Experia Aの防水USBキャップを外してしまう

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 私の携帯電話はドコモの古いもので、「Experia A SO-04E」という機種だ。買ってもう6年以上になろうか。特段不満もないので、ずっと使っている。先だってドコモの回線をとりやめ、OCNモバイルONEの安いSIMに換えたが、これも特段の不満はない。

 安いSIMに換えると、ドコモショップに持ち込んで気軽に修理、というわけにはいかなくなるから、些細な故障にも気を付けなければならなくなる。

 他方、スマートフォンの多くはMicro USB端子で充電するが、これは一体誰が考えたものか、強度が非常に不足し、ややもすれば折損したり内部の爪が緩くなってしまったりする。抜き差しの繰り返しにも弱く、おそらく1万回程度の抜き差しにも耐えられないのではなかろうか。

 少し前まで私の妻も同じ機種を使っていたのだが、この端子の破損や故障に悩まされた。女性はハンドバッグの中で補助バッテリーに接続したりするが、脆弱なコネクタ部分が出っ張っているために他のものに干渉したり、あるいはケーブルに思わぬ張力(テンション)がかかったりして、傷んでしまうわけである。

 私はこれを防止するため、先日からマグネット式の充電ケーブルを愛用している。小さなマグネットアダプタを本体側に取り付けておくと、ケーブル側の強いネオジウム磁石で端子が吸着する。張力がかかれば外れるので、本体を傷める心配はないし、磁力で吸着しているだけだから抜き差しの繰り返しによる傷みも生じない。

 先日ASUSのZenfone 4 MAXに買い替えた妻にもこれを勧め、またiPhoneを使用している愚娘(ぐじょう)どもにもこれを使用させている。いずれも使用感は快適である。

 しかし、iPhoneやZenfoneと違って、私の古いExperia Aは、USBコネクタに防水キャップがついている。マグネット式コネクタの本体側アダプタは、取り付けると2~3ミリほど出っ張るため、この防水キャップは解放したままブラブラぶら下げたままになる。

 どうもこれが邪魔なので、取り外したいなあ、と思っていた。防水キャップがその真価を発揮するような水濡れ場所に携帯を持ち込むことは、私の場合はほぼないからだ。

 引っ張れば取れるかな、と思ったが、しっかりと嵌入(かんにゅう)してあり、無理をするとちぎれそうである。

 どうにかならないかな、と思っているうち、少し前、ネットを渉猟していて、こちらのブログさんがキャップの取り外し方を解説しておられるのを見つけた。

 精密ドライバの一種、「ヘックスローブ」ドライバのT5番が必要である。これは「イジり止めドライバ」とも言われており、持っている人は少ない。私はと言うと、ヘックスローブは何本か持ち合わせがあるが、残念ながらT5番というような小さいものは持っていない。

 まあ、そのうちに、と思っていたのだが、昨夕、仕事の帰りに秋葉原ヨドバシの楽器売り場へRolandのデジタル・ピアノをイジりに行き、得意のショパン・ノクターンを弾き逃げした。それからぶらぶらとPC売り場を覗きに行ってみたら、1900円で精密ドライバーセットが売られている。これが、ヘックスローブを含め特殊ドライバの32点セットである。安い。

 右の広告の通りAmazonにもあるが、ヨドバシのほうは税込み1900円で、Amazonよりも若干安かったようだ。

 さっそくこのドライバを使い、前掲のサイトさんを参考にExperia Aの防水キャップを取り外した。ますます快適な使用感のスマホになった。