ラズパイのトロイ

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 ほほ~……

ラズパイからの量産移行

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 こんな製品があるんだなあ。

 ラズパイからの量産移行を助ける産業用ボード Digi (EETimes Japan 平成29年(2017)05月25日 09時30分)

Raspberry Pi Zero、買えるように

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 ようやく国内でも安心して手に入るようになったようだ。

 以前から海外サイトに自分で注文すれば買えてはいたようだが、国内に代理店があるのとないのとじゃ、買いやすさは違うからなあ……。

 この製品、直接IoTにどうこう、というよりも、こういうもので学んだ若い人が本式の業界へ入ってくる、という感じかな。

ラズパイ・Android

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 ほほ~……。

 というか、今まで、なかったんだ、という気もする。それを不思議とも思ってなかった。ラズパイは携帯電話やタブレットのハードウェアに似ていると言われているから、Androidが動くのは不思議ではないはずではある。

時事片々

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ガソリーヌ山尾

 民進党の代議士・山尾氏。

 意外にも殊勝らしく、身内の不始末をよく調査し、例のガソリンの事はどうやら秘書のしでかしたことらしいと突き止めて報告したまでは良かったが、ネタに飢える世間の食いつきっぷりたるや、それ見たことかと非難轟々である。

 いやもう、他のサイトもブーメランブーメラン言ってて、おいおい保守祭りかよ、と思えて、右翼の私がむしろ笑ってしまった。

 で、そういやあ、「ガソリーヌ」って、そもそも何だっけ、なんで「ガソリン山尾」じゃなくて、「ガソリーナ」とか「ガソリーヌ」なのかな、これ、2ちゃんかなんかのネットスラングだっんだっけ、でも、それだったら、産経だって大新聞なんだから、ネットスラングなんか使って記事書くかな、と疑問も覚えたので、念のため「ガソリーナ」で検索してみたら更に笑えた。

 要するに、「あなたの太いノズルでアタシにどっぷりガソリンぶち込んでェ~というような、余人をして目を覆わしめんばかりの淫乱ビッチのことを「ガソリーヌ」とか「ガソリーナ」と言うんだそうで、日本の隠語ではなく、スペイン語などで言うもののようだ。

 それを知ってから上の産経の記事を読み直すともう、笑える笑える。……っていうか、ここまでボロカスに根拠のない人格批評、つまり「ガソリーヌ=淫乱」という意味で使っているのであればだが、大新聞がこんなに書いたら、山尾氏に訴えられるんじゃねえの、と逆に心配してしまう。

 ガソリーヌはさておき、山尾志桜里って人は、そもそもどういう代議士なんだっけ、と姿勢を取り直してググッってみると、これはこれでまた……。いや、これは山尾氏が悪いんじゃあないんだけど、検索アシストで一緒に出てくるキーワードが「山尾志桜里 かわいい アニー」とかいうのはまだしも、続いて「山尾志桜里 カップ」「山尾志桜里 胸」「山尾志桜里 乳」「山尾志桜里 貧乳」……なぞというものばっかり出てきて、ご本人が見たらそれこそ青筋立てて、「こんなこと言う日本なんて、日本なんて……日本死ね!」と言いかねまじき状況である。ほんっと、お前らって、相手が女と見るや、即、乳しか見てないのなー、何にも考えてないのなー、ほんっとに、男ってバカなのなー、と、(あき)れるのを通り越してむしろ清々(すがすが)しく、あっぱれと青空を仰いで胸を張りたいくらいである。

嘘ネット

 嘘ニュースのことが話題になっている。

 ネットで嘘ニュースが流れてくるなんてことは今更特段珍しくもないことだが、さすがに次のようになってくると、何だ嘘か、ああヤレヤレ、……では済まなくなってくる。

 まったくシャレにもなりゃしねえ。

 西村博之氏は「嘘を嘘と見抜ける(ry」と言ってのけたが、何しろ嘘のような本当の出来事、例えば昔だったら戦艦プリンス・オブ・ウェールズが我が海軍航空隊に撃沈されるとか、今だったらトランプ氏が大統領になるとか、そういったことはしょっちゅう当たり前にあるもんで、つい嘘を本当だと信じたくなるのも人情というものかも知れない。

Arduino S.r.l.とArduino LLCが和解してたの、知らなかった

 秋頃、友達からフィードされてきたシェア記事で、秋葉原の「はんだ付けカフェ」が閉店していたのは知っていたが、他の事に取り紛れてArduinoの情報を追っていなかった。

