先日から自宅の屋根裏を片付けようと、少しづつ色んなものを捨てている。
当節流行の「断捨離」なんていうほど気合を入れるといっぺんでヘトヘトに疲れてしまう。だから、気が向いたときに少しずつ捨てている。
先月、古いPCのケースなど、捨てるのに少し困るものが出た。縦・横・奥行き、どれも50cm以下でないと不燃物で出せないのだが、古いATマザーとAT電源付きのフルタワーがあって、これはディスクグラインダーか何かで裁断しないと楽な捨て方ができない。
それで、これはまあ
よしきた、始末しよう、と、ハンマー、グラインダー、ドリル、その他工具一式の店をひろげ、表でやかましい音を立ててやりはじめる。
今日は他にもいろいろ捨ててやれ、と、30年前から後生大事に保管していた17インチと14インチのCRTモニタなど、いろいろと始末した。こんな古いもの、家電リサイクルもヘッタクレもないから、分解して捨ててしまう。ケースは20センチ角ほどに裁断し、基盤も割り砕いてバラバラにする。ブラウン管は陰極のところに注意深くドリルを立てて空気を入れ、ハンマーでパリンパリンと割り砕く。ガシャガシャのゴシャゴシャ、もはやただの不燃物である。
勢いで、屋根裏でかさばる、これもまた20年以上放っておいた自作PCを捨てることにする。
とてもPCには見えないが、その実これでPCである。段ボール箱に組み付けてある。
段ボール箱を取り去ると、こういうふうに割と堅実に組み付けてある。
これは、25年ほど前、PC/AT互換機の自作が定着し出したころに作ったものだ。マザーにASUSの「PI-XP55T2P4」という当時人気の名板を使い、CPUにPentiumの120MHz、メモリを変則で48MB、グラフィックにNumber 9、SCSIカードにAdaptecのAHA-2940UW、RealtekとDECのNICを2枚挿したマルチホームである。
ケースにまで手が回らず、仕方がないので机の上に部品をゴチャゴチャぶちまけたまま使っていたが、片付かないのでその辺にあった木や金属で段ボール箱の中にまとめたのだ。
まあ、
さらば、段ボールPC。