平日フラフラ

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マイナンバーカード

 朦朧(もうろう)と日々の義務に追われているうち、迂闊、つい桜も終わり、躑躅(つつじ)の見頃も終わってしまった。花鳥を追うゆとりもないうち、梅雨には早いが、そろそろと五月雨気味の頃おい、今日は俄雨(にわかあめ)が日差しの合間合間に挟まっている。ゴールデンウィークが終わったので、人々は忙しく働き始めた。

 案内状にいろいろとヤヤコシイ事が書いてあるのでなかなか取りに行く気になれなかった「マイナンバーカード」。私は今日、偶々(たまたま)平日休なので、意を決して取りに行くことにした。

 市役所から届いた案内には「取りに来るときは予約を」と書いてあったのだが、予約をした妻によると、1か月先の日を指定されたという。私は1か月先の平日の私的予定が自由に調整できる身分ではない。

 一方、私の通知はがきには5月12日までに取りに来い、と明記してある。行くのは偶々(たまたま)休みの今日くらいしかないと思い、ダメでもいいや、と思い役所に電話してみた。

 そうすると係の人は、当日お越しいただくこともダメではないが、2~3時間は窓口でお待ちいただくことになってしまいますよ、と言う。

 どうせ休みなんだし、2~3時間くらい待ちますよ、役所の窓口で待つのなんか当たり前じゃないですか、あっはっは、と答えたら、それならばどうぞお越しくださいと言う。

 読みかけの「千一夜物語」の9巻を鞄に放り込んで役所へ行き、マイナンバーカードの受け取り申し込みをする。窓口前の椅子にゆったり腰掛け、持参の千一夜物語をのんびり読む。


 2、3時間はお待ちいただきますよと係の人が言ったのはちと大袈裟で、実際には9時に出かけて、10時半にはカードの交付が終わった。

 カードには、今までの住基カードと同じ機能と、汎用の機能、本人の証明機能、電子申請などの署名用証明の4種類の機能が相乗りしている。それぞれの機能の有効期間が10年であったり5年であったりするので、注意する必要がある。

ベトナム料理

 用事がさっさと終わったので、外で昼飯にする。平日でガラ空きのレイクタウンへ行って、さて何を食べようかなとうろついているうち、先日から食べてみたいなと思っていた、新規出店のベトナム料理店の前に行き当たる。

 ランチのセットを頼んでみた。激安と言うほど安くはなかったが、大きな麺鉢に牛肉の越南(ベトナム)蕎麦(フォー)、生春巻き、揚げ物の小皿、サラダ、餡入りココナツミルクのタピオカなど、申し分なくたっぷり出てくる。

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 薬味に青レモンと唐辛子、それから名物の「香菜(パクチー(コリアンダー))」が小皿についてくる。ただし、パクチーはほんのお印程度にちょっぴりついているだけだから、マニアには物足りないかもしれない。しかし、パクチーの香りを受け付けないという人もいるから、普通の人にはちょうどいいくらいだろう。また、本場の「匂い米」の麺や生春巻きではないので、誰にでも食べやすい。

 もちろん、レモンと唐辛子をきかせて啜るそば(フォー)出汁(だし)は、牛肉の油が溶けてまことにうまかった。

 越谷レイクタウンのはずれ、武蔵野線の南越谷駅寄りのほうに、新しい「K’sデンキ」の大型店舗が出来ている。ちょっと覗いて、デジタル温度計を一つ買った。しかし、郊外型大型店舗、今は世の中がオムニチャネルとかO2Oとか言い出しているんで、なかなか勝ち残るのは難しいだろうなあ。

Apple製品を買うのは初めてだ

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 美大に進学した長女にMacBookを買ってやる約束だったが、今日まで忙しく、なかなか果たせていなかった。

 ちょうど今日は長女も暇で、私も休みになった。久しぶりに父娘肩を並べ、近所のPC-DepotのAppleブースと、秋葉原ヨドバシ1FのAppleフロアへ行って品定めしてきた。

 やはり絵画やデザインをやるのには、少々スペックを奢らなければならないようだ。「MacBook Pro 15インチ Retinaディスプレイ・モデル」のうち、Intel Core i7 2.2GHz クアッドコアのモデルを購入することにした。

 時代は「オムニチャネル」ということらしいが、なんというか、「コッチから手動オムニチャネル」というかマニュアルO2O(オー・ツー・オー)というか(笑)、店からさっさと帰宅して、Amazonにyodobashi.com、価格.com、もう、eコマースサイト総当たりである。

 やはり、価格.comの最安店にまさる店はない。アップル本サイトより2割くらいは安い。……というわけで、21万1千101円(税込)でポチ。

 それにしても、今までApple製品に縁がなかったのは、実は「嫌い」だったからである。開いているように見せかけて、実は閉じ切った商売っぷりや、作ったスノビズムっぽさなどが嫌いだったのだ。また、劇的な病死のこともあって尊敬されているジョブズ氏も実は嫌いで、ウォズニアック氏の真直さに比べたら、伝え聞くジョブズの若い頃の暴君ぶり、没義道(もぎどう)っぷりなんて、もう、辟易するほどのものだ。

 だが、長女のためとならば親馬鹿にもなるというものである。

 さて届くのは来週。なんだか楽しみだぞ。若い頃、Apple II c/eやMacintoshなんてものは、高価で手が出なかったんだもんなあ。長女のものとは言え、iPhone含めApple製品が我が家の敷居をまたぐのは全く初めてのことである。