国会図書館へ「太平記」「梅松論」その他千早赤阪城の闘いに関するものを読みに行った。
その後、今日も蕎麦を手繰ろうということで、国会図書館から歩いて行ける最も近い名店、標記「室町砂場 赤坂店」へ行った。
「室町砂場 赤坂店」は、国会図書館からは15分ほどで歩いて行ける距離にある。国会議事堂の前を通って、首相官邸の裏へまわり、溜池山王から
店は小さく、数寄屋造りの渋い2階建てで、赤坂とはいえ裏通りの静かなところにある。
空いていると踏んだ土曜の午後の遅い時間、臆せず暖簾をくぐる。
先客は二組ほどで、妙齢の白人女性と日本人女性が卵焼きなんかをつつきながら低声の英語で話し込んでいたりした。
私はまず酒を冷やで一合、それから焼海苔を頼む。なんだかこれが蕎麦屋での習慣のようになってしまった。
酒は菊正宗だ。海苔は蕎麦屋でよくある炭櫃入りではなく、「神田・まつや」と同じように小さい海苔箱に入れてくるが、言うまでもなくよく乾いており、厚手の上等の海苔で、がっしりと旨い。それに、他所より多く入っている。
通しものは浅蜊と針生姜を
いつものとおり、一杯ほど酒が残っている頃おいに「もり」を一枚頼む。
他の砂場と同じく黒からず白からず、それでいて歯応えのある、しっかりした蕎麦が出てきた。
蕎麦湯は濃い目に蕎麦粉が溶け込み、飲み応えがあってうまかった。
菊正宗 1合 | 750円 |
焼海苔 | 350円 |
もり | 600円 |
合計 | 1,700円 |
全部で1700円ちょうどだ。それほど高くなく、あっさりと楽しい飲み食いであった。
このところ毎週蕎麦ばかり手繰っているが、面白いし旨いので、やめられない。
「東京蕎麦名店マップ」を更新し、この店の写真も載せておく。
酒臭い息では信心の上でどうかとも思ったが、