臣が出す国家資格だ。ITに深くかかわる仕事をしていたので、テスト勉強を通じて、ひとつ自分の知識に磨きをかけてみようと思って受験したのである。

 なかなか難しかったが無事合格し、関係者コミュニティの「日本ITストラテジスト協会」というところにも顔を出している。日本ITストラテジスト協会に参加するようになったのは、仕事の幅を広げようとも思ったし、定年が近いので、再就職のヒントを得ようと思ったこともひとつある。……年金貰えるまで、働かないと生きていけませんからね(苦笑)。

 ところで、以前からWikipediaの「ITストラテジスト」の項目には

引用;

「IT系の資格では唯一、弁護士、公認会計士、医師、技術士等と並び、厚生労働大臣によって「専門的知識等を有する労働者」に指定されており、労働基準法において特例扱いの対象となる。」

……とあって、この資格もなかなか大したモンではあった。ただ、これは旧システムアナリストからの置き換えでそう書かれていたに過ぎないきらいがあり、従来ははっきりしていなかった。

 ところが、先日、厚生労働省のサイトを見ていると、こんな告示があった。平成27年3月18日付とあるから、去年の春の告示だ。

 これらの告示には、キッパリ「ITストラテジスト」が挙げられている。しかもなお、それこそ唯一、情報処理技術者試験で挙げられているのはこれだけだ。

 えっらいこっちゃ……。

 医者やら博士やら特許持ちやらと同列になっているではないか。

 いやまあ、この告示は、「専門家は非正規でも5年雇ったりもっと長期雇ってもいいよ」という法律の細部定義なので、手放しで「わーい、俺ってすごいや」と喜ぶようなことではないのだが、だがしかし、なんとなく偉くなったような気になるのも一種の人情だ。

日本ITストラテジスト協会オープンフォーラム2015

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JISTA_l 私は「ITストラテジスト」という聞き慣れない資格を持っている。経済産業省所管の国家資格で、「情報処理技術者試験」の一つだ。全部で12種類ある情報処理技術者試験のうちでも最難関の一つと言われる資格である。

 ITと経営を融合させることがITストラテジストの使命だ、とでも言えば、資格の性質を端的に言い表し得ていると思う。また、経営とITの両方をよく知る者としての位置づけの他に、専門家として高いIT技能を持っていることも期待されており、その意味から開発の難しい「組込みシステム」に関する技術も有資格者には期待されている。

 この資格の保有者を中心としたコミュニティが「日本ITストラテジスト協会」で、私も仲間に入れていただいている。今日(こんにち)、会員は600名以上おり、全国各地域ごとの支部に分かれてそれぞれ活発に活動している。

 私が所属する関東支部でも、月例会が開催され、テーマ別ディスカッションやスピーチ、講演会や勉強会などを通じて会員相互に研鑽している。

 年に一度は秋葉原で「オープンフォーラム」を催している。斯界の著名人を招いての講演や、パネルディスカッションなどが行われ、充実している。

 今年(平成27年(2015))は例年のとおり秋葉原UDXで、11月7日(土)に行われる。私も端役ながら、タイムキーパーとして当日運営のお手伝いをする予定だ。

 ITストラテジスト協会への入会そのものは、資格をまだ持っていなくても、取得を目指しているのであれば準会員として入会可能なので、興味のある方はオープンフォーラムをご覧になって、入会を検討されては如何かと思う。