漫録多少

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SOBA満月の人気と行きずりの知らない人と

 行きつけの蕎麦店、新越谷駅南側にある「SOBA満月」の表に並んで待っていると、人品卑しからぬ年配の男性が駅の方からやってきた。その人は表に何人か客が並んでいるのを見て、「あらー……随分並んでますねえ、このお店は “漫録多少” の続きを読む

飲み喰い

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 用もないのになんとなく秋葉原へ行き、磯丸水産へ入って刺身で一杯飲んだ。

 出てきてガード下を通ったらすし屋銀蔵が開いていたので、これも何となく入って寿司を食った。浅利汁に茶わん蒸しがついて980円は安い。ここでも菊正宗を1合飲んだ。

 秋葉原からは神田駅が見えるが、なんとなくそこまで行き、せっかく来たのだからと室町砂場へ入った。

 突き出しの蒟蒻(こんにゃく)酢味噌と、冷やし冬瓜でまた1合。

 それから、「もり」を1枚手繰(たぐ)った。

 疲れていたのか、3合程飲んだだけなのに酔っぱらってフラフラになった。

 帰ろうと思って山手線へ乗ったら寝込んでしまった。そのまま2周か3周、ぐるぐる回ってしまったのだったか。

 目を覚まし、秋葉原で日比谷線に乗り換え、そのまま何もせず帰宅。

 最近はあまり飲み喰いをしない私としては、大食してしまったな、と思う。

(そぞ)ろ歩きと飲み食い

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 今日は旧暦二月(ついたち)、散りかける梅も多く、東京では桜が開いたという。

 日本橋の室町砂場へ行こうとして、神田の駅のほうがよっぽど近いことに気づく。神田駅南口からなら徒歩たったの3分。

 スマホのコンパスの調子が悪く、しばらく方向を失い、新常盤橋のあたりまで(そぞ)ろ歩いていて、ほぼ散った桃も見た。

 春である。

 明日は彼岸の入り。

今日食べたもの

 室町砂場で菊正宗1合、湯葉、筍の土佐煮、盛蕎麦。

 駿河屋嘉兵衛で純米大吟醸三千盛(みちさかり)5勺、蛸と梅肉の塩辛。

 北千住駅ナカの「てんや」で月桂冠1合、天婦羅(たらの芽、穴子、海老、烏賊(いか)、蓮根、いんげん)

食べられなかったもの

 新越谷駅近く、サンシティ屋上の牡蠣小屋の牡蠣。東北復興支援だそうな。

HUAWEI(華為技術)特設フロア

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 昨夕仕事の帰り、秋葉原のヨドバシに寄った。鞄の肩掛けバンドが壊れたので、替えのバンドを買いに行ったのだ。習慣で、ついでに1階をぐるっと見て回った。

 驚いた。

 いつもの「Apple」常設フロアのわきに、結構な広さで「HUAWEI(華為技術)」の常設フロアが新設されていたからだ。そこは今までマイクロソフトの常設フロアだった。

 HUAWEIの携帯電話が格安SIMの対象マシンとなって売れに売れているらしいことは知ってはいたが、ヨドバシに常設フロアができるほどになっているとは思っておらず、虚を突かれた。

青空、古書

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 早春らしく暖かさが増し、青空の広がる好日であった。

 用事があって市ヶ谷まで行った。用事を済ませ、桜樹の蕾に鬱勃と内包されるものが予感される靖国通りをぶらりぶらりと歩き、九段坂を下った。

 神田の古書店街の一画にある蕎麦のチェーン店で遅い昼食(ひる)をとる。最近躍進中の「嵯峨谷」という店だ。このチェーン店は十割蕎麦を290円で出すことで知られる。麺は更科蕎麦に似ているが、これは韓国冷麺のように押し出し式の製麺機で茹で湯に直接押し出して作るのだという。トラッドな蕎麦屋が聞いたら怒り出しかねないが、しかし、この斬新な製法を編み出したことにより、驚くほど安い値段で更科蕎麦によく似た十割蕎麦を供し、しかも食味は悪くなく、すんなりとしなやかで香りも豊かだというのだから、大したものである。

 「出羽桜」を一杯たのみ、「天もり」を肴に飲みかつ手繰ったが、これで千円以下、700円台だというのだから恐れ入る。

 さっさと帰ればよかったのだが、天気が良く、陽気に常日頃の殺伐とした気持ちを(そぞ)ろ忘れ、古書店街でつい足を止めてしまった。

 本屋、とりわけ古書店街で足を止めてしまうと、そのまま古書の瘴気(しょうき)(から)め取られて正気を失い(笑)、ふと我に返ると無駄な買い物をしてしまっていたりするからいけない。だから、普段はガマンして足早に通りすぎるようにしているのだ。それなのに今日は、つい足を止めてしまった。

 2、3時間ばかり時間を(つぶ)してしまう。古典文学の全集もののバラ売りに、「太平記」がないかと探す。

 そうするうち、三茶書店という古書店で、新潮の「日本古典集成」の5冊揃いで4000円というのを見つけた。小遣いもあったし、買いかけたが、正気を失わなかった。ガマン。ホッ。

