面倒臭いからもうこれでいいです(笑)

投稿日:

 いい記事が出ているのだが、なんかちょっと違う。

上記記事より引用
組み込み用OSとは

 OSと聞くと、パソコン用OSのウィンドウズを思い浮かべる人が多いだろう。クラウドサービス(外部に保存したデータやアプリケーションなどをネット経由で呼び出して使うサービス)などに用いられる大型コンピューターでは「ポジックス」というOSが主に使われている。スマートフォンのアプリケーションを動かすアンドロイドOS(アンドロイド端末用OS)やiOS(iphone端末用OS)もポジックスのプログラムを部分的に使っている。こうしたコンピューター用のOSは「情報処理系OS」あるいは「汎用OS」と呼ばれている。

 これに対し、電子機器などに組み込まれている小さなコンピューターを制御するOSが、組み込み用OSだ。

 いや、「『ポジックス』というOS」て、う~ん、……微妙に違うと思うんだが、……半分くらい合ってるッちゃあ、合ってるので、……説明するの面倒臭いから、これでいいですわ、もう(笑)。


追って書き

 面倒臭いのでもうこれでいいですわ、……と言い捨てて放っておくのも技術者としてどうなのかという気がするので、あっさりとではあるが付記しておきたい。

 POSIXはOSではない。「OSが備えるべきAPIの層の規格」である。

 APIとは、コンピュータのプログラムがコンピュータの資源や機能を使おうとする際の「窓口」と思えばよい。この「窓口」の例えで言うなら、窓口を規格化するということは、建物に設けられた窓口の開く方向、位置、大きさ、縁の材質、開け閉めのための手順、……等々、といったことを取り決めておくようなものである。

 「層」と書いたが、これも建物で例えることができる。建物の規格にはいろいろな角度からの規格がある。木造か鉄筋コンクリートか、といった主な材質に関するものや、洋風か和風か、といった内外装に関すること、軸組かツーバイフォーか、といった構造に関することなどだ。これには「洋風・和風」といった抽象的な取り決めから、「木造・鉄筋コンクリート」といった具体的なものまで、「層」のように取り決める事柄が数多く重なっている。コンピュータも同じことで、取り決めておくべきことは非常に多くあり、建築物におけるがごとく、抽象から具象に至るさまざまな取り決めがあるのだ。これが「APIの『層』」と書いた所以(ゆえん)である。

 POSIXはそうした「取り決め」、すなわち「ある角度から見た場合の(つまり、『ある層』の)規格」のことである。

 記事にあるような「ポジックスという名の情報処理系OS」なんてものは、ない。あるのは「OSに関連するPOSIXという名の規格」である。その点でこの記事は誤りである。この誤りは、一般の人のために読みやすく簡単にした、というのと異なる。誤りであるとするのが書き過ぎであるなら、この記者の各種OSに関する理解がこうなのだ、ということになる。

 この記事全体は「いまやITRONが世界標準として確固たる地歩を築きつつある」ということが主旨であり、POSIXに関することは本題ではない。だが、たとえ些末なことであろうと、ここまで縷々述べたような技術的な点について正確さを欠いているということは、この記事が技術的な事柄について述べたものであるだけに、その主旨とすること全般に関する正確さについて疑いが持たれてしまうのも止むを得まい。調査研究本部主任研究員を肩書とする人の書くものであるのなら、技術的に正確な記述がなされなければならない。

 というか、この記事への本来のツッコミどころはPOSIXの話ではなく、「記事はITRONとBTRONを一応区別して書いてはおり、それは正しいけれど、一般の読者にはそんなことなんかわからない。また、ITRONのシェアについて、定量的な根拠を何も書いていない。例えば、『自動車の制御に広く使われている』としているが、ではITRONの市場占有率は何パーセントなのか、という問いには、この記事はまったく答えていない」……というところだろうか。

モバイルONEとSONY Experia A SO-04Eでテザリング

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 今日、外出先でタブレットを使おうと思い、いつものようにスマホのテザリングを使おうとした。ところが、スマホのテザリングをONにするたび、「エラーです」等と表示され、うまくいかない。

 私のスマホは古い「SONY Experia A SO-04E」だ。先日SIMを安いもの(OCN モバイルONE)に変えたところだ。

 ひょっとして、格安SIMではテザリングができないのか……?