 ふと思いついて、久しぶりにArduinoで検索してみたところ、同じスイッチサイエンスの記事や、他のニュースなどに、Arduinoファン懸案の「Arduino S.r.l.とArduino LLCの分裂・対立・訴訟」が、和解したと書かれていることを知った。

 よかったよかった、と思うと同時に、あー、でも、これ、揉めてるうちにだいぶ売り上げ落としちゃったんだろうなあ、とも思った。Arduinoのユーザ層からRaspberry Piに行っちゃった、なんて人だって、けっこういるんだろうし。

何でも警察のせいであるかのように報道するのはどうなのか

 ストーカー事件があとをたたず、ニュースなどによく出ている。

 警察や役所の不始末も原因になって殺された方の話など、まことに気の毒である。

 こういうニュースを見聞きするたびに思うのは、まず犯人の懲罰が厳然と行われるべきであり、これが徹底的に報ぜられることが最優先だということだ。

 しかるに、まるで「ストーカー事件で一番悪いのは警察と役所だ!!」というような印象を与えかねない報道が繰り返されているのは、断固不可である。犯人が一番悪い。犯人をやっつけろ!ストーカーなんていなくなってしまえ!!

漢字
(あくつ)(はなわ)

 「圷さん」という苗字の人がいる。この人のお名前、なんて読むんだっけ、と、その都度聞くなり調べるなりするのだが、実は会って話したことがなく、名簿などで見かけるだけであるため、しばらくすると忘れてしまう。

 この方は「(あくつ)さん」と読むのだそうだ。この漢字の意味ってなんだろう、と思って調べると、地面が低くなったところのことだそうである。

 「『(あくつ)』の反対の漢字」というのがあって、これが「(はなわ)」だという。地面が高くなったところのことだそうで、土へんに高い、と書くわけだから、本当に意味そのまんまである。この字も人名で時々見かける。「(はなわ)さん」と言う人は圷さんという人よりちょっぴり多いような印象もある。「ちびまる子ちゃん」に出てくるお金持ちの脇役は、たしか「塙君」と言った筈だ。

雑感その他

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Raspberry Piの生みの親、イブン・アプトン氏が来日

 私もラズパイが好きなので、興味を惹かれたニュースであった。

 最近ラズパイ遊びをしていない。私もちと努力精進が足りないです、はい。

水素水

 いやまあ、だいたいそんなところかなあ、とは薄々思ってました。

 古い話だが、子供の頃「紅茶キノコ」なんてものも流行(はや)ったっけ。あと、「超音波美顔器」を科学的に測定してみたら、超音波は1デシベルも出てなかった、とか。

翁長のおっさん

 なんだか、この翁長沖縄県知事というおっさん、実は逆に「辺野古移転を実は強烈に推進するための逆療法、深謀遠慮的なアレ」をやってンじゃねえか、というような気がしてきた。

 あれくらい支離滅裂な抵抗を煽り立て、結局は敗れた、ということになれば、沖縄県民の側に「どんなに抵抗しようとムダ」というような、厭戦的な実績を積み上げていく格好になり、むしろ沖縄県民を完膚なきまでに押し伏せることが結果として出来てしまう。

 そもそも、この翁長というおっさんは、かつては自民党沖縄県連の中心人物として、辺野古移転を強烈に推進してきたことは知る人ぞ知ることだ。それが一転、県知事出馬に当たり辺野古移転反対を看板にして当選したものだから、その公約を頑なに守っているのである。

 だが、その行動の支離滅裂さは、実は逆方向に舵を切るための荒療治であると見れば、なにやら納得もいくではないか。

デイリーポータルZ

 デイリーポータルZに、また興味深い記事が……。

 この「高さ150mの恋文・チェルノブイリの秘密軍事基地」というのは、チェルノブイリの原子力発電所近くにある「OTHレーダ」の残骸の取材記事である。

 文中、「マイクロ波」と言っているが、言うまでもなくOTHレーダは電離層を利用するため、マイクロ波では建造できない。短波を利用するのだ。

 私なども中学生の頃、家にあった短波ラジオのバリコンを回していると、「ココココココココ……」とか「ヴァー……」というような、独特のOTHレーダの変調音を耳にしたものだった。

