ルビ

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 大島理森(ただもり)衆議院議長の名前の読みを何度確かめてもすぐ忘れてしまう。「さともり」だったっけ……?などと変な風に忘れてしまっては、ググッて「ただもり」だと思い出す。

 恥ずかしながら不肖・佐藤、人様と比べてそれほど文字や漢字に弱いわけではない。しかし、読めない。

 この原因は私にはわかっていて、それは私が「テレビを見ないから」である。人名が耳から音で入ってきていないので、文字を見てもわからないし、すぐに忘れてしまうのだ。

 戦前などは識字教育のためもあって、活字メディアには盛んに「ルビ」が振られており、人名もその対象であって、読み間違いというのは起こりにくかったそうであるが、戦後、「『ルビ』なぞというものは日本人を愚民化する」というような理屈で、あまり行われなくなってしまったそうである。また、メディアの側に「新聞や雑誌で有名人の名前にわざわざルビなんか振らなくたって、テレビで声に出して読んでるんだから、アホでもわかるでしょ?」というような意識もあるのではないかと勘繰(かんぐ)ってしまうのも、無理はなかろう。

 しかし、これからはまた事情が変わる。なぜって、「DQN(キラキラ)ネーム」全盛の時代になったからだ。新聞や雑誌は、ルビを励行しないと、人名が人名として通用しなくなってしまう恐れが多分にある。

 国会議員などの貴顕の人士にも、立候補可能な以上は20代30代という人も当然おり、私に言わせればだが、DQNネームっぽい名前の人も既に多い。新聞社や出版社は、こういう人の名には失礼のないように是非ともルビを振って貰いたい。……って、新聞買ってない私がいうのも無責任ですが。

ルビとショートコード

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 最近、記事にルビをよく振る。何故(なぜ)かと言うと、女房子供が見ているテレビ番組の中に、芸能人が漢字の読み書きなどをするクイズ番組かゲーム番組のようなものがあるのだが、その出演者たちがごく普通の単語や漢字もほとんど読み書きできていないのを見るにつけ、「ひょっとして、世間の人が私のブログを読んでも漢字が読めない人が多いのではないか」と心配になってきたからだ。

 また、ネットの質問箱、例えば「Yahoo!知恵袋」などを見ていると、本当に普通の漢字の読み書きについて質問しているものも多く、世間がこの調子だと、多分私の書くものの漢字は、半分くらいしか()まれていないような気がするのである。

 それで、「この漢字、多分訓まれてないだろうなあ」と思うような漢字には、できるだけルビを振っている。

 しかし、それにつけてもこの「ルビ」をHTMLで振るのは面倒くさい。今、上に用いた「()み」というルビ振りをHTMLで書くには

<ruby><rb>訓</rb><rp>(</rp><rt>よ</rt><rp>)</rp></ruby>み

……と記述するのである。タグ自体は「クイックタグ」のボタンに登録し、ワン・クリックで挿入できるようにしてはいるが、それでも面倒臭いし、第一、原テキストの可読性が非常に悪くなってしまう。

 なにかいいやり方はないものかな、と思って探すと、WordPressの場合は「ショートコード」でこれを実現する方法もあるようだ。

 なかなか魅力的だ。しかし、私のように10年以上もブログを書きつないでいると、WordPressが使えなくなった後の事も心配になってしまう。これをやってしまうと、WordPressから他へ切り替えた時に、記事を移行することは無理になるだろう。いや、無理とまでは言えなくても、そこの部分の置き換えコードを書いて移行用データを出力したり、相当面倒臭くなることは確かだ。

 しかし、それはそれとして、上記サイトさんの記事はショートコードの書き方の簡単な例にもなっており、おかげでショートコードの書き方が分かった次第である。有り難い。