午後、修理の終わった携帯電話を受け取りに行った帰り、沢山の若者が色とりどりの浴衣を着て出かけていくのに行き合った。
若い女の子は髪の毛をひっつめ、そこへハイビスカスなんかの造花を
なんでかな、今日は何があるんだっけ、と思って、訊くと、今日はあちこちで花火が揚がるからだそうな。
帰宅してウィスキーなんか飲んでいると、次第に浮かれてくる。表へ出て放歌高吟してやろうかい、という気にもなる晩夏の宵であるが、昔じゃあるまいし、パンツ一丁でそんなことをするとパトカーとか救急車が来かねまじき時節柄であるので、ともかく思いとどまる。
いやあ、夏って、いいですよね。