 ググッてみると、格安SIMだからダメということではなく、「モバイルONE」と「Experia A」の組み合わせではダメ、ということらしい。ドコモの携帯電話では、たとえドコモ系のMVNOであっても、ドコモ以外のSIMを挿すとテザリングはできなくなってしまうのだそうだ。これはテザリングをONにしたときに、ドコモの端末は「インターネット・プロバイダとしてドコモを選ぶ」(APNがドコモになる)ように切り替わるからだそうである。これは、たとえ「SIMフリー化」の手続きをしてあっても同じだそうだ。

 私は外出先でよくネットを使うので、テザリングができないと非常に不便だ。

 どうにかならないものか、とググッてみたら、これをうまく変更し、特段怪しい改造などすることもなくテザリング可能にすることができるそうだ。しかし、それには多少面倒な操作が必要だ。

 ところが、その手順をひとまとめにバッチファイルにし、面倒な操作を不要にしたものを配布してくださっている方がいる。

 こういうツールを無料で公開してくださっている方がおられるとは、誠にありがたいことである。

 このバッチファイルの内容は何ら怪しいものではなく、スマホに対して「adb shell settings put global tether_dun_required 0」(Experia Aの場合)というコマンドを発行するものであり、至極安全なものだ。

 さっそく使わせていただき、難なくモバイルONEを挿したExperia Aでテザリングができるようになった。

やっぱりviでないと(はかど)らない

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 20年前から10年前にかけて、システム管理の仕事をしていた。はじめ、私の役目はサーバとエンジニアリングワークステーション数十台からなるシステムの、商用UNIXのrootであった。UNIXはNECが出していた「UX/4800」で、SVR4.2の標準に準拠していた。サーバはUP4800、エンジニアリングワークステーションはEWS4800という製品だった。

 職場のサーバやエンジニアリングワークステーションなので、勝手に環境を変更することは許されず、いきおい、エディタなどは標準で入っている「vi」以外に選択肢がなかった。

 その後、その職場ではLinuxサーバが増えたのだが、GUIが重くて面倒臭いので、Xをインストールせず、管理作業等はコンソール画面で、エディタは相変わらずviのみを使っていた。

 それら数十台のLinux/UNIXマシンを相手に、10年の間、地味な管理作業に(いそ)しんだ。

 その頃からの習い(さが)で、今でも「ああ、これ、vi使ったほうが早いのになあ……」などと思うことがどうしても多く、職場のPCにviが入っていなかったりするとイライラする。しかし、今の職場のPCは私が管理しているものではないので、どうにも仕方がない。

 しかし、自宅は別で、何を放り込もうが私の勝手であり、ちょっとしたことでも迅速・快適に作業ができる。

 先ほども、ネットで拾った複数行の文字列を、行ごとに「<tr><td>文字列a</td><td>文字列b</td></tr>……」というふうにテーブルに成型する必要があったのだが、このようなことはそこいらの変なエディタを使うより、viのほうがよっぽど早くできる。

 ネットで拾った文字列は次の通りだ。愛用のタブレット、T101HA-G128のBIOSセットアップのパスワードをリセットするためのレスキューパスワードの羅列だ。

2011-11-23 A1AAABBA
2011-11-24 AL11LAAA
2011-11-25 ADH0AHBB
2011-11-26 AAAAB1BL
2011-11-27 A9BOCAAD
・ ・ ・

 これを、先に述べたように<table>タグで囲めるよう、<td>タグ等で成型するわけである。

 こんなこと、viでやればほんの数秒だ。普段から手になじんでいれば、人によっては「3秒」で終了させられる。

 それには、次の数個のコマンドを投入するだけでよい。

:1,$s/^/<tr><td>/
:1,$s! !</td><td>!
:1,$s!$!</td></tr>!

