最近時事片聞(へんぶん)その他雑見(ざっけん)

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皇后陛下の御言葉を無視するのは断固不可である

place_01_s (かしこ)し。

 恐れ多いことだが、引用させていただく。

「ただ,新聞の一面に「生前退位」という大きな活字を見た時の衝撃は大きなものでした。それまで私は,歴史の書物の中でもこうした表現に接したことが一度もなかったので,一瞬驚きと共に痛みを覚えたのかもしれません。私の感じ過ぎであったかもしれません。」

 おそれ多くも、皇后陛下におかせられて、このように述べられているにも関わらず、新聞各社とも未だに配慮もなくお言葉を無視し、「生前退位」などと表現しているのは、断固不可である。陛下が「私の感じ過ぎ」と言われているのは、謙虚にして仁慈なおん人柄によるものなのであり、国民はこれに甘えてはならないはずのものだ。

 そもそも、政府も、どうかしているのではないか。報道各社に申し入れをなぜしないのか。

 朝日は「退位」と標記しはじめたようだが、これも渋々、という感じが漂う。しかも「退位」とは何だ。これでは「退()け!」とでも言うような、不敬・不逞・不遜の内心が字面に滲み出すようではないか。不遜な字を書くな。

 なんだか上のような屁理屈を言っているが、皇后陛下のお気持ちを全く受け止めておらず、黙殺しているという点であまりにも不敬である。こんな屁理屈は不可である。

 そのような中、産経新聞は校閲部長名で次のように表明しており、まあ、よろしい。

 産経は三笠宮崇仁親王殿下薨去に際しても「薨去」と書いているが、他の新聞は全部「逝去」等と書いている。数日前にこのブログにも書いたが、これも、新聞各社は検討し直した方が良い。

近代

 オモロイ角度だなあ、と思う。でも、イスラムの人たちは、そんなに前近代でもないと思うんだなあ。中国にしても。前とか後とか進んでいるとか遅れているというのとは、違うように思うんだが……。

連絡とるのやめます → やっとこさ連絡つく

 ……ま、話題作りの上手な、つまり結局、所詮「芸能人」、っちゅうことですわな、スターだアイコンだなんだっつったって。

電通

 過労死訴訟などで批判されている電通。

 それにしても、しかし、なんで広告会社には電通と博報堂しかないのか、……などと私もよく感じるが、それを解り易く書いているサイトがあった。

「日中戦争や太平洋戦争が始まる前の日本は、米国顔負けの自由競争の国で、新しい新聞や雑誌が次々と立ち上がり、健全な競争を繰り広げていました。広告代理店の数も無数にあったといわれています。」

 よくぞ書いてくれた、というところである。そう、戦前の日本はけっこう自由だったのだ。

 ところが、上掲サイトに書かれているように、戦争体制整備の国策で、報道や広告が一本化され、そのために戦後も独占企業として残ってしまったいわば「戦争の鬼っ子」が電通なのである。

笹の墓標

 戦前の北海道のタコ部屋の話を思い出した。以前、北海道に住んでいた頃、(たまさ)か耳にしたのだ。

 いや、電通が強制労働、タコ部屋だ……とまでは言えないし、昔とは違う、とは思うが。「朱鞠内湖」の話と、「常紋トンネル」の話だ。

雨竜第一ダム

 森村誠一に標記「笹の墓標」という作品があって、これは戦時中の北海道朱鞠内湖のダム工事を題材にとったものだという。

 その題材の朱鞠内湖は「雨竜第一ダム」によって雨竜川をせき止めることで作られた湖で、国内でも有数の湛水面積を誇る。

 しかし、戦時中に造成されたこのダムは、いわゆる「タコ部屋使役」によって作られたものなのであった。過酷な強制労働によって多くの死者を出し、死体は現地に打ち捨てられたままになっていたのだ。タコ部屋には騙されて連れてこられたり、借金などの事情がある者の他、いわゆる「強制連行」であるとされる中国人・朝鮮人も少なからずいたという。

