Pomp and Circumstance

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 昨日、エルガーの Pomp and Circumstance (威風堂々)の演奏を無性に見たくなり、YouTubeで動画をたくさん集めて、得意の「そればっかりの再生リスト」を作った。

 Pomp and Circumstance の動画を YouTube で集めようとすると必ずひっかかって “Pomp and Circumstance” の続きを読む

一切変わることはないが、相手は

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 コロナ禍において、米国や欧州の民衆は民族の壮大な再生劇を経験しつつある。しかし、わが日本はそうではない。「そうではない」と仮に書いてみたが、もはや「そうではなかった」と過去形で記してもよいところにまで来ている。

 米国は既に50万人という途方もない死者を出した。これは、いわば核戦争の勃発にも匹敵する数である。米国は人権国であるから、第1次大戦や第2次大戦で死んだのは軍人ばかりであり、南北戦争にまでさかのぼらなければ、無辜の老若男女がこれほど死ぬということを経験していない。これでは、ワクチン開発成功後も国家の頽勢(たいせい)(おお)うべくもない。

 思うに、これは米国にとって建国以来245年、欧州も含めれば、欧米史的に言ってざっと500年来の歴史的致命傷となるのではなかろうか。

 核戦争に匹敵するような死者を出しつつある悪疫(あくえき)(しょう)(けつ)()(なか)に、如何(いか)に憲法上、また合衆国の慣習上守らねばならぬ期限とはいえ、人の定めたルールにすぎぬ規定に(のっと)り、人殺しまでしながら大統領選挙を敢行するという正気とも思えない馬鹿騒ぎをやってのけ、しかもその主題は悪疫ではなく人種差別とか分断、弾劾であるとは、()(はや)()いた口も(ふさ)がらぬ。とても我々と同じ赤い血の流れる人間がしでかしている騒ぎとは思えないが、だがしかし、当の米国人たちはそれをリアルタイムで喜々として実行中だ。

 それに比べれば、災害()れ、自殺熟れ、ひいては大東亜戦争敗戦以来鬱然、屈折して陰々滅々と米国に隷従してきたわが日本にとっては、亡くなった方々にはまことに無礼千万な表現をあらかじめお詫びしなければならないが、コロナウイルス顕在以来(このかた)今日まで、累計(わず)か7500人と言う死者の数であってみれば、これしき、どうということのない日常に過ぎない。

 かくまでに私たちは平穏にして整斉粛々、抑制の効いた生活を送ることにより、逆にむしろ、生まれ変わるチャンスを逸した。世の中はリモートワークだ改革だと言っているが、実際のところ、米国や欧州の、毒を以って毒を制するが如き民族的・歴史的な逆療法と言ってもよいショック、またそれによって惹き起こされる過激でもあろう復興から見てみると、日本は岩石とか鋼鉄のように、まるで何も変わっていない。

 欧米白人たちは、日本人からは想像も及ばぬ、宇宙人のような、いや、無機物のような、正体不明の、人外の異生物に変貌するだろう。そんな彼ら化け物どもとどのように対峙していくかが、新型コロナ後の課題なのではないか。

何を今更ソーシャル・ディスタンスなどと

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 依然、新型コロナウイルス「COVID-19」は猖獗(しょうけつ)を極めている。米国人は既に2万人が亡くなったという。伊国人もまた2万人近く、仏国人は1万4千人、英国人は1万人が亡くなった。

 深くこれを哀悼(あいとう)したい。亡くなった人々は自らの罪によらずして、(たま)さかこの恐るべき微生物禍に()って不慮(ふりょ)の死を()げたのである。それぞれの国民、地域、家族の慟哭(どうこく)、その不運を思い、心からいたみ、悲しみをともにしたい。

 そんな中で、英国首相がこのウイルスに(おか)され一時は生死の境をさまよったものの、すんでのところで命を拾ったことは実に稀有(けう)なことであり、盟邦(めいほう)の一国民としてこれを喜びたい。

 さて、米・英・仏・伊の人口は、それぞれ、3.3億・6.7千万・6.7千万・6千万である。これに対して、新型コロナウイルス感染者数という「検査の実施率」に依存する不確かなものでなく、同ウイルスによる死亡者数で割合を計算してみよう。単純な計算で、米・英・仏・伊それぞれ、0.007%・0.017%・0.02%・0.03%となる。別の書き方をすると、米・英・仏・伊それぞれ、約1万4千人に1人、約5千7百人に1人、約4千5百人に1人、約2千9百人に1人が亡くなった、ということである。