 たったこれだけで、全部の行が一瞬で次のようなHTMLに生まれ変わる。

<tr><td>2011-11-23</td><td>A1AAABBA</td></tr>
<tr><td>2011-11-24</td><td>AL11LAAA</td></tr>
<tr><td>2011-11-25</td><td>ADH0AHBB</td></tr>
<tr><td>2011-11-26</td><td>AAAAB1BL</td></tr>
<tr><td>2011-11-27</td><td>A9BOCAAD</td></tr>
<tr><td>2011-11-28</td><td>A0B0ADBD</td></tr>
・ ・ ・

 あとは前後に<table>~</table>タグを入れ、スタイルをちょっと書くだけだ。

 ことほど左様に、viはいい。

 ……なのだが、「viは作業が早く済む、生産性が極めて高くなるから職場のエディタはこれで統一すべきだ」などと言うことを言うと、あらゆる人から排撃され、揉めなくてよいところで揉めることになるので、便利でいいものだと思っても、人に(すす)めたりしないよう黙っているしかない。

ASUS TransBook T101HA-G128 BIOSパスワードのリセット方法

投稿日:

 昨夜、寝床でPCを使用していた。先日購入したASUSの2 in 1ノート、「TransBook T101HA-G128」だ。夜中のこととて、イヤホンを挿入した。ところが、「オーディオ機器が接続されました」とのメッセージは表示されるのに、音が出ない。

 前のTransBook(T100Chi)では、タッチパネルが動かなくなることが多く、そういうときはBIOSのデフォルトをロードしなおして再立ち上げすると直った。時計が遅れる現象などもこれで直ったものだ。

 このPCもそうだろう、同じようにすれば直るのでは、と思い、BIOSセットアップ画面を出した。T100Chiと比べて、T101HAはキーボードがBluetoothではなく、物理接続なので簡単だ。電源投入直後、「ASUS」ロゴの表示画面で[F2]キーを押し下げながら起動すると、BIOSセットアップ画面が表示される。

 BIOSセットアップに入るためのパスワード画面が出る。一昨日、他人に悪用されることがないようにとBIOSパスワードをセットしておいたのだ。Administrator・User両方ともである。

 得たり、とセットしておいたAdministratorのパスワードを入力する。

 「Invalid Password」とはじかれる。あれ?慎重にもう1回……あれ?もう2回……

 パスワードは3回はじかれて、画面がフリーズした。

 電源を入れなおしては数回試みるが、同じである。

 幸いにUserパスワードのほうは正しくセットされていなかったらしく、無入力+EnterでBIOS画面だけは出すことができた。だが、Administratorではないので、デフォルト値ロードなどの肝心の選択肢が使えない。

 うーむ。参った……。

 ……と、いうようなわけで、ネットを渉猟し、「ASUS TransBook T101HA-G128」の「BIOSパスワードリセット方法」が分かった。

 検索して出てくる方法は、少し情報が古かったりするようなので、私が実行してうまくいった最新の方法をここに書き留めておきたい。多分、私と同じようなハメに(おちい)った人が、検索して役立てるだろう。

「ASUS TransBook T101HA-G128」のBIOSパスワードリセット方法
  1.  PCの日付を「2011年11月23日」にする。
  2.  ネットのほかの情報では「2002年1月2日にする」と書かれているものがあるが、私の環境ではなぜかうまくいかなかった。おそらく機種や発売時期で異なるのだと思われる。

  3.  再起動し、ASUSロゴ表示前に[F2]キーを長押し等する。長押しでうまくいかない場合は、間欠的に指を離してまた押す等するとよい。
  4.  パスワード入力画面が表示される。
  5.  なんでもいいので、何か文字を入力し、一旦Enterする。「Invalid Password」となる。Enterキーを押す。
  6.  (おもむろ)に [Alt] + R を入力する。(←重要!)
  7.  画面に「Enter Rescue password / 2011/11/23」と表示される。
  8.  「A1AAABBA」とパスワードを入力する。この際、シフトキー等を使用しない。
  9.   BIOSのAdministratorパスワードが解除された状態でBIOSセットアップが起動する。

