この一連の記事は、ちょっと変だな。
朝日の奴隷の地方紙なんかもう、「ビシィイイイイッ!」と、全紙「右へ倣え」である。ハハ、アンタらの大嫌いな軍隊じゃあるまいし。
問題のワシントン・ポストの記事というのがどうやらこのあたりらしいのだが……
……まず、こんなの、「オピニオン」、つまり社説みたいなもんで、事実関係の報道ではない。
それに、そのくだりというのが次なのだが……
(訳が違っていたら言ってください。英語ができませんので……(苦笑))
どういう対談だったのか、議事録があるわけでなし、また、個人的に伝えたというが、そんな個人的対話を政治的な意向の伝達ででもあるかのようにメディアに漏らしたりする米軍ではない。記事は「あのヘタレ日本だってそう言うだろうぜ」ぐらいの、まあ、なんというか、文飾、はっきり言えば「ヨタ」のたぐいである。
ところが、日本の新聞社は鬼の首でも取ったかのように、
「アメリカの新聞が書いたんだから事実だ!」
「日本国政府の公式見解として米政府に伝わった!」
「再び核戦争の惨禍を呼び込む国賊・アベ!討つべし!!」
……みたいなことにしちゃって、自分たちでボーボー炎上している。しかも新聞によっては「こんなことをアベの野郎は7月26日に言いやがったらしい」などと書いている。
あのなあ、なんぼなんでも、米大統領が広島でなかなか泣かせるようなことを言ったそのすぐ後で、ホスト役の総理大臣が
「米国は核で先制攻撃してくれないと困る」
なんぞと、言うと思うほうがどうかしている。しかも、それを受けたとする相手が米軍の提督。いくらアメリカ人が白人様で偉いと言ったって、一国の総理大臣と提督ごときでは格が違うわい。そんなことを政府の公式意見として合衆国政府に伝えたなどと記事にするなんて、誰が読んだって新聞屋のほうがおかしいだろ。例えて言うと、貧乏人の家のヘタレ亭主が、隣の金持ちのやくざ者の家の息子の小学生に、「お前んとこの
多分、アホでもわかるこの記事のおかしさに、各紙の記者さんたちも、特に若い記者はすっかり気づいていて、「あのう、デスク、この記事やっぱりおかしくないですか?」とか上司に聞いてると思うんだわ。ところがデスクから
「バカ者っ。新聞ってのはなあ、記事が正しい正しくないなんて、そんなもんどうだっていいんだ!!売れるかどうか、読まれるかどうか、部数が伸びるかどうか、数字がすべてなんだよ!!アホ読者どもがワアワア騒いでナンボなんだよ。甘ったれたジャーナリスト気取りしてんじゃねえ、テメェみたいな餓鬼ぁ、肥溜めの取材でもして勉強しなおしてこいバカタレが!」
みたいな、最新流行パワーハラスメント風に怒鳴りつけられ、変な記事を書かされ、出さざるを得ないんだよ、多分。
私はSEALDsなんて連中は大嫌いだが、あいつらはいいことも言ってる。いわく、「国会議員の先生方も、個人で考えてください」と。
新聞の記者さんたちも、帝國大朝日新聞に見放されたら生きていけないだなんて思い込まされた挙句、社長やデスクに怒鳴りつけられて、その言いなりにヨタ記事載せたり書いたりするのなんかもうやめて、皆さんの大好きなSEALDsの言うことでも参考にして、個人で考えたらどうかね、ハッハッハ。まあ、給料もらえなくなって、暮らしていけなくなるけれどもさ。