 日本について同様の計算を試みると、1.3億の人口に対して113人の死亡、つまり0.00009%の割合である。これは約112万人に1人が亡くなったということだ。細部は下リンクの表計算を見て貰えばよい。死者数の一人単位カウントに対して、人口の1万人単位カウントがなんだかスッキリしないが、それはここで言いたいこととはあまり関係がない。

 日本と欧米で、「桁」が随分違う。日本は死者の割合が米国に対して2桁、英・仏・伊に対しては、なんと3桁少ない。くどくも記すが、不確かな「感染者」の数を言っているのではない。相当確実と言いうる「死者」の数で言っている。

 これをよく味わうと、欧米諸国政府の力量不足、努力不足、健康ひいては人類文明というものに対する意識とアンテナの低さ、責任感や当事者意識の欠如、低劣さ、怠慢など、諸々(もろもろ)の欠点が浮き彫りになってこないだろうか。

 何をボヤボヤと手を(こまね)いているのか。軍隊など出しているようだが、そんなことに意味があるか。欧米諸国政府には猛省を促し、我が日本国政府のやり方、日本国民の日々の生活をよく研究してもらいたいものである。

 欧米諸国人に促したい反省としては、「ハグ」などと称して人目も(はばか)らずすぐに抱き付いたり、人前でいやらしくキスをしたりする習慣を即刻改めるべきだということが挙げられる。今更、何が「文化」などと言っておれよう。日本人も明治維新以来欧米の悪しき習慣に染まり、一部の若者はこのような行動をとることがあるが、しかし、人前でキスしたり抱き合ったり頬ずりしたりというような恥ずかしくて不潔な行動は、日本ではいまだ必ずしも一般的でない。

 欧米人の一般的挨拶習慣である「握手」もよろしくない。この悪弊が疫病を蔓延させていると知るべきである。日本人のように相手と距離をとって静かに「お辞儀」をするのが有効だ。

 日本人はこのように、昔から「お辞儀」などによって、社会的な距離、すなわちソーシャルディスタンスを重んじてきた。欧米風の()れ馴れしい風習や、土足で家に入るなどと言う不潔な習慣、便所と風呂が一緒くたになっているというような建築様式など、不潔な風俗をやめ、日本流に立ち返ることがこの非常時には正しいと言えよう。

 この際、中国とその政府については言うまい。人口が多すぎ、病者の状況もまったく不明と言え、論ずることに意味が認められない。

時事漫覧

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お前らが謝れ

 ほんっと、韓国、腹立つなあ。なんでこうもバカなんだろ。

 ……というか、どういうんだろ、近所に「メチャクチャ性格のおかしい変な従兄弟(いとこ)」が住んでいて、ずーっと因縁つけてくるような、そういう感じである。従兄弟なので、縁を切るというわけにもいかない、という。

 まあ、韓国政府も、多分、実は「冷静に苦悩」してんだろうなあ、というような想像はつくけどね。妙ちくりんなノイジー・マイノリティーが大騒ぎして、国内世論をコントロールしかねる、という。……というか、その「韓国内世論」なるものが、ちゃんと調査されているのかが謎なんだけれども。

ああ、いいね、もっとヤレヤレ(笑)

 ああ、いいねえ。もっとヤレ。もうね、保険証どころか、免許証もクレジットカードも定期もSUICAも、TポイントカードもワオンもナナコもiDも、全部一枚でいいよ。メンドクセエもん。

 技術上はできるでしょ?

 記事の末尾の目立たないところに

 ことし10月の消費税率の引き上げに伴い、自治体での買い物に使えるマイナンバーカードのポイントを加算する措置などで普及を促進する方針。

……などとあって、エッ、何、ナニ、ソレ!と妙な好奇心をそそるが、ポイントカードも全部1枚でいいよ、もう(笑)。

やめなさい

 だから、下品だからやめなさいって、こういうの。いや、ラミ・マレックじゃなくて、記事がさ。

どうだっていいじゃねえか、こんなこと

 よくまあ、「税金が」なんぞと言えたもんだぜ。こんな記事書いてるお前らの方がよっぽど税金無駄遣いしてるだろうが。ブン屋なんざ、補助金もっとよこせとか言っておきながら、書くことはどいつもコイツもこの調子だ。

