DVD・徘徊

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 十数年以上前に流行(はや)った漫画「のだめカンタービレ」を、ゴールデンウィークに全部一気に読んだ。面白かった。

 妻もゆっくりと読んでいる。妻はメディアミックスでないと面白くないらしく、ドラマのDVDをツタヤで借りてくるので、それも一緒に見ている。

 昨夜DVDの3巻・4巻を一緒に借りに行った。その時、この前Amazon Prime Videoで見ようと思ったのに見ることができなくなっていた杉浦日向子原作のアニメ「百日紅」を見てみようと思い、それも借りた。

 今日は日本ITストラテジスト協会関東支部の月例会があるのだが、今日のイベントは「商談会」である。立場上私は商談には参加できないので、参加してもどうにもならぬ。傍観していたところで人の役にも立たず、面白くもないから、欠席した。


 今日の昼めしは虎ノ門の大坂屋砂場でとった。通しもの三点盛で蕎麦前をゆっくりと飲み、牛蒡(ごぼう)のかき揚げの天せいろを手繰った。

 西新橋から環2通りへ出て、汐留へ行き、シオサイトの空中回廊を(そぞ)ろ歩く。ローマ風大理石彫刻のレプリカが飾られた「イタリア公園」などというのがあった。

 海が近い。薫風が袖口から入る。もう今週を最後に散るかな、という頃合いの花皐月があちこちの植栽で鮮やかに紅い。

スライドショーには JavaScript が必要です。

 シオサイトの回廊を歩き終わると、突き当りに芝離宮がある。150円払って入ってみた。大きな池に微風がわたっている。広々と気持ちがよく、庭園の造形が渋い。ちょうど額紫陽花(がくあじさい)が青く咲いている。

 庭園を出て海に向かう通りを東へ歩いていくと、なんだかよくわからないが人だかりがしている。近づいて行ってみると、伊豆諸島の観光イベントをやっているようだった。

 くさやの干物などもあるようで、お土産に買いたかったが、妻と子供は嫌がるだろうなあ、とも思い、買わなかった。

 日の出埠頭までのろのろと歩き、水上バスで帰ることにしたが、気が向いたので反対向きのお台場向きへ乗った。

 今日は何か花火が上がるらしく、お台場の船着き場はあちこちに立ち入り制限がしてあって面白くなかった。すぐに浅草行きへ乗って引き返した。

 船の屋上で風にあたりながらヘッドフォンで音楽を聴いていると、吾妻橋のあたりだったか、船員が駆け上がってきて、大きな声で乗客に何かを指示した。私はヘッドフォンをかけていたので、何を言っているのかわからなかったのだが、立っていた乗客たちが皆てんでにしゃがみこんだ。私も驚いてしゃがんだ。今日は満潮が近くて川の水位が上がり、船の屋上がぎりぎり橋の下を通れるくらいだかららしい。実際、橋の底がしゃがんだ乗客たちの頭上をきわどくかすめ過ぎていき、「ゲゲッ、危ないじゃねえか!」と思うくらいであった。

 それが2回くらいあった。動画は多分、永代橋の下を通るところじゃないかと思う。

 だが、面白かった。

 浅草で降りて、浅草寺の二天門から仲見世通りへ入り、新仲見世をちょっと見た。神谷バーで電気ブランでも、と思って覗いてみたが、ものすごい混みっぷりで、いつも陣取る壁際のスタンドカウンターまでいっぱいだったので、やめてしまった。


 東武線で家に帰る。帰りに市立図書館の南部分室へ立ち寄り、本を2冊借りる。なんとなく手に取った文庫の古本、林望の「イギリスはおいしい」と辰巳芳子の「味覚日乗」。

 家でもう少し飲んでから晩御飯を食べた。それから、妻と一緒に昨日借りた「のだめカンタービレ」を見た。続けて「百日紅」を見たが、10分くらい見たところで眠くなり、そのまま朝まで眠ってしまった。

破獄

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 「破獄」が、ビートたけし主演でドラマになり、テレビ東京から放映されるという。

  •  破獄(テレビ東京番組サイト)

 原作は言わずと知れた吉村昭の名作だ。

 だいぶ昔だが、昭和60年(1985)に緒方拳主演でNHKでもドラマ化されており、今でもDVDが手に入る。

 実は私は、若い頃、リアルタイムで放映されていたこのドラマを断片的に視聴し、緒方拳の名演に息を飲んだのだ。その印象が忘れがたく、数年してから原作を探して読み、いたく感銘を受けるとともに、この作品から吉村昭を知った次第である。

