都市ガスにする

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 自宅の熱源を、プロパンガスから都市ガスに替えた。今日が工事終了日で、自宅前の道路の掘削が先週12月2日(水)、宅内の工事が今日9日(水)まる1日、実質合計2日で終わった。

 もともと、自宅新築時にプロパンガスを選択した理由は、災害時などに自宅内のみでガス管路が完結でき、抗堪性が高いのではないか、と思ったことが大きい。都市ガスの場合、地震その他で配管路が自宅外のどこかで破断すれば、補修が終わるまで熱が使えない、その点プロパンなら自宅内のみのことで済む、と当時は考えたのである。他に、判断要素として値段のことも当然あった。都市ガスは電気や水道と同じ「公共料金」として国がコントロールしており、値段が安定している。プロパンガスはそうではなく、扱い会社の裁量で値段が決まっており、値段は不安定で、高いとも安いとも言えない。だが、当時は都市ガスの配管が自宅近傍まで来ておらず、見積もってもらうと数十万にのぼる掘削工事の費用も負担しなければならないことも(わか)り、その償却にどれくらいの年月がかかるかなども計算した。そうしたことどもを交々(こもごも)判断の末、プロパンガスを選んだのである。

 ところが、20年近くもプロパンガスを使ってくる間、腹の立つことが非常に多かった。当初、地元の「フジオックス株式会社」というところに頼んでいたのだが、ある時家内がよそのお宅の光熱費などを聴き込んできたところ、私の家だけが異様に支払いが高価なのである。そこで、プロパンだったら他のガス屋さんだって選べるんだから、ということで、地元の別の会社、「堀川産業株式会社」というところで見積りを頼んでみた。そうしたら、フジオックスに比べて非常に安くなると言うではないか。

 ちょっと文句ぐらい言ってみようか、とフジオックスに相談してみたら、慌てたような様子で二人組の社員さんが来て、「値下げしますから止めないでください」と言う。

 値下げします、って、それだったら今まで値下げできるだけの値段を毎月毎月ずーっと払わせてきたんかいーッ、と逆に腹が立った。そこで、断固堀川産業に替えた。

 ところが、初めは安いな、と思っていたのだが、ある時ふと気が付くと、それほど使い方が変わっているわけでもないのに、なんだか高い。どうなってるんだろうと思って月々の伝票をめくり直してみたら、「単価」がまったく書かれていない。ガスの使用体積と請求料金だけが書かれている。

 おかしいじゃないかと言うことで、堀川産業に問い合わせてみたら、これがまた、玄関先におっさんの二人もやってきて、課長を名乗る男が「すんませんすんません。佐藤さん宅の場合、もう、宅内設備の支払いも終わってますから、お安くさせていただきますんで、これからも引き続きよろしくお願いします」などとまくしたて、実際、次の月から多少安くなった。

 なんというか、文句を言ったら安くなる、文句を言わずにおとなしくしていたらずーっと高い、しかも相変わらず伝票に単価の記載がない。ガスが安くなったのか高くなったのかもわからず、月々の支払いの内訳も不明である。しかも、宅内設備の買い取り終了後、その支払いが終わっていることもずっと私には黙ったまま、その分の料金を上乗せし続けていたわけである。

 どうも気に入らない。もっと透明な会社に替えてやる、と思い、これまた地元の「東彩ガス」というところに打診して見た。勿論二つ返事、「ハイ、承ります」という。ところが、

「ところで佐藤様、現在の御契約先は?」

「あ、堀川産業さんと言うところなのですが」

「は、……堀川産業さんですか!? ……申し訳ありません、堀川産業さんからのお乗り換えは、弊社ではちょっと承りかねますので……」

「えっ、できないって、なんでですか?」

「はい、そのう、ちょっとお受けいたしかねますのでして……」

 プロパンガス屋はヤクザ(まが)いだ、と聞いたことはあるが、なにやらエンドユーザに説明できない複雑な縄張りの取り決めがあるようなのである。

 そんなやり取りがあってからも、毎月の伝票を見ていると、ちょっとずつ、微妙~に、値段が上がっていく。腹が立つから会社を変えてしまいたいが、何か変な縄張りのために、それが自由にできないのだ。

 鬱勃と不満を(わだかま)らせていたところ、去る10月頃のある日、「御免下さい、東彩ガスと申します」と、玄関先に営業のお姉さんが来た。

「近所で都市ガスの工事をいたしますのであらかじめ御挨拶に参りました。多少騒音などがいたしますが、どうか悪しからずご容赦下さい」と、工事のお断りである。

「ああ、はいはい、工事ですね、どうぞどうぞ……。ところでお姉さん、あなたは都市ガスの営業はせんのですか」

「いえ、営業もいたしておりますよ、何か御用命でしょうか」

「それがね、ウチは堀川産業さんってところに頼んでるんですけどね、なんちゅうか、気分が悪いというか、腹の立つことが多いんですよね。ちょっとづつ値上げしたり、単価が伝票に書いてなかったり。……しかし、なんですね、東彩ガスさんは堀川さんからの乗り換えはお断りなんでしょ?」

「あ、いえ、ウチはプロパンも扱っておりますが、『堀川さんからウチのプロパンへの乗り換え』は承りかねるんですが、そうでなくて、『ウチの都市ガスへの乗り換え』は大丈夫、お引き受けできますよ」

 なんでそんなことになるのか、なんだかよくわからないが、プロパンガス会社の係長か主任風情の胸先三寸で値段が如何(いか)(よう)にも上げ下げできてしまうプロパンガスなど、もう()()りである。一意決心、都市ガスに乗り換えることにした。

 合わせて、リビングにガスコンセントを取り付けてもらうことにした。暖房をガスファンヒーターに替えるためである。

 これまで石油ファンヒーターを使っていたのだが、ファンヒーターの灯油が切れるとポンプで補給しなければならないし、これが朝の忙しい時に限って灯油切れ、ぞんざいに補給すると灯油をこぼして拭き掃除、ところが、こぼしたところの床のワックスは剥げるわ、臭いは残るわ、油ッ気はいつまでも抜けないわ。それにポリタンクに買い置きの灯油が無くなったらガソリンスタンドへ買いに行くか行商の燃料屋さんを呼び止めるかしなければならない。自動車の荷物室にポリタンクを積み込み、倒れたりしないように縛り付けるのもなかなかコツがいって面倒だし、さりとて行商の燃料屋さんはいつくるかわからない。これらのことが実にストレスである。さりとて、上のような面倒を幾分でも少なくしようとして宅内に大量に灯油を蓄えておくなどしては、災害時、殊に火災時に危険極まる。

 その点、ガスファンヒーターであれば、補充の必要もなく、エアコンの電気代に比べると相当安い。東日本大震災前は電気代が安かったのでエアコンで暖房していたが、今の電気代は当時のように安くない。

 私宅はツーバイフォーの戸建てなので、壁内への配管が難しく、工事の見積をしてもらうと壁外に配管が回りそうだったのだが、いざ工事に着手してみると、工事人のお兄さんは実に上手に台所の対面カウンターの壁内に配管を廻し、外からは全く見えないように、カウンターの電気コンセントの近くの具合のよい場所にガスコンセントをつけてくれた。

 ガステーブルや給湯器の部品交換もなんなく終わった。宅内の工事は今日一日で全部終わった。堀川産業との調整などは、東彩ガスが全部引き受けて済ませておいてくれた。

 都市ガスはカロリーが多少高いようで、ガステーブルの火力もなんだか少し強くなったように思える。ガスファンヒーターも実に暖かく、快適だ。

 掘削工事を含む工事費が気になったが、ガスファンヒーターやガスコンセント、ガスコードなどの代金諸々(もろもろ)も全部含めて、10万円ちょうど程度で済んだ。自宅新築時の見積では、近傍までの配管がなかったため数十万はかかる筈だったのだが、あれから20年足らずの間に近所のあちこちに配管が通り、そのためちょっと掘るだけでよく、安く済んだようだ。

 また、災害時、就中(なかんづく)地震の時のガス管路破断等の心配については、昔の硬性の金属ガス管とは違い、今は随所に強度が高くて(しな)かな樹脂管や()(とう)管が使われており、地震程度のことで破断したりガス漏れを起こすようなことはまずなく、災害時の顧慮もほぼ不要であるそうな。

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 庭に折鶴蘭(オリヅルラン)5株、龍の髭(リュウノヒゲ)(玉龍(タマリュウ))3株植える。折鶴蘭\198×5×1.1=\1,089、龍の髭\107(内税)×3=\321.