 私は昭和末期~平成ひと桁頃の間、この朱鞠内湖にほど近い旭川に暮らしていたので、時々所用などで朱鞠内湖の近くを通ることがあったが、その頃も、「この付近で人骨等を発見した場合はXXXまでご連絡ください」などというホンマかいなという立て看板が道沿いに沢山立てられていたもので、地元出身者によると近くの小中学生などは「……出る」なぞと言って、夏場など話のネタになっていたという。

 森村誠一の小説の題名は、阿川弘之の「雲の墓標」のパクりのような感じで、どうもいただけない。

常紋トンネル

 この朱鞠内湖と並んで、北海道では「常紋トンネル」というところがよく話のタネになる。

 ここも戦前、朱鞠内湖同様のタコ部屋労働で、突貫工事を行って開通させたそうだ。完成後、労働者を人柱にして壁に埋め込んだらしいという噂が残った。戦後しばらくして、十勝沖地震で壁面が崩壊したため修理工事をはじめたところ、壁の奥から本当に人骨が出てきた。地元では、噂はやっぱり本当だったと話題になり、ゾッとしたものだという。薄気味悪い山中のトンネルでもあって、いろいろと怪談があるそうな。

知る人ぞ知る

 とりとめないが、次のような文書がある。

 結構有名な文書で、民進党をネットで叩く人には基礎資料みたいになっている。

 私としては、いや、もう、叩こうがどうしようが民進党は民進党以外にはならず、過去の政権の不始末なんか、今となってはどうでもいいっちゃあどうでもいいのだが、TPPの経緯や、「原子力発電所を大増設して50%以上にする」と言っていたこととか、なかなかいい感じに非難してるんだよな。

宇都宮メガンテじじい

 ……い、いや、「このまちが好き!」て、好きだったらあんなことするかフツー。

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 動画なども、病んでいるとしか思えない。言葉も、一見普通に聞こえるが、よく聞いてみると筋も通らず、滅茶苦茶だ。

 このことに絡んで、「真言宗長江寺」ってのがクローズアップされてるな。住職の萩原玄明氏がこういう本を出しているそうで。

 まあ、これだけならその辺に転がっている、よくあるどうでもいい宗教本で、こんなものは無視しときゃあいいんだが、頭のおかしくなったメガンテじじいには、悪と感じられてしまったのだろう。

あれ、読売って前からそうだったっけ?

 あれ……? 読売が「原発の増設を検討しろ」なんてことを訴えている。読売って、前からこういう社説だったっけ?

 いや……。本音はそうかもしれないが、今この時期に「原発増設しろ」っていうのは、なかなか人々の理解が得られないのじゃないかなあ。もしそう言いたいなら、「増設しろ」って端的に言い捨てるんじゃなくてさ、少しづつ少しづつ、理解と納得をはからないと、さー……。逆に人々はアレルギーで「福島だってまだ全然済んでないのになんてことを言うんだキイーッ!」って、反対すると思うよ。

微妙に曲げる書きっぷりをやめんかい(笑)

 いや、コレさー、なんていうか、「国連は中国等の部隊に救助のための出動を命じたが、その命令が無視された」という事実、端的に書くと「中国部隊等は怖気づいて救助に向かわなかった」「中国部隊等は国連の命令を無視した」という、軍隊として無視すべからざる規律違反がまずあるんだが、これを微妙に曲げて記事の奥の方に目立たなく書き、まるで

「所詮PKOなんか一般の人を助けてなんかくれないじゃないか、どうせ派遣されている自衛隊だって何もしないんだろ、軍隊なんか人民の敵だ、そんなことに漫然と自衛隊を出しているのは間違いだ、アベ政治を許さない!」

……みたいになってねえか(笑)。

 だいたい、南スーダンに自衛隊出したの、民進党だぜ?