 ちなみに「太平記」は、岩波文庫の新品だと6巻セット箱入りで、8千円近くする。

 図書館で借りるのではなく、蔵書にしてゆっくり読みたいのだが、金もないことで、仕方がない。

 結局古書は何も買わず。しかし心苦しくもなく、三省堂に立ち寄って1階の洒落た雑貨などを見、それからのんびりと秋葉原まで歩いた。

 早春の風が光る。

 家への土産がわりに、新越谷のスターバックスでマグボトルにコーヒーを詰め、ココアパウダーで香りをつけた。

 ゆっくり歩いて帰宅。

日本ITストラテジスト協会オープンフォーラム2017

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 今日は日本ITストラテジスト協会関東支部の「オープンフォーラム2017」に参加した。毎年開かれており、ITストラテジストが秋葉原に集合する。

 私も毎年参加させていただいている。数年前まで定例会にもよく参加していたので、オープンフォーラムでもスタッフとして末席を汚していた。最近他の事に取り紛れて定例会に行っていないので、去年に続き今年も無役で参加する。

 今年のテーマは「AIとビッグデータをIT戦略に生かすための方策」である。

 ビッグデータの活用については近年、あらゆるところで相当に取沙汰されており、一時の幻滅期を経て、これを活用できるところはすっかり波に乗って活用しており、もはや当たり前となって騒ぐほどの事ではなくなったように見受けられる。だが、波に乗り切れなかったところでは、何事も起こっていないかのように感じられる。

 一方のAIについては、昔から言われてきたことではあるものの、近年に至ってようやく大きな注目を集めはじめた。将棋やチェスなどの象徴的なものは勿論だが、これらは何らかの生産をもたらすものではなく、表徴的なものに過ぎなかった。ところが、生産や経営と言った実質上のことがらに応用ができるようになってきた。

 そこでJISTAでもこれらを社会に生かすため、ITストラテジストとして何ができるかと言う観点からこうしたテーマを挙げているのである。

 実行委員長の挨拶に引き続き、プログラムは早速基調講演1に移る。今回は楽天株式会社執行役員兼楽天技術研究所代表の森正弥氏から、「ECにおける『個別化』後の人工知能活用と協創の世界」と題しての講演であった。

 楽天での様々な実例を踏まえた豊富な知見からなされる、非常に耳新しい講演であった。

 森氏の「シニアはITにせよAIにせよ、それが『ツールである』という言い方、発想をよくする。これではうまくいかない。若い人はITやAIを中心に据えて考え、それで何ができるか、というふうに考え、それをもとに全体を作り直そうとする。そうするとうまくいく」という冒頭の指摘には、考えさせられるところ極めて大であった。また、従来のビッグデータの常識では、データ分析をする際、データの前処理に8割の労力が割かれたものだが、AIによるビッグデータ分析では、前処理したデータを使用すると分析の精度が劣るようになる、AIというものの処理の仕方を知ればそれは自明のことなのだが、そこは盲点である、というお話についても、(もう)(ひら)かれるところがあった。

 プログラムの二つ目は国立情報学研究所情報社会相関研究系准教授の水野貴之氏からの講演で、「企業経営に役立つビッグデータ分析」との題である。

 水野氏は「ビッグデータ分析は、何かしたいという目的や欲求に合わせて『このデータを合目的的に集めよう』としても、うまくいかない。『この料理を作ろう』と献立を決めて、必要な材料を買いに出かけるのに似ている。材料を買いに行ってみたら店にはその材料がなく、結果、料理全体が作れない、ということはままある。データも同じで、目的に合わせてデータを取得しようとすると、経済的な問題などからそのデータが得られない、集められない、だから結果として何もできない、というような問題に直面する。他方、うまくいくビッグデータ分析は、『冷蔵庫の中の残り物を見て何が作れるか献立を決める』ようなやり方に似ている。入手できるデータに何があるかをまず見極め、それを使って何ができるかを考えるのである」という。なるほど腑に落ちる説であり、さもあろうと思われた。

 また、「価格.com」における、比較的高価な値段付けにもかかわらず売り上げのある店についての分析に、アダム・スミスの「神の見えざる手」や近代経済学、情報の偏在などをとり入れた修正市場理論にいたる経済学説を突き合せた考察には瞠目させられた。

 基調講演の次は、講演者のお二方とJISTA会員による恒例のパネルディスカッションである。今年のパネルディスカッションのテーマは「データ活用相談室『最新技術をどうするの?』」との題で、会員からビッグデータ活用上の相談テーマを募り、これについて議論し、アドバイスするというものだ。寄せられる疑問などに共感を覚えるものも多く、興味深く聞くことができた。