 これで無事、自分のPCの支配権がすべて自分に戻ってくるのであった。めでたしめでたし。

その他の補足情報

 実は上記に行き着くまでに、ほかの方法もいろいろと試した。結局あまり意味はなかったが、副産物として後々参考になりそうな事項があったので、以下に書いておく。

BIOS等のバイナリファイルの16進及びASCIIダンプの取り方

 昔は「dump」などのコマンドがMS-DOSの拡張キットなどに入っていたと記憶するが、Windows 10のコマンドラインツールにはない。

 しかし、代替手段はある。証明書関連の諸作業に使用するコマンドの「certutil.exe」を使えばダンプをとることができる。

 例えば下記は、そのcertutil.exeを使用し、ASUSのサイトからダウンロードした本日現在最新のBIOSのダンプをとっているところである。

C:\>certutil -f -encodehex C:\T101HAAS.304 C:\T101HAAS.304.dmp
入力長 = 6293504
出力長 = 29824512
CertUtil: -encodehex コマンドは正常に完了しました。

 こうすると、「C:\T101HAAS.304.dmp」にテキストでダンプが取れるから、それを見て解析するとよい。注意すべき点は、バイナリ形式の中での文字列は、一文字ごとに0x00が入ったりすることなので、「ALAA」という文字列を探す場合は、「A.L.A.」……というふうに探さないと見つからない。また、改行も入るから、文字列を当てにしての検索はあまりうまくいかないと思ったほうがよい。

ASUS「WinFlash」で無理やりBIOSを書き換える方法

 実はBIOSを強制的に上書きすれば、BIOSのAdministratorパスワードもリセットされるのではないか、と思ったのだ。結果は「リセットされなかった」ので、無駄であった。ネットのQ&Aなどで「BIOSをアップデートすればパスワードもリセットされますよ」などという解答があったのだが、これは誤りとみてよい。また、機種等にもよるのであろう。

 だが、何か他のことで、BIOSを無理やり上書きしたいという人もいるかもしれないと思うので、その情報を書いておく。

 標記「WinFlash」はASUS純正のBIOSアップデートユーティリティだ。安全にできており、日付などでうまく制御され、無駄なダウングレードなどはできない仕組みになっている。

 しかし、コマンドラインオプションをつけて起動することで、強制的に書き換えたり、日付を無視してダウングレードなどすることができる。

 ネットでは「/nodate」オプションが第三者によって紹介されているが、このプログラムのダンプをとると、次のようなコマンドラインオプションがあることがわかる。

/nodate ダウングレード等のため、タイムスタンプを無視する。
/force 強制的に書き換え
/nowmsg 不明(メッセージの抑制ではないかと思われる)
/nodefault 不明

 私は上のうち、「nodate」と「force」の両方を試し、特にシステムが破壊される等の支障はなかった。BIOSはきれいに上書きされた。……パスワードは初期化されなかったので、意味はなかったが(苦笑)

 しかし、意味もなく上記のオプションをつけてWinFlash.exeを実行し、PCがおかしくなったとしても、私の知ったことではない。

cmospwd

 他に、「cmospwd」というフリーソフトを使ってCMOSをフラッシュする、という情報がネットに多く見つかるが、どうもASUS TransBook T101HA-G128には適合しないらしく、うまくいかない。「ioperm」というシステムのインストールを求められるのだが、それがうまくいかない。

他のパスワード

 ASUSのBIOSパスワードに関することはネットに情報があり、PCに設定する日付ごとにパスワードが変化するようである。

 実際に入力して試してはいないが、次のような情報がある。

日付 パスワード
2011-11-23 A1AAABBA
2011-11-24 AL11LAAA
2011-11-25 ADH0AHBB
2011-11-26 AAAAB1BL
2011-11-27 A9BOCAAD
2011-11-28 A0B0ADBD
2011-11-29 AADD0L2B
2011-11-30 L1DDO1AB
2011-12-01 0DADBALA
2011-12-02 LA9AC0BA
2011-12-03 L9L1ACAA
2011-12-04 B0L00ALA
2011-12-05 BBAAAA0B
2011-12-06 2ABOHBAL
2011-12-07 2OA0BALD
2011-12-08 1BADLL0D
2011-12-09 1H9A2BAB
2011-12-10 B9BA0BDB
2011-12-11 BBB1AAL0
2011-12-12 OBDH4LAL
2011-12-13 OAAABBDB
2011-12-14 AO2OLBL2
2011-12-15 AB40BAA1
2011-12-16 A4ADAHD1
2011-12-17 AABAO1LC
2011-12-18 AAB1AAA9
2011-12-19 A1DHDBDB
2011-12-20 AADHLHBA
2011-12-21 AOAAB1AA
2011-12-22 AL1BAADA
2011-12-23 A4HB0BBA
2011-12-24 AAADALAA
2011-12-25 AAOADABB
2011-12-26 A2021BBL
2011-12-27 B0D4ALAD
2011-12-28 BLAAB9BD
2011-12-29 LA1BAA2B
2011-12-30 BACBOBAB
2011-12-31 AAOLDOA0

AGDRec64.exe

投稿日:

 先日、さる動画をブログ上でシェアしたところ、2日ほどで動画は消滅してしまった。

 まあ、こういうこともある、ということで、今後のため、フリーの手軽な動画キャプチャソフトとして有名な「AGDRec64.exe」を入手しておくことにした。

 有り難く使わせていただく。

 このソフトは設定肢が細かく沢山あり、素人には少しややこしいかも、と感じる反面、完全フリーであり、しかもインストールが不必要で、PCの環境を壊さないから非常に良い。

 実はこのソフトを使用するのは初めてではない。以前、「世界核実験場探訪」という動画を作るのに使用したのだ。だが、その後、特に用もないので消去していた。

キャリア回線、家族で一人になってしまった

投稿日:

 妻の携帯電話を買い替え、同時に「MVNO」、つまり安いSIMに替えることにした。これで、家族のうち妻と子供たちは皆MVNOになり、キャリア純正回線はついに私だけになってしまった。

 妻と私の携帯電話はNTTドコモのもので、6年前の「SONY Xperia A SO-04E」である。当時二人で揃えて買ったのだ。同じものにしておけば、私が利用方法などを調べ、ITに(くら)い妻に手っ取り早く教えることができたからである。

 私のほうの電話は一昨年の夏に一度、「ほとんど丸ごと交換」というくらいの大修理が無料で施されているからまだまだ使えるが、妻のほうはUSBの端子などがダメになってしまい、修理の見積に持って行くと「ウン万円」で、しかも新機種への交換を勧められ、これがまた「ウン万円」だという。

 これはもう、安い端末買って、回線もMVMOのSIMに乗り換えだな、ということに決した。多少の途中解約金を払うことになるが、そんなの、3カ月ほどで相殺されてしまう。

 妻は携帯電話の多彩な機能を大いに活用するというほうではない。そこで、無駄な機能がなく、しかも普及している「iPhone SE」を妻にすすめた。長女の携帯電話がiPhone SEなので、使い方などをお互いに聞けるだろうと思ったのだ。だが、妻は画面の小さいのが嫌だという。さりとて、iPhone Xなどには使わぬ機能が多すぎる上、高価すぎる。それで安いAndroidを選ぶことにした。結局ASUSの「Zenfone 4 Max」にした。

 SIMは娘たち二人に与えているOCNの「モバイルONE」、月3GBの回線で、月々1500円かそこらで済む。それに、OCNはNTTの系列企業なので、物理回線は結局のところNTTドコモのものを使っており、回線の網羅度合いや品質の点で安心である。

 「MNP」で同じ電話番号を引き続き使えるようにした。

 すべては自宅からのネット手続きだから、居ながらにして手軽に契約できるが、免許証の画像を送信するなど、細々(こまごま)としたことが多少あり、小一時間ほどかかる。

 さて、妻の回線が安くなったが、うーん、もういっそ、自分のもMVNOにしてしまおうかなあ……。

WordPress画像挿入時動作のカスタマイズ

投稿日:

 愛用中のWordPress。書きやすいし、気に入っている。

 しかし、記事に画像を挿入するときの動作が気に入らない。WordPressの画像の挿入機能は、タテヨコをimgタグのwidth・height両属性で書いてくる。つまり

「<img …… width=”320px” height=”240px” …… >」

……というふうに書きこんでくるのだが、これが気に入らないのである。

 これだと、ブラウザのウィンドウ・サイズなどを変更したり、モバイルや携帯で表示させたときに画像がハミ出したり、周囲の文字が収まりきらず、おかしな具合に画面が散らかったりしてしまう。リサイザブルでないわけである。ここは

「<img …… style=”width:50%;” …… >」

……等であってほしい。こういうふうであれば、ウィンドウのサイズを小さくしたブラウザで表示しようが、携帯やモバイルで表示しようが、必ず表示領域の半分の大きさで画像が表示されるわけである。

