そういうところへ、佐川急便の荷物が届く。中身は先日申し込んでおいた「OCNモバイルONE」の安SIMである。
病中ではあるが、寝室の布団に仰臥したまま、さっさと設定してしまう。既に娘二人と妻の、合わせて3人分で実験済みなので、慣れたものである。発熱により痴呆化した頭脳と指先でも、10分もかからぬ。
OCNモバイルONEに限っては、ドコモの回線を借りたMVNOなので、ドコモの携帯であればSIMフリー化の必要もなく、また、「おサイフケータイ」などもそのまま使える。「モバイルSuica」で通勤し、「三井住友カードID」で
使用しているスマホは、時として「ガラスマ」などとも揶揄される「SONY Experia A SO-04E」であるが、存外に、中古品市場ではそこそこ人気があるそうな。それは、「OCNモバイルONE」のSIMさえ挿せば、おサイフケータイが使え、ワンセグが見られるなど、そこそこ他にない持ち味があるからだそうである。但し、Androidのバージョンは4.2.2で最終打ち止めであり、例えば「Pokémon GO」等の人気アプリは動かない。
さておき、これで一家4人、全員MVNOの安SIMとなった。4人合わせて、これまでの一人分の月々の支払いにも満たない。それで、データ量や通話品質等、特段の不自由を覚えない。音声通話なんて年に1回するかしないかだから、30秒10円なんて、屁みたいなものである。