 そりゃ、まあ、UNMISSが中国とエチオピアに命令を徹底できなかった点で、UNMISSを批判することは外れてはいないけれども、さー……。

労組と故高橋まつり氏

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 高橋まつり氏は死んだ。あまりにも痛々しい亡くなりかたであり、母上の悲痛に同情する。

 その間、各所の労働組合は何をしていたかというと、「安倍政権粉砕」「戦争反対」「原子力発電所全廃」と言っていた。身に覚えがあろう。

 政治や戦争も、もちろん国民全体の大きな幸せに影響すること大であって、労働組合としてそれに関わろうとするのも正論と言えば言える。

 だが、彼ら労働組合は、この東大出の優秀な女性が自殺を選ばざるを得ないという、そういう異様な事態に、なんで「私たちは無関係、無罪、だからもっと大きい政治的課題に取り組むのだ」というような態度を取り続けておれるのか。同じ労働者たる仲間を救おうと、なぜしないのか。

 これは、もはや労働組合なるものが、とうの昔から働く人たちの味方などではなく、共産主義者、ひいては外患誘致を図ろうとする勢力、すなわちロシア、中国、北朝鮮の代表でしかないということを物語る。

オリンピック選手を称揚すべし、だが

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 リオオリンピックにおいて日本の選手たちは多くの勝利を得、自己を証明するとともに人々を力づけ、まさしく「国威を発揚した」と言える。

 選手の力戦奮闘、またそれよりも尚、ここまでに至る努力精進の過程を思うと、感動を通り越して崇敬の念をすら覚えるのである。選手たちを称揚せずして、他に何ぞ称揚すべきもののあるや。

 だが、今に至って、ずーっと、テレビでオリンピック感動番組をやっているのを見せられ続けていると、

「これは、電通、博報堂による『東京オリンピック乗っかりゲヘヘヘ銭ゲバ戦略』だな」

……と思えて、腹が立つのだ。

 オリンピック選手とは直接なんの縁もない、錬金術師みたいなチャラチャラしたテレビ詐欺師連中が、努力精進の聖なる国宝級選手に何百人もぶら下がって金儲けをし、食い物にしている表れがこの延々と続くテレビ番組なのだと思うと腹が立つ。第一、おそらくは、このテレビ番組の連続は、選手たちには一文の得にもなっていないのではなかろうか。

 一刻も早く、本来の主役であるオリンピック選手を静謐な環境に戻し、休ませるべきである。電通や博報堂は、いつもの下らないポルノビデオまがいでも撮ってギャーギャー下品に喜んでおればよろしい。

電通のコンサル

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 別の海外メディアによると振り込んだのは電通らしいが、さておき、もう、あほ丸出しだなあ。こんなんじゃスポーツ選手達が可哀想だ。

矢沢永吉出演のコマーシャルは支持できない

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 昨日夜遅く、くたびれ果てて帰ってくると、妻子がテレビを見ている。見るともなしにそれに耳が向いた。

 不世出の歌手、矢沢永吉が自動車のコマーシャルに出演している。

 何か、

「やりたくないことをやる人生など面白くない。やりたくないことをやる人生など愚かだ。俺はやりたいことだけをやってきて、愉快だ。そういう人生を送るべきだ。」

……というような意味のことを言っている。

 こっちはそんな言葉を聞かされて、不愉快だ。

 無論、矢沢永吉の言葉ではあるまい。チャラチャラした広告屋の台本だろう。それにしてもしかし、生活人たるもの、やりたくないことでも我慢し、何かのために奉仕して生きる、そこに何らかの意味を見出す、苦しくともそれに喜びを見つける、そういう態度が必要なのと違うか?

 あんなふざけたコマーシャルを作るのが年に給料1000万貰っている電通か博報堂の社員だか何だか知らんが、まったく賛同できない。あんな言葉を聞かされて、そうだそうだと愉快がる人間が一体世の中にどれくらいを占めているか、そんなことにすら見当がつかない連中があんなコマーシャルを作って世間に垂れ流している。

 テレビを見ると、そういう連中に金を払うことになるから、だからテレビはあまり見ない方が良い。

 テレビは大嫌いだ。テレビ屋も、こういう映像づくりばかりしていると、どんどん視聴者が減り、自分の首をじわじわ絞めることになると心しておいた方がよかろう。