 20代の頃、この「破獄」をきっかけに、「(くま)嵐」「高熱隧道(ずいどう)」「零式戦闘機」「帰艦セズ」「冬の鷹」「海軍乙事件」など、次々に買って読んだ。後年に至って、「関東大震災」「三陸海岸大津波」「赤い人」なども買って読んだ。

 子供が生まれた頃はアパート住まいだったので、数千冊の蔵書が住居を圧迫していた。しばらくは自分の楽しみごとなど我慢して赤ん坊の面倒を見るべきで、妻の勧めもあって、多くの蔵書を処分してしまった。その中に吉村昭の本もあり、誠に惜しかった。どうしても吉村昭の小説は手許(てもと)に置いておきたく、後年、子供が大きくなり、自宅を建てて本棚の二、三(さお)もしつらえ、小遣いに多少の余裕も出来てからまた文庫で買い直して所蔵している始末である。

 その原作が再びドラマ化されるというのだから、蔵書を(ひもと)くのは当然だ。

 今度のドラマ化では、主演のビートたけしは原作では主人公となっている脱獄犯・佐久間清太郎に扮するのではなく、人情家の看守・浦田進を演じるという。浦田進は原作にもキー・パーソンとして登場するが、終始一貫して登場するわけではない。そうすると、また違った視点からのドラマ化なのだろう。佐久間清太郎は山田孝之が演ずるそうな。

 ところで、「破獄」では主人公の名前は佐久間清太郎となっているが、モデルとなった実在の脱獄犯は「白鳥由栄(しらとりよしえ)」という人物である。白鳥由栄がやったこともほぼ小説に描かれている通りで、戦前から戦後にかけて大変な話題を振りまいたという。

 実は、とうの昔に定年退官しているが、私の父はかつて大阪刑務所の刑務官であった。確か昭和29年(1954)拝命と聞いているから、この白鳥由栄の事件は終息していた頃だが、父は「若い頃、先輩からこういう事件があった、ということで、教訓・教材としてその話を何度も聞かされ、また資料などでも読んだことがある」と私に語ったものだ。

 ともあれ、そういう色々なことがあるものだから、この本は好きだ。早速、本棚から引っ張り出して再読する。

 いつも思うのだが、吉村昭の小説は文章が端正でいい。読んでいてストレスがない。特殊な言い回しや難しい単語は少なく、取材に基づき淡々と題材を追っていく。なのに、ふと気づくとそこには十分な文学的肉付けが施されている。そうした味わいがあるし、何度も読んでいる愛読書だから、楽しく読める。この月曜から通勤電車内の楽しみにし、じっくりと読んだ。今朝の電車内で読み終わった。

 これがどんなドラマになるのか、楽しみだ。今日現在は前掲のドラマ公式サイトを見ても、「平成29年(2017)放映」としか発表されておらず、いつ見られるのかまったく不明である。はやく放映予定が決まらないものかな、と思う。

猟銃等講習(初心者)受講

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img_4940 去る11月2日(水)に申し込んでおいた「猟銃等講習(初心者)」を受講しに、見沼グリーンセンターまで行ってきた。

 今日は天気がよくなく、どんよりと曇っていたが、グリーンセンターは広々とした芝生広場で、いかにも長閑(のどか)であった。

 さて、猟銃等を所持するためには多くの申請・許可が必要だが、その第一歩、まず初めにしなければならないことが、この「猟銃等講習(初心者)」の受講である。

img_4900 警察のホームページなどで開催日時・場所を調べ、管轄の警察署を通じて受講申し込みをする。申し込み時に6800円の受講料が必要であり、また越谷市警察署の場合は担当官から簡単な面接がある。申し込みが受理されると受付票と写真の「猟銃等取扱読本」という150ページほどのテキストが交付される。

 このテキストをよく読み、講習会の日を迎える。私の場合、それが今日であった。講習は今日、丸一日行われた。

 見沼グリーンセンターの最寄り駅はJRの「土呂(とろ)」か、東武アーバンパークラインの「大和田」のどちらかだ。土呂駅からは数分だが、大和田駅からは15分ばかりかかる。その代わり、大和田駅までは運賃が安い。貧乏人の私としては迷わず大和田から歩くに決まっている。

img_4945 会場についてみると、受講者は思っていたより大勢おり、60名以上はいるようだ。

 驚いたのは、制服姿の、どこかの高校生の集団が受講者の3分の1ほどを占めていたことだ。学校の射撃部の子たちらしい。

img_4943 講習会は、まず、銃刀法、火取法、鳥獣保護法、銃の取り扱いの基礎についての講義、DVDの視聴などが行われる。次いでテストがあり、このテストをパスしないといけない。

