破船

投稿日:

 吉村昭の「破船」を読み終わる。

 「羆嵐」より5年後、「破獄」の前の年の作品であるらしい。昭和57年(1982)2月の作品であるという。

 陰惨な物語なのだが、だが、なぜか朦朧とした明るさが根底に潜んでいるように感じられる。また明日がある、次がある、春が来る。只管(ひたすら)、生きる。このことだ。わき目もふらず、率直に生きることだ。

投稿者: 佐藤俊夫

 50代後半の爺。技術者。元陸上自衛官。2等陸佐で定年退官。ITストラテジストテクニカルエンジニア(システム管理)基本情報技術者

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください