土星月木星

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 ふと窓の外に月が煌々と照るのを見る。今日は十夜だ。

 興が乗り、外に出て夜空を見上げる。煌々と照る月を真ん中に、左に土星が青く、右に木星が橙色に輝いて見える。

 木星の大きいこと。オペラグラスを取り出して眺めてみると、中ほどに暗がりのような暗点があって、まさかこれが大赤斑ではあるまいけれども、ひょっとしてそうかなとも思わせる。

後の月

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 今日は「後の月」、十三夜だ。

 昔の人は先月の「仲秋の名月」、つまり十五夜の月だけを見るのを「片月見」と言って嫌った。

 中秋の名月のことを「芋名月」というのに対して、後の月のことを「栗名月」とも「豆名月」ともいう。食欲の秋らしく、旨いものが多い。

 しかし、団子も芋も旨いが、酒呑みはどうも、どっちの月でも「お神酒(みき)」で酔っぱらってばかりいる。

寝待月(ねまちづき)

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 旧暦八月十九日の寝待月(ねまちづき)だ。

 いつものウィスキー、ホワイトホースを一杯やりながら見る。酒も冴え冴えと冷えて旨い。

 今年は本当に月が良い。連日の月見である。