#kigo #jhaiku #haiku #jtbt
「夏雲システム」で関谷氏が運営しておられる「じたばた句会」に投句したものです。
オッサンは生きている。
春の新じゃがいもがあったので、それでポテトチップの酒肴を作り、動画に撮って、YouTubeに上げることにした。
酒は何がいいかな、と考えて、ポテチと言えばやっぱりビールでしょう、ということで、瓶ビールを買ってきて一杯やった。
実に旨かった。
動画の中で飲んでいる酒は、キリン「一番搾り」の瓶入りである。
動画の中で読んでいる本は、引き続き「世界教養全集 第1巻 哲学物語」(ウィリアム・デュラント著)である。
同郷の先輩であるHさんに誘われ、小江戸こと川越を見物することにした。
まったく下調べなどせずに訪ねたのだが、
昼過ぎ、本川越駅に着き、Hさんと落ち合った。
Hさんは街づくりなどに関わるコンサルティングを手掛けようとしており、近年ますます活気を盛んにする川越市に、他の街々にも応用できるモデルケースを見出そうということらしい。
川越観光には東武東上線川越市駅か、西武新宿線
繁華街の寿司屋で一杯やりつつ、盛り込みなどを
Hさんは何度か川越を訪れており、目抜き通りは既にもう観光したことがあるということで、今回の私たちは市街の東の方にある「川越大師・
ここは天台宗の
なんといっても見どころは、往時江戸城から移築したという家光の書院や春日局の化粧部屋などで、これらが当時のままに保存展示され、しかも立ち入り可能であることは、文化財保護の観点から言って相当に大変なことだ。「放出大サービス」と言ってもよい。
のんびりと境内を見、燈明を上げて
これは天気予報で解ってはいたものの、街見物には少し残念ではある。しかし、雨宿りがてら、古刹の庭に面した渡り廊下の腰掛けに座り、名代の庭をゆっくりと眺める時間が思いがけず手に入った。
見事な庭の古杉の陰、通奏低音のような雨音に蝉が
これはいい。
Hさんと小一時間もそうして雑談と見物に興じたが、予報では2時間ほども降れば小やみになるはずだった雨はますます降りつのる。
意を決し、傘をさして喜多院を出、蔵造りの名物通りの入り口、「札の辻」と言われるところまで行ってみることにした。
雨だというのに、観光客は傘をさして楽しげに見物している。神輿や祭り囃子の賑わいも一向に衰えることを知らない。商店は店の前に露店を出していろいろと商っているが、売り子は雨にめげず声を張り上げて売っている。さすがは祭りだ。
街づくりを命題とするHさんも、その賑わいの秘密に非常に関心を持っているようだ。
名物の「時の鐘」の鐘楼の辺りに行ってみると、酒屋さんがある。ちょっと寄って、私たちも立ち飲みで、有名な「KOEDO」というクラフトビールを一杯やった。
そうするうち、丁度17時になり、時の鐘が鳴り始めた。これは面白い。現代らしく、何か自動仕掛けで定時に鳴るようだ。
その刃物商の2階が「開運亭」という食べ物屋さんになっている。そこへ上がってつまみ物などとり、もう一杯、「KOEDO」を飲む。
「札の辻」まで引き返し、その近くにある「旭湯」という古い銭湯でひとっ風呂浴びる。
Hさんは「仕事を見つけるには、やはり、根気よく人に会わなければならない」という。Hさん自身は4年ほどをかけ、街づくりの仕事に巡り合ったのだそうである。なかなかそのまま真似のできることではないが、それもひとつあるのだろうと思う。
私が行政書士の勉強をしているのを知っているHさんは、「色々な街づくりをしている人たちが、地域ごと、いわば『街づくり会社』のようなものを組織している。こういう人たちはしかし、補助金の申請などを面倒臭がってやらない。そういうところに、許認可申請などの『書士ニーズ』が伏在している」というヒントを下さった。
22時ごろまでそうしてHさんと話し、別れた。雨は小やみになり、越谷に着く頃には止んだ。
一日、面白く過ごすことができた。
梅雨の前触れか、このところ土日には天気がぐずつくことも多かったが、今日は久しぶりに真っ青な空が広がった。空気も澄み、涼しい朝である。
ぶらりと散歩に出る。花皐月の花季ももう終わろうとしている。コーヒー屋で本を読んだりする。
昼過ぎ、新橋に出かける。中央線秋葉原までは定期で行けるので、秋葉原から山手線で4駅だ。行き先は言わずと知れた「虎ノ門・大坂屋砂場」である。
珍しく1階奥の席に通される。
武原はん女の句であろうか、扇面色紙に「舞ふ人のはやも
いつものように焼海苔で「澤乃井」を一合。今日はなんだか気分が良く、もう一合飲む。
それから「もり」を手繰る。
日比谷公園の方にブラブラ歩いて行って見ると、なんだか「ビール祭り」のようなことをしている。数えきれないくらい様々な銘柄のビールの露店が出ていて、老若男女が大きなグラスやジョッキで楽しんでいる。
後で調べてみたら、「オクトーバーフェスト」という催しで、本場ドイツと提携して本格的にやっているようだ。
私も交じって、青天白日の下、「ヴァイエンシュテファン」のピルスナーを一杯。
公園北側にある元公園事務所の茶寮で結婚披露宴をしている新婚夫婦がいた。いい天気で、花嫁のドレスが青空に映えていて、美しかった。へえ、ここでこういうこともできるんだな、と知った。
もう終わりかけではあったが、薔薇園の薔薇を眺めて帰る。
#kigo #jhaiku #haiku #saezuriha
さえずり季題【296】は「ビール」です。三夏の季語。さえずり派には酒飲みが多いと見た。いずれビール句会開きましょう、という願いを込めてのお題。「嘘ばかりつく男らとビール飲む」岡本 眸 #saezuriha #saezuriha_odai
— Seren (@Seren_kei) August 6, 2016
昔に比べて、本当にビールの品質がよくなった。昔は「ビール」と称していても、大抵コーンスターチなどが入っていて、今の発泡酒の品質だった。ごく僅かな銘柄(ヱビスなど)だけが麦芽とホップのみで作られていた。
この状況は何年くらい前までだったろう。
ビールの品質が向上するのと前後して、底質の「発泡酒」が出てきた。これは以前のビールとあまり変わらない品質だ。買い手ははっきりそれと知って買うことができるのだから、正直でよいことだと思う。