 午前中は法律、特に銃刀法である。テキストを見ながらしっかり聞いた。

 休み時間、私はたまたま席が前の方だったので、教官に話しかけられた。

「何をおやりになるつもりですか?標的射撃?」

「はい、『クレー射撃』というものを一度やってみたいと思っていまして」と私。

「なんだ、そうですか」と、教官が残念そうな顔をする。

「は?」

「狩猟はしないんですか、狩猟をやってくださいよ」

これは異なことをおっしゃるな、と思ったが、聞けば、狩猟をする人たちが高齢化し、有害鳥獣が増加して困っているのだという。

「年寄りは体力がなくなって、もう山を歩いたりできませんからねえ」

 なるほど、去年・今年、山で熊による獣害が相次いでいたことを思い出した。山菜取りに入った老女が熊に食害されたことなど、誠にいたましい事件だった。このブログにもそれに関係することを少し書いたものだ。

 若者は血や内臓を見るのを嫌うし、ハンターは高齢化するし、……そういうことが要因としてあるのか、と、ちょっと納得がいった。

 ああいう獣害が起こると、兎角(とかく)、進歩的な知識人がテレビで「こういうのは、人間が自然を侵し、鳥獣の領域に入っていったから起こっているのですよ」などと言うものだが、現場で肌身をもって鳥獣に向き合っている人たちに言わせると、全く逆で、「鳥獣の領域に入っていく人が減っているから、獣害が目立つようになっているのです」となるのである。

 私は今のところ狩猟をする気はないのだが、非常に考えさせられたことだった。ちなみに、銃猟をするためには、銃の所持許可に加えて、「狩猟免許」、就中「第一種銃猟免許」が必要である。下掲のサイトに詳しい。

 昼食をはさんで、午後も講義は続く。午前中と午後の半分は警察官が教官をつとめる講義だったが、午後の後半は猟友会の人が教官となり、模擬銃や各種寸法の模擬弾を示しながらの講義である。

 この猟友会の人は年配の方で、実地の経験をもとにした様々な知識を沢山開陳して下さった。珍しい知識が多く、面白い講義だった。「今はもう猟期ですので、今日のこの役目がなければ、いつもなら私は山に入っているんですが……」と冗談めかして言っていた。

 さて、それが終わると、講習会の最後に50問・1時間のテストがある。90%(45問正解)で合格となり、その場で資格認定される。

 試験終了後、受験番号順に有無を言わさずどんどん名前を呼ばれ、公印入りの認定証が交付される。

 このため、落ちた人は自分だけ名前が呼ばれず、自分の席の後ろの人が先に呼ばれて認定証を貰いに行くことになる。これはなかなか残酷で、名前が呼ばれなかった人はバツの悪そうな、まことに残念そうな顔で後ろの人をチラッと見、すごすごと帰っていく。

 私はというと48問正解で、特段危なげもなく合格した。

 面白いことに、人数の1/3ほどを占めていた高校生の多くが「クッソ、ヤッベ」「あーっ、俺落ちたーッ」「あたしもー」(女の子が意外に多い)などと、韜晦(とうかい)もあってか、実に屈託なく、明るく「落っこちた表明」をしていたことだ。どうも、だいぶ落っこちた子が多いらしい。あとで射撃部の顧問の先生にドヤされることだろう。

 試験官によると、今日は71名申込、実参加63名、うち45名合格、合格率は71%だったという。

 私は、合格はしたものの、2問間違ったところがどこか知りたくて、試験官にたずねてみた。しかし、「点数は教えられるが、間違ったところを教えると、出題を開示することになり、今後の講習会に差し支えるので、残念ながら教えられない」とのことであった。私が聞いたすぐあとで、不合格だったらしい女の子が「間違えたところ教えてください」と残念そうな表情で試験官に食い下がっていたが、是非もない。

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 銃の所持は敷居が高く、これで終わりではない。次に、「教習資格認定申請」というものを3年以内に行わなければならない。この申請には警察の身辺調査や、精神科医の診断書、また、家族に精神病者がいない、と言った、相当厳密な手続きがある。それが終わると、「教習射撃」と言って、実際に射撃をするが、ここで的に当たらなかったりすると不合格になる。その後、更にさまざまな申請や認定が続く。