 宮家の中のことなんであるから、また、若い二人のことなんであるから、そしてまた、「まだ使われていもいない税金」のことなんであるから、ほっといてやれよ。

 何、ほっとけないのかね?あきれるよなあ……。

被差別部落と壬申(じんしん)戸籍

 記事ではぼかされていて、全く知らない人が見るとピンと来ず、何がいけないのかサッパリわからないと思う。犯罪歴などが記されている、と記事にはあるが、明治時代の犯罪歴など、(ほとん)どの人にとってどうでもよいことである。

 「壬申戸籍」の何が問題なのかと言うと、この「壬申戸籍」というものには、「穢多(えた)」「非人(ひにん)」など、所謂(いわゆる)、「被差別部落」出身の身分であるか否かが記されているのである。かつて就職応募者の身元調査など差別的な活動に重宝されたため極めて問題が多く、さりとて歴史的なものを完全に抹殺することにはためらいもあり、法務局や国会図書館、国立公文書館などで余人閲覧不可能な状態で保存されているそうな。

 この「壬申戸籍」により、最近だんだん不分明になってしまった被差別部落の所在地などを概定し、例えばある家族が同和地区出身の人であるかそうでないかを推定するようなことができてしまうのである。

 新聞・メディアもこれをありのままに報道してしまうと、それをまた興味本位に検索しまくり、あらゆる所蔵先などを調べて入手しようとしたりする(やから)が出てきてしまっても困るので、報道できないわけである。

正月は米尽くし

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 「米尽くし」と言ったって、米国(アメリカ)尽くしではない。同じベイコクでも「米穀尽くし」のほうである。

 なにしろ、米の精である日本酒を飲み、酔い醒ましに玄米茶を飲み、小腹が減ったと言っては糯米(もちごめ)を練り上げた餅を食い、またこれを入れた雑煮を啜るわけである。

 まこと、よく豊葦原の瑞穂のうまし国にこそ生まれて生きざらめやも、なぞと思うわけである。

 これで、(ぬか)漬けを御菜(おかず)に白米の飯でも食えば、更に更に、まっこと、まこと、と思わずにはおれまい。何しろ糠は米の胚芽その他を()いて熟成させたものなのである。

で、だからどうだと?

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……というか、誰だお前(笑)>アントニオ・グテーレス

金チャン、またかい

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 コイツら、本当に懲りないなあ。1発2発なら対話を引き出す「戦略的メッセージ」にもなるけど、こう何発もやらかすと高くついて無駄になるぜ。

 本当の本気で日本にブチ込む気ならそれはそれだが、そこまで連中もバカではない。金チャン、こっちが考えているより日本の政情を把握分析している。日本にブチ込んで被害なんか出たら、熱しやすく冷めやすい日本人は、人命被害が10人20人程度でも、あっという間に憲法改正に走る。それは金チャン、嫌だろう。

 米国との対話を有利に進めるためにやっている、というのも大きな動機の一つだろうし。

 だが、そこが金チャンのあさはかさだ。ミサイルなんか撃てば撃つほど国力は疲弊するんだぜ。なんせ、日本で言ったら鳥取県の県予算くらいしか金がないんだもの。鳥取県が核開発や弾道ミサイル開発をしたとして、どれくらいもつか考えてみればよい。

 あの大米帝国と根競べなんかしたって、負けるのは知れ切った理屈だ。その間、日本は着々とするべきことをするんでしょうな、多分。

読書

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 昨日図書館で借りた「新訂 旧唐書倭国日本伝・ 宋史日本伝・元史日本伝」を読み終わる。

 「旧唐書」はこれに先立つ魏志・後漢書・宋書・隋書などをまとめて引用し、多少新たな事項を付け加えているだけのような印象だ。

 「宋史」では日本僧・奝然(ちょうねん)によりもたらされたらしい神代から円融天皇までに至る歴代と、地名などが相当正確に記載されている。「倭人条/魏志/三国志」(つまり魏志倭人伝)の日本についての記述は不正確で疑わしく、地名や人名、日本書紀の記述との一致を探すのに相当苦労しなければならないが、そこのところががらりと違う。

 「元史」では二度の元寇について触れられているが、日本側での記録と違い、意外とあっさりとしか記されていない。

流石は大会社の創業・経営一族の御曹司だよな

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 この人は総理大臣の時に言い間違いや読み間違いが多かったり、漫画などへの態度が鷹揚だったりして、アホだバカだと叩かれたが、こういう分かり易い喋りを見ていると、また、財務大臣を長くつとめていることなどを思い返すと、なんだか相応しい、政治家らしい政治家なのだな、と思えてくるのだ。