 しかし、現行のWordPressはそういうふうにはなっていないし、そういうふうにユーザ設定を追加する機能もない。

 それで、画像を挿入するときには、毎回この「<img …… width=”320px” height=”240px” …… >」というタグの「width……height……」というところを手で削り、「style=”width:50%;”」と書き直していた。

 しかし、毎回毎回、じつに面倒臭い。

 そこで、意を決してカスタマイズした。

 この「width」「height」を書き込んでいるのは、WordPressインストールディレクトリの下の「wp-admin/includes/media.php」というファイルである。

 このファイルの末尾に、次のように書き加える。

function remove_hwstring_from_image_tag( $html, $id, $caption, $title, $align, $url, $size ) {
	list( $img_src, $width, $height ) = image_downsize($id, $size);
	$hwstring = image_hwstring( $width, $height );
	$html = str_replace( $hwstring, ' style="width:50%;" ', $html );
	return $html;
}
add_filter( 'image_send_to_editor', 'remove_hwstring_from_image_tag', 10, 7 );

 これで、邪魔くさいwidth・heightの代わりに幅50%のスタイルが無理やり書き込まれる。

 この改良に当たり、次のサイトを参考にさせていただいた。

 ただ、これをやっちまうと、WordPressのアップデートがあるたびにこのファイルをカスタマイズしなければならないわけである。うーん。……ま、いいか。

ITストラテジスト試験

投稿日:

 今の時期、このブログのアクセス状況を見ていると、「ITストラテジスト」等のキーワードでの検索結果をもとに訪問してくる人が多くなる。そのため、以前書いた「いやはや、ITストラテジストもえっらいモノと同列になって」という記事のアクセス数が上昇する。

 ITストラテジストの試験は秋にあり、合格発表がちょうど今頃なので、合格した人や、惜しくも落ちた人などがネットで検索してこのブログを見に来るのだろう。私も数年前にこの資格をとったとき、同じようにネットで検索したから、その気持ちはよくわかる。

 「ITストラテジスト試験」はいわゆる「独占資格」ではない。この資格をとったから一生安泰と言うような資格ではなく、できるだけ正確に言うなら「試験に合格した人の能力や技能を証明する資格」なのである。能力を測定することにその主眼がおかれており、医師や弁護士などのように、資格から直接食い扶持を引き出せるようなものではないのだ。この点、ストイックな試験であると言えば言える。

 だが、受験する価値は、大いにある。

 ITの技能は測定し難い。私はこんなことができます、こういう能力がありますなどと申し立てたところで詮無きこと、それは個人が自らを飾って言うだけのことに過ぎない。自ら言うのでなければ、仕事をして実績を残すしかないが、その仕事をさせてもらえるところにまで漕ぎ着けるには、業種にもよるだろうが、万に一つの僥倖を掴むような、宝くじを購入して当てるのにも似た運を必要とする場合さえある。

 そんなIT能力を、国の立場から冷静に評価判定しようというのがこの試験なのだ。したがって、種々批判はあるようだが、試験の内容は考え抜かれ、磨き抜かれている。

 「自分が評価されていない」とお悩みのIT技術者は、この試験を受けてみては如何か。啓かれるところ多大であろう。この資格のみで稼いだり、評価されることは難しいが、稼ぐスタートライン、あるいは評価されるための場所に立つことはできる。スタートラインに立たなければ、何もさせては貰えない。評価される云々以前に、話にもならないのだ。

 単なるテスト勉強と言うなかれ、テスト勉強を「ただのテスト勉強」に堕さしめるか、地に足の着いた自分の血肉の一部にするかは、一にかかって、得た知見に対する自分の姿勢によるのだ。

Ctrl+z

投稿日:

 ショートカットキーは手になじむから、ひょんなことでファイルが消えると確かに悲鳴だわなあ。

特に(こだわ)りもないが

投稿日:

 平成18年頃からブログに読書記録を付けていた。使っていたブログサービス(OCNの『ブログ人』)が提供していたリスト化機能を使ったものだった。いつだったか、その機能のサービスが終了してしまうことになった。末端の一ユーザからは是非など言うべくもない。

 そのため、折角つけた記録が無くなってしまうことになってしまった。記録は100や200くらいはあったので、それが惜しく、「ブクログ」という今もあるサービスへデータを移し替えた。

 「ブクログ」を使ううち、ある時、「ブクレコ」というサービスの方が面白そうだな、と思った。友達がそっちを使い始めたから、ということもあった。それでブクレコへ移行した。データをインポートする機能がなかったので、手でゴリゴリと入力して移行した。

 ところが、先日、この「ブクレコ」はサービスを終了してしまった。慌ててデータを退避することになったが、以前と違ってデータも増えており、手作業にはちょっとつらいという量になっていた。なのにブクレコには読書データのエクスポート機能がない。やむなく、「wget」を使用してweb的に全部のページをダウンロードし、それをawkやperlなどを使って整形してデータ化した。

 データ化した読書記録はGoogle スプレッドシートに流し込んで保存した。

 消滅してしまった「ブクレコ」は、AmazonのASINにも対応していて、kindleの読書も管理できた反面、読書開始日や読書終了日を管理する機能が弱かった。そのため、上のようないきさつの際、日にちに関するデータが全部消滅してしまった。何を読んだかは記録が残っているが、いつ読んだかがわからなくなってしまったのは誠に残念なことであった。

 そんな今日この頃だったのだが、先ほどFacebookを見ていたら、突然、「4年前」と題してこのような記事が出てきた。坂口安吾の恋愛論の読書についてだ。

 そこで読書記録を見ると、この「恋愛論」から数えて、215冊の本を読んでいることがわかった。今日までちょうど4年だから、最近は年に50冊ほど読んでいるということになる。

 そこから分かる通り、私は決して多読家ではない。読書量は年によって多寡があり、この10年では100冊読む年があれば多い方である。しかも、100冊読むような年は、そのうち1割、10冊ぐらいが漫画である。また、kindleなどで「短編で1冊」のものを1冊とカウントしている場合もある。

 独身の頃は本代に糸目はつけなかったから、年に200冊とか、多い時で300冊ほど読んだこともあった。コクヨの事務本棚4本が一杯になっていたから、累年で数千冊は溜まっていたと思う。しかし、子供が生まれた頃、これらの本を全部捨ててしまった。今だったら「自炊」して取っておくところだと思うが――実際、数年前にも溜まりすぎた本を2000冊ほど全部デジタル化して、相当スッキリした――、20年前の当時は、そんなことなど思いもよらぬことであった。今でもその頃捨ててしまった本が惜しい。

 さておき、私は読書について、特に(こだわ)りと言うものがない。強いて言えば、自分が「読みたいなあ」と思う本を適当に読むことにしている。人に本を借りることや、人に薦められた本を読むことはあまりない。なんだか「読まなくちゃ」というような義務めいたものを覚えて面倒臭くなるからだ。

 流行している最新の本も、似たような理由で、結果としてあまり読まない。これは「読まないようにしている」というのではなく、単に読む気がしないだけだ。本屋の棚で見かけても、なんだか読むのが嫌なのである。同じ理由で、ビジネス本、啓発本の類も、結果として読んでいない。避けているのではなく、自分が読みたい本を自然な気持ちで選んでいると、そういう傾向になっていく、というだけのことだ。

 漫画は、面白そうだなあ、と思うと読む。娘二人が見つけてきた漫画などは、本当に面白いと思う。

 技術分野の本は沢山読むが、これは仕事なので、読書にはカウントしていない。いつ読んだかなんてことを記録しても、IT技術は進歩が速く、昔のことは覚えているだけ無駄になってしまう。読み方も「即実践」みたいな、「目を通す」というような読み方なので、あまり印象にも残らない。

 そんな読書傾向だから、多分、人に評されると「佐藤さんは変な本ばかり読むよね」と言われるようなことにもなる。

 ある時、参加している日本ITストラテジスト協会で、「ビブリオバトル」という書評レクリエーションに参加したことがあるが、その時は「日本書紀」の書評をした。熱弁をふるったが、ビブリオバトルは説明の良し()しではなく、紹介した本を読みたくなったかどうかで勝敗を判定するので、無論「日本書紀」を読みたくなるような人など多くいるわけはなく、負けたに決まっている。