 ま、調べながら、ゆっくりと進めていくつもりだ。

猟銃等講習(初心者)申込手数料(埼玉県証紙) 6,800円
講習会場への電車賃 360円×往復=720円
合計 7,520円

 これまでに使ったお金は右の通り。

地上(ここ)より永遠(とわ)

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 「カサブランカ」と2枚1組になっていた「地上(ここ)より永遠(とわ)に」という映画を見たが、面白くなかった。

 多分、原作の小説は面白い小説なんだろうと思う。

「カサブランカ」選り抜き3場面

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 こんな動画を作って遊んだ。

 自分が著作権がらみで文句をつけられてみて思ったのだが、こういう古い映像は、実は著作権が切れていて、パブリック・ドメインになっているのだった。だから、激安DVDが100円とか500円で投げ売りされていたりする。

 しかし、名場面は名場面、ボギーはボギーなんである。

 それで、私が「カッコエェ~ッ!」とシビれる選り抜きの3場面を抜粋してみた。やっぱりハンフリー・ボガード万歳である。シブいのである。シビレるのである。うん。

ボギー

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カサブランカ・ボギー01 ほんで、この前安売りのを買ってきといた、「カサブランカ」なんか見るとか。ぬぅ、ボギー、シブいわぁ~。

オイ佐藤、オリンピックはどうした

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 長女が「ビートたけしはどうでもよくって、椎名桔平と言う俳優が好きだから」などと言って、DVDを持ってきた。「アウトレイジ」と「アウトレイジ ビヨンド」、2本続けて見る。しかし、「アウトレイジ ビヨンド」には、椎名桔平出てこないじゃないかいw。

 この映画も、実は前から見たかったんだよねえ。けど、血が出たりするところを妻がイヤがるもんで、見てなかったのだ。そんな映画を長女が見たがるとは思いもよらなんだ。どころか、最近急激に大人になっちまった長女は、テレビの前に陣取って煎餅なんかバリボリ齧りつつ、例の有名な指ツメシーンなんかも「やくざの中の人も大変だな(ワラ」などと(うそぶ)いて平然と見てたりするからあなどれない。

 それにしても、我ながら、また我が娘ながら、変な父娘ではある。テレビではブレストの世界的第一人者・金藤理絵先生をはじめ、日本選手団が次々と快挙を成し遂げとるっちゅうのに、ソッチ全然見ないで、こんな話題落ちのDVD見てワァキャア言ってんだから。

今日

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 明日は旗日(はたび)だが、長年使っている国旗掲揚用のプラスチック製ポールが(ぜい)化して、亀裂が入っている。天気のいい日にばかり外に晒すので、紫外線が影響するものか。思い切って同径のステンレスパイプを買うことにした。

 三郷のピアラシティにあるスーパービバホームで19ミリ径180センチの全ステンレスのパイプを買い、ついでに洗濯物の室内干しをするための工夫モノ、ステンレスのフックや綿ロープなどを少し買う。

 実は私はホームセンターが大好きで、ホームセンターに私を拉致して放置しておいてくれれば、3日でも4日でもそこで過ごせる自信がある。やったことはないが。

 三郷のスーパービバホームは大きくて品ぞろえが豊富、業務用のものも多く扱っているので、本職の大工や建築業者がトラックで乗り入れて物資を調達したりしている。その点、千葉の「ジョイフル本田」に近いものがある。

IMG_4080 今日店内をうろついていて「こ、これは!」と思ったものの中に、園芸コーナーにあった「滝・\1,800,000-.~\2,590,000-.」という謎のスゲエものもビリビリと私のホームセンター愛好精神をくすぐったが、今日の大ヒットはコレだろう。「津波避難シェルター・\1,500,000-.」

 ホームセンターなので、防災用品、消火器とか虎ロープとか保存食とか、そういうものが防災用品コーナーに置かれているのだが、それらと一緒に雑然と「防災用品」カテゴリで、こういうものがドスッと置かれているのだから、スーパービバホームはやめられない。

IMG_4078 説明書きによると、なんでも、津波が来たらこのシェルターに逃げ込む、このシェルターは、仮に激しく波に揉まれて180度転覆しても、自己回復能力があってだるま様のように正転できる。4人ほど乗れ、また、50%浸水しても浮かび続けられるという。

 写真は出入り口ハッチから室内を見たものだ。けっこう広い。まあ、海なし県の埼玉に住んでいる私にこれが必要とは思えないが、先の大震災の被害沿岸部に住んでいる方など、こういうものを持っていてもおかしくはない。