 これは単に、最近「太平記」なんかに凝ったから、という、まあ、それだけの理由で「楠公」って言葉にビビビビッと反応しちゃったんだよな……。しかし、こういう飯の炊き方があると言う事自体知らなかった。

プーチン

 この調子だとプーチンは、「人を殺してノーベル平和賞を受ける最初の男」になるかも知れんて。……あ、いや、その前にコーデル・ハルとか、いることはいる、かな。

言葉
袞龍(こんりょう)の袖に隠れる

 虎の威を借る狐、とだいたい同じだと思えばよいが、もうちょっと恐れ多い場合に用いる。例えば「天皇陛下の権威で(ほしいまま)をする」とか。この言葉は「昭和天皇独白録」で見た。

 同書の中では、昭和天皇が東條英機を公平に批評し、首相辞職時の東條の言い分を取り上げて、むしろ「(かば)うような」感じで次のように記されている。

(ママ)の辞職

 東条は平沼から云はれて辞表を提出した。袞龍の袖に隠れるのはいけないと云つて立派に提出したのである。

 私は東条に同情してゐるが、強いて弁護しようと云ふのではない、只真相を明かにして置き度いから、之丈云つて置く。

却々(なかなか)却〃(なかなか)

 さすがにこれも知らず。これで「なかなか」と()むのだそうな。

 これも同じく「昭和天皇独白録」で見た。昭和天皇の口述として、しょっちゅう出てくる。「〃」は、もう少しひらがな的に続けて書く「踊り字」になっている。

うぉーっとっとっとっ……

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 ぐは、……。マジかい。やりおったの~……。

 IoT、携帯、まあ、その辺だろうなあ。孫正義、「一人あたり千台、一人につきIPアドレス千個必要」とか言ってたから、本当にそのあたりにコミットするつもりなんだろうなあ。

 それに、なんつったって、Raspberry Piなんかも、CPUはARMなんだよな。

平日フラフラ

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 今日もほっつき歩く。

長女のMacBookのケース

 昨日、レイクタウンのK’sデンキかノジマあたりで長女のMacBookのスポンジカバーを(もと)めようとしたのだが、うっかり寸法を控えておくのを忘れていたので買わなかった。

 商品の説明に「この商品はAppleのMacBook Pro 15インチ、xxx社のxxx、……に適合します」などと表示されていそうなものだが、存外、表示されていないのである。

 まあ、買い物は遅ければ遅いほど良いというのは、政策が変わったとはいえデフレ世相の常識ではある。待てば待つほど同じものが安くなるのだ。だからフラフラヘロヘロと迷っていてよいが、とはいうものの、使う時節を逃しては意味がない。

 秋葉原は定期で行けるので、ふらりと出かける。

 ヨドバシでエレコムのスポンジカバーを選ぶ。1000円ちょい。


 鞄みたいになったやつも良いが、鞄は好きなものを選び、保護のためにインナーだけ買っておく方が好きなようにできてよい。

籔蕎麦

 せっかく来たのだから神田・連雀町へは寄りますよ、勿論。籔蕎麦。

DSC_0190蕎麦味噌で一杯

DSC_0191焼き海苔で一杯

電気スタンドなどのタイマー

 北へ引き返して、だらだら歩く。秋葉原もこのあたりまで歩くとかなりそれらしく濃度が高くなって来る。

 「あきばお~」あたりを覗いて回る。電気製品のオン・オフをするタイマー、デジタル式のやつで、1週間プログラムできるものが1400円ほど。


 Amazonで同じものを探すと、安いものでも1800円ほどはする。しかも、いろんなところへ同じものをOEMしているらしく、キングジムなどでも同じものを扱っているようだ。

 夜は本を読んで寝るのが習慣なのだが、電気スタンドが自然に消えるよう、1時間タイマーをかけている。今使っているのは機械式のやつなのだが、どうも調子が悪くなってきて、消えなかったり音ばかりジリジリと大きかったりするようになった。いっそのことRaspberry PiとSSRを組み合わせて、ウェブタイマーを作り、スマホで制御してやろうかい、などと思っていたのだが、そんな簡単なことに使うとラズパイがちょっと勿体ない。そこへこの値段なら、これは買いでしょう。

ノギスとバーニヤ

 あと、千石電商を覗く。今日はパーツではなく、表のコンテナに雑然と投げ込まれている1000円のノギスを買う。前に持っていたノギスが壊れてしまい、長いこと定規でものの寸法を測っていたのである。

