昨日図書館から借りだした「太平記」の釈本を読み終わる。
この「太平記」釈本の前書きに、
『太平記』を初めて読んだ人は、書名と中身との食い違いに驚くことでしょう。「太平」という言葉から、平和を楽しむ人々の姿は想像できても、戦乱を連想することはまずないからです。
……とある。
思うに、現代の我々も、「軍事」を「安全保障」と言い換え、「軍事研究」を「平和研究」と言い換える。造兵を防衛生産と、歩兵を普通科と、少尉を3尉と、すべて言い換えている。
さて、次の本に移る。同じく昨日借り出した「鼠たちの戦争」上・下巻。映画「スターリングラード」の原作で、実在の狙撃手、ワシーリー・ザイツェフを主人公にした翻訳ものだ。