IMG_4073 この前長女に帽子を取られたので、もうすこし鍔の狭い残暑向けのやつを、と思ってイトーヨーカドーでシーズンオフの安売りを一つ。それからウィスキー一本買う。 

 スタバに寄ってドリップのグランデをアイスで。

IMG_4085 安売りのDVDなんかに無駄遣い。これ、もう一度見たいんだよねえ。

 自宅のリビングの梁の2か所に、ステンレスの大型フックをしっかりと取り付け、これに物干しポールを綿ロープでぶら下げる。不要な時にはポールをフックに引っ掛けると、見えないところに隠せる、という仕組みだ。

 そんなことをしていると、もう今の時間である。

 ジ~……と蝉が鳴き終わっていく。窓の外の光が黄色い。気温は高くても、暮れかかってくると、光にも風にも、はや初秋の気配が忍び込んでいる。

IMG_4082 買ってきたブラックニッカ、カチワリをたくさん作って、一杯。

友よ、静かに(ねむ)

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 表題作のテーマ曲が聴きたくなり、DVDも持っているのだが、なんとなくYoutubeであさると出てきた。

 封切当時北方謙三作品にハマっていて、いくつも読んでいたので、この映画もシビれながら見たものだったが、当時はまだ10代だったから、このロケ地があの「辺野古」だとは知らずに見ていた。また仮に辺野古だと知ったとしても、当時は何も思うことができなかったろう。


 原作は沖縄ではなく、北陸かどこかの寂れた温泉地が舞台なのだが、監督の崔洋一が強い思い入れで辺野古にしたのだと言う。

 さておき、この原作を読んだのが確か19歳ぐらいの頃で、その頃大藪晴彦の作品などもいくつかは読んでいたが、ハヤカワ・ミステリのハメットとかチャンドラーにどわ~っと耽溺するようになったんだった。

ローマの休日

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 先週家族と買い物に行ったとき、最近よくある著作権切れ映画の激安DVDが本屋のワゴンに並べられており、見るともなしに見ていたら定番「ローマの休日」もそこにあった。

 いつもならスルーなのだが、290円と言う値段もあり、なんとなくヒョイと買った。

 パッケージをぼんやりと眺めていたら、「脚本:イアン・マクラレン・ハンター、ジョン・ダイトン、ドルトン・トランボ」とある。

 えっ、なんだって?トランボ!?

 トランボというと、反骨の脚本家で有名だ。共産主義者だから私とは相いれないが、だが、その廉直と苦労の人生にはとても魅力がある。もうだいぶ前だが、週刊「ヤング・ジャンプ」連載の漫画、「栄光なき天才たち」に載っていたから知ったのだったか。だがたしか、その頃、名作「ローマの休日」の脚本家がトランボだとは、聞いたことがない。

 ググッてみると、なんと、トランボ死後およそ20年も経ってから、実はローマの休日の脚本はトランボが書いたものだと判明し、名誉を回復されるとともにアカデミー賞が贈り直されたのだと言う。平成5年に判明したというから、私が知らないのも無理もない理屈だ。

 のんびりと見始める。オードリー・ヘップバーンの美しさ。

 15分、窮屈な儀礼に泣き出してしまい、御用医師から鎮静剤を打たれたものの、一世一代大冒険、トラックの荷台に跳び乗って逃げ出す王女。

 18分、睡眠薬でグダグダの王女と新聞記者の出会い。

 24分、困惑するタクシーの運転手と新聞記者。

 27分、だいぶきわどい新聞記者と王女。

 30分、あくまで紳士の新聞記者(笑)。そして皇室は騒動。

 32分、ウソがマズいことになる新聞記者。

 37分、編集長に難詰されるうち、真相に気付いて大慌てする新聞記者。

 57分、けっこう楽し気に下町をうろつく王女。あとをつけつつ、逆にオロオロしはじめる新聞記者。スイカ持て余してるのが変。美容院。

 70分、ライター仕込みのカメラ。コロシアム。

 75分、王女様バイクで暴走。警察騒ぎ。

 78分、真実の口。

 83分、船上パーティ。

 88分、黒づくめ殺到、乱闘騒ぎ。

 91分、ビショ濡れ、チュー。

 94分、カワイイなあ、ヘップバーン。

 98分、お別れ。

 106分、傑作写真の数々。

 116分、立ち尽くす新聞記者。