秋晴れ、……と言いたいところだが、既に立冬は過ぎており、暦の上では今は冬である。秋晴れとは言わず、「
さえずり季題【309】は「柚子」を詠んでみましょう。もう冬も近くなりましたが、柚子は秋央よりも冬隣のほうが色づき柚子らしくなります。
鈴のごと星鳴る買物籠に柚子 岡本眸#saezuriha #saezuriha_odai… https://t.co/A6ujyeQjYD— 佐藤俊夫 (@SatoToshio) November 4, 2016
先週、晩秋のさえずり季題当番が回ってきたので「
さえずり季題【310】は「紅葉散る」です。散紅葉とも。散り敷かれて、まだ鮮やかなのも。かっさかさに飛んで積もるも、美しいですね。まだまだ紅葉を詠みますか。
「岩へ散り紅葉のなほも日を透かす」八木絵馬
#saezuriha_odai #saezuriha— boubun (@boubun) November 11, 2016
次をどなたに回そうか、と迷った末、 @boubun さんにお願いした。何を出題なさるかな、と楽しみにしていたところ、「紅葉散る」の見事な出題である。
この「紅葉」に関する季題を選ぶのは難しい。
その点、 @boubun さんの選択はまことに良かったと思う。
そんなことを考えつつ、陽の高いうちから一杯やる。もはや俳人にもなりきれぬ廃人である。
飲むうち、ふと違和感を覚える。長年、意味のない文字列なら無限に出力できる特技があったのだが、なんだか、最近文章が変になってきたし、書いていて詰まることが多くなった。喋っていても単語が出てこなかったりする。
何か、脳に問題があるのだろう。いわゆる「郵便的伝達物質」が減っているのだと思う。
因みに「俳人」というのはもともと「廃人」の意であるという。