フィギュアスケートの世界的第一人者、浅田真央先生は嗚呼、ついに引退を表明されるに至った。この話題で世間は持ち切り、テレビも新聞もそれ一色だ。フィギュアスケート界をかの繊細美麗なる細身の
だが、この「ネット上の感謝・慰労の言葉」が気にくわない。
「お疲れさまでした」「長い間お疲れさまでした」
……等とする言葉が多いのだが、これではまるで、死んだ老人に送る言葉である。しかもなお、世界的第一人者に対して「真央ちゃんお疲れさまでした」などと、ナニヲ「ちゃん」付けとは、
浅田真央先生は本日現在、芳紀まさに26歳の
人生が終了した人に贈るような言葉を連発するのはやめてもらいたい。むしろ、「卒業おめでとうございます」「勇退おめでとうございます」と励まして差し上げたい。そして、多大な努力により世界を励ましてきた浅田真央先生に、今後どうにかして喜びと幸福の人生を保証できないものかと思うのである。