涼しい。もはや残暑とも言えぬ。
うだるような日もまた来るだろう。だが、それもあと二、三度か。
自宅近所の木の植え込みが減ったせいでもあろうか、蝉の声も遠い。
オッサンは生きている。
涼しい。もはや残暑とも言えぬ。
うだるような日もまた来るだろう。だが、それもあと二、三度か。
自宅近所の木の植え込みが減ったせいでもあろうか、蝉の声も遠い。
ネットをぼんやり見ていたら、
立憲民主党・枝野幸男代表が内閣不信任案を提出する場面で約3時間の演説を行った件について、書籍化された本が本屋でバカにされていることが分かった。
……などとある。
うーん。「書籍化された本」って、なんだ。書籍と言うのは本ということで、本と言うのは書籍ということだ。……いや、深く味わうと、「書」が「籍」に入る、つまり、書き手によって
だから、ここは「書籍化された本」ではなく、「出版された書籍」とでも言うべきではなかったか。
……とでも書けばいかがであろうか。字数の関係でそれがダメだったというのなら、
ではいかがか。この一文、それ以上に盛り込む情報などあるまい。無論、前者と後者の間にはさまざまなアレンジがあるから、仕事上の字数制限に従いお好み次第であろう。
断っておくが、このこと、単に文章とか書き方にケチをつけているに過ぎず、内容に関しては何ら一切文句などないことをここに記し添えておく。
15年ほど前、自宅を建築した際にその記録をHTMLで書き、OCNのホームページサービス「Page ON」を使用して公開した。
日々の変化事項などは、その中に日誌風に書き加えていたが、そうするうち、当時流行しだした「ブログ」サービスをOCNもやりはじめた。「ブログ人」だ。Movable Type ~ TypePadを活用したサービスだった。
当時はいろいろ面白い試みもなされており、無料だったので私もそれを使うようになった。「Web2.0」などと言うことが当時言われており、スタティックで一方向だったWebが、ブログのトラックバックPingシステムにより双方向リンクを持てるようになったことが、私にとっても目新しかった。
10年以上「ブログ人」を使っていたが、3年前、Page ONとともにサービスが終了してしまった。
サービスが終了する前に、見たままを残しておこうと思い、wgetで丸ごとスナップショットをとった。
その後、一時Gooブログなどにも移行してみたが、自由でないのが気に入らず、思ったように書けないのが不便なので、意を決してドメインを立て、レンタルサーバを借り、WordPressに移行した。それがこのブログだ。
一方、レンタルサーバの容量には余裕があったので、wgetで丸ごとコピーした古い方のブログもそこに丸ごと放り込み、ずっと公開していた。
しかし、記事そのものはこのブログにもインポートしており、並立の状態にあった。
無駄だな、とも思ったので、意を決して古いブログのバックアップの公開はやめることにした。
早風呂に入って一杯やりつつ本など読んでいたら、妻が「お父さん、(次女を)ちょっと迎えに行ってくるから、お鍋の番をしていて」と言う。
不肖、私こと佐藤俊夫宅では、妻の命令は絶対厳守ということに決められている。
お、
これは、こういうもので呑めという妻の優しさではないかいッ!(違)
妻が玄関から出ていくのと同時に、ガスレンジのかぶりつきのところへ、酒を持って行って、立ち呑み、
熱い。ホフハフホフ、……である。
煮えばなの大根のうまさと言ったらない。
至福だ。もう、人生などどうでもよくなってきた。
Google Keepでメモを取ることがある。通勤中などが多い。何かの思い付きであったり、あとでもう少し詳しく書き残しておこうと思うことだったり、俳句の着想だったり、いろいろだ。
そうしたメモを見返していて、ふと目にとまったものに、
「メンヘラーの女の子と営繕委員とカーテンの修理と理不尽先生と校長の聴聞とカーテンをもとに戻す話」
……と書かれたものがあった。先週頃、確かに自分でこれを書いた記憶はあるのだが、一体何のメモだったのか、何を書こうとしていたのか、さっぱり思い出せない。
「あー、2本狂惨盗と申しますが」と名乗る、まるでキチガイみたいな、恐るべき名前の男から電話がかかってきた。
よりにもよって、万物の霊長たる人間に、こんな姓や名があるなどとは思いもよらぬことだ。私自身の油断を言われると恥ずかしい限りだが、虚を突かれるというのはこういうことだ。
こんな姓名、そもそも、どこからが苗字で、どこからが名前かもわからない。
「2本」て、アンタ……。指を2本ですか?やめてくださいよ真ッ昼間っから。なんなんですか、物事は穏当でなくっちゃいけませんよ、ええ、ええ。
その人の電話の仕方も、こんな変な姓名をしている人そのもので、私の応答など関係なしに、ほとんど意味の解らない繰り言を延々と述べ続けるというスタイルだった。名は体を表す、というが、まったくその通りだと思う。
忙しかったのでその旨を丁寧に断り、電話を切った。物凄い名前のその男は、私が断っている最中も休みなくしゃべり続けていた。
よくわからないが、こんなことをしでかすのは多分、社会主義者か共産主義者だろう。ああ、怖い。そのうちにテロでも起こすのではないか。
しっかし、祝日ごとに軒先に国旗を掲げ、家の前で敬礼して「天皇陛下万歳」と叫び、毎年靖国神社に通っているような頭の悪い右翼(笑)の家へ、よく電話なんかかけてくる気になるなあ。エエ根性しとるわ。実際のところ、私の家のポストには、そうした日常の精神力が伝わるのか、変なビラなど1枚も入ったためしがないのだが。