 最後に日本ITストラテジスト協会関東支部の活動報告と関東支部長からのご挨拶があり、今年のオープンフォーラムは終了した。

 やや雨模様の秋葉原であったが、今年も非常に勉強になるオープンフォーラムであった。盛会裡に催しを実行したスタッフの皆さんに感謝を申し上げたい。

Bluetoothもの二つ

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 Bluetoothマウスの小さいので、エレコムから「折り畳みタイプ」が出ていて、前からこれが欲しいなと思っていた。

 そんなに高くないので、 昨日の帰り秋葉原ヨドバシへ寄って買った。

 プラスチックのキャップに格納するようになっており、散らかった鞄の中に他のものと一緒くたに放り込んでもボタンなどが押されたりしない。使う時にはこのキャップを反対側に差し込むとマウスとして使いやすい大きさに変身する仕組みだ。実に便利だ。

 Bluetoothマウスは実は意外に高く、ロジクールのだと2000円~3000円はする。なので、このエレコムの1850円というのは安い。

 貰ったレシートをふと見たら、ポイントが6千ポイント以上ある。それなら、ポイントでアレ買おう、と、これも前から欲しいなと思っていたソニーのBluetoothレシーバーを選ぶ。「SBH50/B」というやつだ。

 FMラジオなどが付き、携帯電話の操作もいろいろとできる。ちょうど今持っているDRC-BT30というやつ、長いこと使っているのだが、コネクタ部分のキャップが壊れたりして、不便だったのだ。

 商品棚の表示は5400円ほどだったので、そのつもりでレジに並んだら、実際は4990円で得した気分になった。勿論、たまったポイントだけで間に合う。

 帰宅して音を聞いてみると、今使っているのよりうんと低音がきいて、いい。機能も豊富で、FMラジオの感度もよい。携帯電話に接続すると、液晶ディスプレイには漢字で発信者の名前が出たりする。

 また、同時に2台の携帯電話等に接続できる。まあ、この機能のほうは、当面私には必要ないが……。

 

IXY 190

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 夏頃からずっと欲しいなあと思っているCANONのコンデジ「IXY 190」。

 一昨日(金曜日)の仕事の帰り、「よっしゃ小遣いもある、買うッ!」と決意して秋葉原ヨドバシに行った。

 ところが、先週ようやく在庫があって1万4千円台まで価格も落ち着いていたものが、また「入荷未定・時期はお問い合わせください」の札に変わっている。

 それで、額からビカビカ出ていた「買う買う光線」(笑)が、シオシオシオ~ッと消えてしまい、買う気がなくなった。

 ああ、無駄遣いせずにすんだなあ。

デジタル欲しいなあ(笑)

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 身辺にデジタルがないと、死ぬ、……という、ごく当たり前の体質をしている。……えっ、当たり前じゃないですか? 普通、デジタルないと死にますよね今日(きょう)び。

 洒落(シャレ)はさておき、そうは言うものの、尊敬するスタパ齋藤氏みたいに目につくデジタルを片っぱしから買いあさっていては、本当に死んでしまうから、まあ、普段はウィンドウ・ショッピングがせいぜいのところだ。

 それと、デジタルは持っているだけではつまらないから、どれもこれも使いこなすように心がけている。デジタルを使用して、デジタルとはあまり縁のないような事柄、花鳥風月を愛でたり、俳句を詠んだり、ピアノを弾いたり、文字列を出力したり、そういうふうでありたいと思い、実際そのようにしている。そうなると、いきおい、死蔵するものはあまりないし、多くは買わない。眺めるだけだ。

 ま、基本、貧乏人ですし。

 今日も帰りに秋葉原ヨドバシに寄って、世間をウォッチすると同時に、いいなあと思っているデジタルを眺める。

 前から欲しいなあと思って我慢しているコンデジ、CanonのIXY 190がどうなっているか、棚を確かめてみた。

 驚いた。1万4千円台で在庫数台、とある。

 初夏頃からなんとなく見続けていたのだが、うわさに聞くところ、春の熊本地震で重要素子の調達がままならず、ネット販売の値付けでは2万円台まで付けたほか、たしか先月頃のヨドバシ店頭でも1万9千円台であった。在庫も長いこと払底(ふってい)したままで、秋葉原ヨドバシでは値札の脇に、「入荷についてはお問い合わせください」というようなシールが貼り付けられたままであった。

 先々週頃立ち寄った時に、たしか1万6千円台になっていて、思わず店員さんに「ずいぶん値動きが激しいですねえ」と話しかけたら、店員さんは(そういう答えにくい話しかけには返答いたしかねます)というような微笑を浮かべて、一言も答えなかったことだった。いろいろと斯業界の事情があるのだろう。

 それが今日は1万4千円台である。よほど買おうかと思ったが、無駄遣いは家計の邪魔なので、我慢する。

 オーディオ売り場へ行き、Bluetoothレシーバーのいいのがないかな、とほっつき歩く。

 SONYのSBH50というのがなかなかよさそうだ。ラジオも聞けるようだし、液晶ディスプレイで凝った芸当ができるようで、それで5千円台。

 が、まあ、無駄遣いするまいと、これも我慢。