ニュースサイトなんかを見ていると、軍事評論家や有識者が寄ってたかって映画の「シン・ゴジラ」に論評を加えており、それがもう、いずれ劣らぬ中年のオッサン論客、オバハン思想家が額に青筋立てて口角泡を飛ばすような勢いである。
それにしてもしかし、いやもう、いいトシこいたおっさん・おばはんが、そんなに必死になるなよ、と思うのである。
エンターテインメントでしょうが、ゴジラなんてのは。映画なんて、適当に見たらイイじゃないっすか、なんなんですか皆さん(笑)。
- ゴジラ退治に、自衛隊は「防衛出動」できるか(日経ビジネス・潮匡人氏)
- もしゴジラが上陸したら?現役自衛官たちが真剣に考えてみた(上)(ダイアモンド・オンライン・秋山謙一郎氏)
- 秋山謙一郎氏の「もしゴジラが上陸したら?現役自衛官たちが真剣に考えてみた(上)(下)は捏造の疑いあり(ブログ・清谷信一氏)
- 「シン・ゴジラ」で戦う自衛隊はリアルなのか 白熱の戦いに登場する兵器を分析してみた(東洋経済オンライン・清谷信一氏)
また、政治家なんかも登場してきて、暑苦しく議論している。なんで楽しいエンターテインメント映画を見て、それが法律論になるんだ?
まあ、編集者なんかから注文が出て、しぶしぶ言わされたり書かされたりしてンのかもしれないですけどね……
ほかにもわんさか、出てくる出てくる。上に挙げた中では、モノスゴイ勢いで秋山謙一郎氏に噛みつく清谷信一氏のスットコドッコイっぷりなんて、いやもう、「キ、キヨタニ先生、お、落ち着いてください」ってなモンである。
しかも、映画評論誌とか芸能雑誌ではない、ほとんど全部が東洋経済だのダイアモンドだの日経ビジネスだのという、れっきとした「おっさん雑誌」の記事なのだからびっくりしてしまう。
みなさん、もうちょっと脱力して、何も考えず楽しく映画見たら~?