 計1,410円、安いものである。

庭の緑を物色

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 やっと手入れが終わった庭に、緑を増やそうと思う。今日はホームセンターの園芸売り場や、園芸専門店を一回りしてきた。

 家の庭は裏のお宅が建ったため、日陰になった。ただ、まったく日が差さぬというわけではなく、日の当たるところも多少ある。そういう庭にはそういう庭に向く植物があるそうで、ちゃんと選んで植えるとなかなか濡れた風情のある、それはそれでよい庭になるのだそうだ。こうした庭のことを「シェード・ガーデン」などと言って珍重する向きもあるらしい。

 よその植栽でよく見かける「龍の髭(リュウノヒゲ)」(蛇の髭(ジャノヒゲ)とか、玉龍(タマリュウ)白龍(ハクリュウ)などというものも、だいたい同じものだそうな)などは、こうした日陰の庭のグランドカバーの定番であるらしい。自宅に近い「トマト園芸」という専門店では5センチほどのポッド入りのものが60円~90円であった。同じく近所の「ケイヨーデイツー」というホームセンターの園芸売り場では、5センチポッドの「黒龍」「白龍」が298円、「タマリュウ」が98円である。

 折鶴蘭(オリヅルラン)という、龍の髭に似た姿の宿根草の花があって、これはトマト園芸で198円、三郷のスーパービバホームで248円。

 半日陰に向く低木に「馬酔木(アセビ)」があるが、これがケイヨーデイツーでポッド入り498円。

 日陰向きではないが、ひと夏の間色よく咲く「百日紅(サルスベリ)」を植えてみたい。ケイヨーデイツーで6号(18cm)鉢が1480円。

 但し、いずれの植物も植え付けに向くのは9月以降の少し涼しくなってからがよく、現在のような盛夏は駄目だそうである。折鶴蘭だけは強く、真夏でも植え付けできるらしい。

 次のような植物類を物色した。

植物 値段
スーパービバホーム 百日紅(サルスベリ) 6号鉢 \960-.
百日紅(サルスベリ) 8号鉢 \3800-.
()入り青木(アオキ) 15cmポッド \980-.
いろは紅葉(モミジ) 7号鉢 \2980-.
紅葉(モミジ) \1980-.
藪蘭(ヤブラン) \298-.
折鶴蘭(オリヅルラン) \248-.
トマト園芸 コニファー ポッド入り \198-.
折鶴蘭(オリヅルラン) \198-.
玉龍(タマリュウ) \60-.~\90-.
ケイヨーデイツー 馬酔木(アセビ) ポッド入り \498-.
玉龍(タマリュウ) \98-.
白龍(ハクリュウ) \298-.
黒龍(コクリュウ) \398-.
久留米(クルメ)躑躅(ツツジ) \498-.
皐月(サツキ) \498-.
百日紅(サルスベリ) 6号鉢 \1,480-.

 他に、日陰向きの植物として、紫陽花(アジサイ)梔子(クチナシ)万両(マンリョウ)八手(ヤツデ)沈丁花(ジンチョウゲ)などに興味がある。

自分の身の丈宅地

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 ふと思いついて地球の面積をGoogleで検索してみると、5億1千10万平方キロメートル、と出た。このうち、陸地は1億4千7百24万平方キロメートルで、全体の28.9%であるという。

 陸地を地球からべりべりッと剥がし、四角く形を整えて、人間を規則正しく等間隔に並べるとすると、1億4千7百24万平方キロメートル÷70億人≒2万1千平方メートル(2.1ヘクタール)、と計算できる。一人当たり2万1千平方メートルというと、平方根をとれば145メートルだ。つまり、145メートル置きに1人、人間が並ぶわけだ。

 一人当たり随分と広大な地面があるのに、私の自宅は約30坪(約100平方メートル)しかない。う~ん。一体誰でェ、ワシの取り分を領地にしてるフテぇ野郎は(笑)。

 しかし、この「1億4千7百24万平方キロメートル」という陸地面積には、ゴビ砂漠だとか南極だとかヒマラヤ山脈の標高5千メートル以上の(こう)()()なども含まれているのであろうから、もう少しよく調べなければ私の取り分は簡単にはわからない。