 そもそも大会社の創業・経営一族の御曹司であるからには、生来身についた経営のセンス、しかもケチ臭い中小企業のそれではない、巨視的な何かがあるものと思う。

情けなくてもパシリとして膝を屈し、金を払い続ける

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 次期米大統領ドナルド・トランプの対日政策、特に在日米軍の行方が注目される。アメリカがアジアの軍事バランスのためにこれまでとってきた政策、かつ、日本の軍事力を粉砕するためにとったかつての政策を変える、というのなら、日本としては今後、するべきことをしないといけなくなる。

 こういうことを言うと「即時米軍全面撤退ですかッ!?」などというふうに盛り上がってしまうのは、これはできもしない極論というものだが、では、米軍を駐留させるよりかは、自衛隊のほうが安上りかというと、実はそんなことはない。

 相当ざっくりだが、在日米軍兵力4万4千850人をアジアの鎮石(しずめいし)として置いておくのに、何もかも計算に入れた多い方の値段で見積ると、所謂(いわゆる)「思いやり予算」を含め、その他の経費をも併せて、年に約7千6百億ほどかかっているという。兵力一人あたま、1695万円である。

 一方、自衛官22万7千339人の養い料、武器弾薬、管理したり面倒を見たりする事務官の給料、もろもろ全部ひっくるめて、平成28年は補正を除いた少ない額で言うと、4兆8千221億かかっている。兵力一人あたま、2122万円だ。

 上記にご覧の通り、実は、自衛官のほうがカネは高くつくのだ。しかも、上の計算では、ご覧の通り、米軍を多く見積もり、自衛官を少なく見積もっている。それでもなお自衛官のほうが高い。

 しかも、なんにもできない自衛隊とは違って、米軍は自由自在にあっちこっちを荒らしまわることができる。しかも、在日米軍だけではない、いざ有事ともなれば、援軍が来る。その分まで計算に入れると、自主防衛にはもっともっとカネがかかる。

 それでもなお、「ゼニカネの問題じゃねえ!」ということで、沖縄県民の気持ちを汲み取って、全力自主防衛にするというのなら、憲法を改正し、沖縄県民も反戦主義者も挙げて反対を唱えている「戦争できる国法案」みたいな苛烈な法律を布くしかない。

 そして、日米がたった70年ほど前まで、互いに不倶戴天の敵国だったことを思い出すと良い。たかだかその程度の時間しか経ていない自称友好国同志が、今後100年、200年、300年と友好国でありつづける筈だなどと幻想を持つのはやめたがよかろう。そんなことは誰にも予想できない。相手は気まぐれな国だ。

 日本が独立自存の軍隊など持てば、それは、あの軍事強国・米国にとっても再び脅威となるのだ。その脅威への対応を、米国はやらなければならなくなってしまう。そうなると、日本は米国とも向き合うことになる。もし、日本が国際社会に責任を持っていると言えるだけの、自国の経済規模にふさわしい軍事力を整備したりすれば、それはかつてのように、米国の安全保障をも脅かしかねない化け物に成長してしまう。かつての大日本帝国のような、米国が上手にコントロールできない化け物が、再びアジアに生まれてしまうのだ。

 また、それは、米国も嫌でしょう、と。しかも、日本が再軍備などした日にゃ、中国と朝鮮半島以外のアジアの弱小国は「遠くのアメリカより近くの日本」とばかり、揃って日本についてしまうだろう。

 それは無理というものだ。それほどの覚悟は日本人にはない。多分、永久にそういう覚悟は持てないと思う。かつてそういう覚悟と、その覚悟よりする栄光ある地位を幻想して、そのために一杯人が死に、核戦争まで起こってしまったんだから。

 それならば、今このときをしのぐというそのためだけに、お金を払い続けて、米軍には居続けてもらうしかない。そして、沖縄県民には、ずぅ~っと、反対運動を繰り広げてもらい、米軍人・軍属、および家族には、ず~っと耐え続けてもらうしかない。憲法もそのままだ。自衛隊もそのままだ。摩擦を嫌うには、それしかない。

 そのためには、とりあえずトランプ氏には、膝を屈するより他はないのだろう。