 ノギスなど買うたび、この「副尺」、いわゆる「バーニヤ」というのを考えた人は偉いなあ、どうやって考えたんだろう、と思っていたのだが、検索してみると、フランス人数学者、ピエール・バーニヤ氏(フランス流の読みで『ヴァルニエ』氏)が考案したからバーニヤと呼ばれているのだそうな。微調整を精密に行う意味でロケットの精密スラスタ・コントローラなどのことも「バーニヤ」と言うらしい。

 こういうアナログのものは最近廃れつつあり、ノギスもデジタルメータの付いたものが主流になってきつつある。

 私は若い頃、仕事で特殊な分度器や計算尺をよく使ったのだが、今はこうしたことは廃れた。その廃れたテクニックの中に、「一定の幅の目盛りを、例えば9等分、あるいは11等分などに『n等分』する」というのがある。

 このこと、エントリを改めて書き留めておきたい。このテクニックが消えてしまう前に、後世に残したいのである。

最近の一般向けワンボード・コンピュータ、なかんづく「Arduino」「Raspberry Pi」の状況

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平成28年2月
JISTA ML リレーコラム 第1回
会員 関東支部 jista1197 佐藤俊夫

1 はじめに

 このところ、若い方やDIYなどを楽しむ一般の方向けに、ワンボード・コンピュータが売られています。しかも、相当な売れ行きであると仄聞(そくぶん)します。

 「Arduino」や「Raspberry Pi」、「IchigoJam」「Intel Edison」「mbed」と言った製品名を聞いたことがある方も多いでしょう。秋葉原を歩くと、店の表にこれらのカラフルな箱が山積みになっています。また、イタリア人マッシモ・バンジ氏の「TED」スピーチを見たことがある方もたくさんおられると思います。

 数年前から、普及価格帯の3Dプリンタが出現してきたことにより、一般人でも小規模の製品を作り、それを世に問うようなことが可能になってきました。そこから、「Makers Movement」と言われる流行が盛り上がりはじめました。これはオープンソース・イノベーションの自然な興隆ということに加えて、出版と連携した一種のマーケティングの成功であるとも言われているようです。ちなみに、この「Makers Movement」について著書を出し、流行に火をつけたのはクリス・アンダーソンと言う人ですが、この人の名を覚えている方もJISTA会員の皆さんには多いことでしょう。そう、かの「ロング・テール」の著者その人です。

 古くから言われる「DIY」と、最新流行の「Makers Movement」との違いは、そこに「ネット」が介在するか否かだ、と言ってもよいと思います。物を作る上での発想やハウ・トゥ、設計図、使用感などは、インターネットを通じて迅速に共有され、改良が加えられ、更に共有されます。

 こうしたことを背景に、3Dプリンタを使用してものを作り、作ったものへデジタルやITのパワーを盛り込むことが広く行われるようになりました。ものへデジタルやITのパワーを盛り込むのには、廉価なワンボード・コンピュータがうってつけだというわけです。

 実際、巷間ではArduinoがこれまでに100万台、Raspberry Piが700万台売れたと言われていますから、これらのワンボード・コンピュータは、ITのプラットフォームとして無視できない勢力になっていると言えます。また、これらは安価に数を得られることから、「IoT」流行の趨勢とも関連する雰囲気が濃厚に感じられます。

 私は仕事の上ではこれらと関わっておりません。しかし、その一方で、ITストラテジの道というものは、ITワールドを形作るもののうちの何が将来の影響要素としてつながってくるかわかりません。そうしたことから、これらワンボード・コンピュータを体験しておくことが何かの足しになることもあろうと思い、ArduinoとRaspberry Piを少しばかりいじってみておりましたところ、ちょうど今般リレーコラム執筆の機会を頂きました。

 そこで、この機会をお借りして、ArduinoとRaspberry Piについて、その状況などを簡単に紹介させていただきたいと思います。

2 Arduinoについて

 「Arduino」はイタリア人のマッシモ・バンジ氏を中心に、平成17年(2005)から開発が始められたワンボード・コンピュータです。バージョンアップや派生を含め、既に数十種類の製品があります。現在店頭で入手可能な製品には、代表的な「Arduino UNO」があり、これは本日(平成28年2月7日)現在、税込み2,940円で手に入ります。

