- 中曽根康弘元首相死去 101歳、「戦後政治の総決算」(日経、令和元年(2019)11月29日(金)12時54分(令和元年(2019)11月29日(金)13時07分更新))
死因は老衰という。101歳。
帝国海軍主計少佐でもあり、大尉の頃ガダルカナル上陸作戦の揚陸作業現場指揮官として戦闘に参加し、敵の空襲の中、鉄と血の修羅場をくぐった歴戦の男でもあった。
私自身などにとっては、十代後半から、成人し社会人として落ち着くまでの間、ずっと内閣総理大臣であった人であって、自分自身が若かったこともあり、今の安倍首相よりこの人の方が首相在任期間が長かったような印象すらある。実際には小泉元首相に次ぐ長さで、勿論安倍首相には及ばず、歴代7位であるという。
宮澤喜一氏と中曽根氏は、「比例代表72歳定年」と小泉首相(当時)に言い渡され、当時確か、「プンプン怒りながら」引退した、との報道もあったように思う。私などはむしろこうしたことを
昭和の残照がまた一つ消えた。寂寥。