 検索してみると、「木が生えるところ」は「樹林気候域」といい、だいたい人間の住める、農業などのできるところらしい。これは地球の陸地の54.8%であるそうな。そうすると、2万1千平方メートル×54.8%≒1万1千5百平方メートル、ということになり、先の「何メートルおきに人が並ぶか」との計算によれば、\sqrt{11500\, \mathrm{(m^2)}} \fallingdotseq 107\, \mathrm{(m)}、ざっと100メートルに1人、人がいる計算だ。「お~い」と声をかけて届く範囲に人がいる、しかも四周、向かいと裏、両(どなり)だけでなく、(はす)向かいと裏(どなり)も入れると、8人いる。

 一人に必要な農地や牛馬の牧場、鉱山、工場なども勘定に入れると、これはどうも、足りなさそうだ。結局、私は今の30坪ほどの自宅に収まっているのがせいぜい身の丈に合っている、……ということとなろうか。

レンガ積み

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 自宅西側のプロパンガス設置場所付近の外構に気に入らないところがある。少し地面の(かさ)が低く、汚水管の点検口が、後から砂利など入れるのを想定したものでもあろうか、十数センチほど高い目に立ち上がっていて、それがまた丁度、プロパンガスボンベ取り換えのための通路にあたっており、ガス屋がボンベを取り換える際に汚水管を損傷する恐れがあった。

 砂利を高くすればいいようなものなのだが、それには砂利がこぼれないよう少し壁を作らなければならない。結局、どうも面倒で、新築後この18年が経過してしまった、というわけである。

 先日「防草シート」をプロパンガスの下を含む周りの地面に施工したこともあり、意を決してその部分の周囲をレンガ積みで高くし、化粧砂利を充填して汚水管点検口と地面を「(ツラ)イチ」にすることにした。

 久しぶりに骨材入りのモルタルを()ね、レンガを水に漬ける。折から梅雨入りで、雨がそぼ降っていたが意に介さない。モルタルや煉瓦は、乾いて固まるのではなく、水にぬれると化学反応を起こして固まるからだ。レンガも乾いているとモルタルがくっつかず、うまく仕上がらない。そのためあらかじめ水に漬けるのである。

 なので、こういう作業は雨の日にしたほうがいい。

 作業は小一時間ほどで終わり、家の外構が気に入った風に仕上がった。

網戸の張り替え

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 自宅建築後18年間、手つかずで放っておいたリビングの網戸。さすがに破れや伝線めいた傷が入って、時に虫が入るようになった。張り替えるにしかず。

 網戸の寸法を測り、ホームセンターで間に合うサイズの取り換え用網と、固定用のゴムチューブ(⌀3.5mm)、ゴムチューブ押し込み用のローラーを買う。

 網戸の網にはいろんな寸法があるから、自宅の網戸をよく測ってから買いに行くことだ。この際、忘れずに「固定用ゴムチューブ」の直径も測っておかなければならない。

 網には「ノーマルな『灰色』」とか「外が良く見える『黒』」、また屋内からは外が良く見えるが、外からは屋内が良く見えないという「外が『銀』、内が『黒』」というようなものもある。今回は3番目の「外が『銀』、内が『黒』」の網を買った。

 網についていた「網の張り替え方」の(しおり)を見ながら作業する。

 小一時間ほどでうまく仕上がった。

家の周囲の手入れ

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 玄関先が雑草だらけになった。雨も降るので、草が伸びるのは仕方もない。

 防草シートを買い込み、施工することにした。Amazonでポチ。

 雑草を全部抜き、表面の砂利と土を5センチほど()き取る。ついでに庭の雑草も全部抜く。

 玄関前の土混じりの砂利を(ふるい)にかけて砂利と土を()り分ける。

 土を鋤き取ったところへ除草剤を撒く。ここで園芸を楽しむつもりもないから、まずこれでよい。

 砂利を水で洗っているところへ、Amazonで注文した防草シートが届く。適当に切って敷き込む。

 洗った砂利を防草シートを敷いた上へ()いて作業終わり。

 こうして書くとまるであっという間の作業に見えるが、実際は丸一日かかってしまった。(かが)み込んで働き続けたので、腰が痛くなった。

自宅の修繕

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 築17年ともなると自宅が傷んできた。派手な雨漏りなんてのはさすがにないが、内装に雨染みの出ているところもある。

 業者さんに下見に来てもらった。

 来週の土曜日に見積もりを持ってくると言っている。