 その特徴に、次のようなことを挙げることができます。

○ ハードウェアが「オープンソース」であること。

 仕様も設計もオープンで、一般人がネットから基盤のパターンなどをダウンロードしてそっくり同じものを製作することも可能です。また、そのため、世界中にArduinoのクローンを作っている企業やグループがあり、それら自由なクローンの種類を数え上げることはもはや不可能と言う状況にあります。

○ 開発環境が無料で配布されていること。

 開発環境は統合環境(IDE)になっており、これも無料です。様々なライブラリが日々提供され続けており、一般に入手可能なほとんどのハードウェアやIC、電子素子などを扱うためのライブラリがGitHubなどですぐに手に入ります。

○ アナログ入出力、デジタル入出力が簡単に可能であること。

 「Arduino UNO」の場合、基板上にはデジタルI/Oが14本、アナログINが6本、アナログOUTが6本あります。これにさまざまな電子部品をつないで制御することができます。

○ C++で簡単にプログラミングできること。

 従来の「マイコン」はアセンブラ一辺倒でしたが、ArduinoはC++でプログラミングでき、しかも、ややこしいハードウェア・アクセスはC++のクラスの中にすべてカプセル化され、手軽に扱うことが可能になっています。ユーザはオブジェクトを生成し、入出力ピンを開いて読み、書くだけでさまざまなことができます。

 こうした特徴があるため、Arduinoを使用すると、一般人がデジタル・プロダクトを簡単に製作することができます。

 かく言う私も次のようなことを試しました。

「スマート・ファン」

 安物の扇風機にArduinoとEtehrnetインターフェース、温度センサをとりつけ、Webサーバをこの扇風機に実装してブラウザから制御できるようにし、温度によって風量を変え、1/fゆらぎ送風ができるなど、ものすごく無駄にリッチ化した扇風機です。

 1980円の安物扇風機をめっちゃ高機能化(笑)して、結構遊べました。

ウェブ扇風機

「メールサーバ監視ランプ」

 メール来着状況を監視し、ランプの色で教えてくれるもの。昔はISDN用のルータにこうした機能があり、パソコンのスイッチを入れていなくてもメールチェックのタイミングを教えてくれて便利だったのですが、今はこういうものがなくなってしまったので、意を決して自作したわけです。実は、今はスマホでこれは出来てしまうのですが、LEDの輝度のパルス幅変調などを試して遊ぶのに格好の題材でしたので、あえて試してみました。

メールサーバお知らせランプ

「多機能リモコン」

 赤外線リモコンのある電化製品を、Webで制御するようにしたものです。パソコンからでも、スマホからでも操作できます。赤外線LEDは秋葉原などで100円ほどで手に入りますので、これを試す人は非常に多いようです。

いよいよ多機能リモコン

「モーターで動くおもちゃの類をデジタル・パワードにする」

 おもちゃにArduinoを積み込むと、男の子などは大変喜びます。ここでは、モーターで動く自動車に超音波センサをとりつけ、自律制御させるとともに、その自動車にデジカメを乗せて動画を撮影しています。

虫瞰(ちゅうかん)カメラ

 私には男の子供はありませんが、私自身が男の子じみた中年(笑)ですので、みずからこういうことを試して遊びました。

 このように、Arduinoを使うと、手軽にさまざまな機器を制御したり、デジタルパワーを盛り込んだものを作ることが可能です。

 伝統的にArduinoにはAtmel社のマイコン「AVR」シリーズが使われていましたが、最新の製品「Arduino 101」にはIntelのCurieが採用され、Bluetoothや6軸の加速度ジャイロセンサーが搭載されるなど、大変高機能化しています。

 さて、目が離せないArduinoですが、昨年ごろから、長年Arduinoを牽引してきた5人の人たちが仲違いし、分裂騒動を起こしてまだ決着がつかず、もめているようです。Arduinoコミュニティは既に大きなものになっているので、この騒動は残念なことであり、かつ、目が離せないところです。

3 Raspberry Piについて

 「Raspberry Pi」はイギリス人のイブン・アプトン氏を中心に、Raspberry Pi財団というところが開発しているワンボード・コンピュータです。SONYなども深くかかわっていると聞き及びます。

 平成24年(2012)に最初のモデルが発売され、バージョンアップ等で数種類の製品があります。現在店頭で入手可能な製品の代表的なものに「Raspberry Pi 2 Model B+」があり、これは本日(平成28年2月7日)現在で税込み5,000円です。

 次のような特徴があります。

○ れっきとした「PC」であること。

 前述のArduinoは「マイコンボード」であり、OS等は載っておりません。しかし、Raspberry PiはSoCを利用するれっきとした「パソコン」で、OSを載せて作動します。主としてRaspberry Pi用に最適化されたLinux(「Raspbian」というディストリビューション)が作動するほか、マイクロソフトからは「Windows 10 IoT core」というWindows製品が、なんと無料でコントリビュートされています。余談、最近のマイクロソフト社の変革ぶり、オープンソースやフリーへのコミットぶりには驚くばかりです。それだけ、IoTにからむ製品に注目しているということでしょう。

 また、HDMI端子やUSB、Ethernetの端子を基板上に標準で備えているので、キーボードやマウス、ディスプレイをつないでPCとして利用することができます。

○ あらゆる開発環境が利用可能なこと。

 「Linuxマシン」なので、Linuxで利用できる開発ツール類は全て利用できると言って過言ではありません。Raspberry Piになじみの良いのはPythonで、入門本などにはPythonの作例が多く載っております。他にRaspberry Pi向けに最適化されたビジュアル言語の「Scratch」などもあります。しかし、別にこれらにこだわる必要はなく、GCCが走りますから、C/C++も使えますし、他にシェル、PerlやPHP、Ruby、Javaも扱えます。極端な話、g77をインストールして「FORTRAN」でハードウェア制御を行うことも可能でしょう(聞いたことはありませんが……)。私などは、RubyやPythonに暗いので、CやPHPでRaspberry Piのプログラムを書きました。

 エディタやIDEも、自分が使い慣れた好きなものが使えます。私はviが好きなので、Raspberry Pi上でももっぱらviを使っています。

○ 簡単にデジタル入出力が可能なこと。

 「GPIO」と呼ばれるデジタル入出力端子を豊富に備えていますが、これらは、ユーザからはUNIXで言う所の「ファイルシステム上にあるスペシャル・ファイル」に見えます。ですので、このファイルをオープンし、読み、あるいは書くだけで外部に入出力ができ、ハードウェアの制御が可能です。

○ あらゆるミドルウェア等が利用可能なこと。

 Linuxであるがゆえ、Linuxで使えるミドルウェアなどはほとんどのものが利用可能です。例えば、MySQLやPostgreSQLなどのRDBも扱えます。また、ApacheなどのWebサーバ、sendmail、DovecotなどのPOP/IMAPサーバなども走ります。

 こうした特徴があるため、既存のオープンソース・ソフトウェアを用いて、相当複雑なことも可能です。

 Arduinoと違って、Raspberry Piは単体ではアナログ入力ができません。そこで、私はRaspberry PiにADC(アナログ・デジタル変換)のICを接続し、これにサーミスタを取り付け、Apache+PHP+C言語を使用して「ウェブ温度計の製作」などを試してみました。

Raspberry Piで温度を測ろう

 また、PHPでハードウェア制御もできます。私はこんなふうに、PHPを使用して、Webインターフェイスにより家電製品のスイッチをオン・オフすることなどを試しました。

そうか、PHPでもモノにつながるな

 Arduinoに比べてRaspberry Piの歴史は浅いのですが、その出荷台数などから見ても新進気鋭の勢いを持っており、躍進中であると言えます。

 もともと5,000円ほどの値段で、高価ではないRaspberry Piですが、昨年(平成27年(2015))11月に流れたニュースでは、なんと650円(5ドル)という驚くべき価格の製品「Raspberry Pi Zero」もラインナップに投入されました。

Raspberry Pi Zero

 この値段と大きさでLinuxが走るのですから、驚きです。さすがにEthernetはついていませんが、USBの無線LANドングルを接続すればネットにつながります。

 「Raspberry Pi Zero」は、この値段と大きさのゆえに数量を稼ぐことができますから、IoTにからむ何らかのブレイク・スルーをもたらす可能性も相当にあると言えるでしょう。

4 むすび

 私などが若い頃には、ワンボード・コンピュータというとNECのTK-80にとどめを打ったものです。一定の年齢層の人には大変懐かしいものの一つです。

 他方、ここまで触れましたように、現在のワンボード・コンピュータは長足の進歩を遂げており、ますます興味の尽きないものに変貌しております。

 今回紹介したものは一般向けのものなので、エンタープライズでの応用については、別途考察と検討、研究が必要であると思われますが、既に一般向けには広く普及していることから、早晩業務用途にも応用が広がることが想像されます。