ニュースは「新コロ一色」となった。
志村けん氏死去
なんと、事態はついにここまで来た。
- 志村けんさん死去 新型コロナ感染で肺炎(日経、令和2年(2020)03月30日(月)10時12分)
もはや現実離れし、急にはニュース内容を呑み込めない気もする。テレビでは追悼番組と称してあけすけに昔の「8時だヨ」や「バカ殿」を放映しており、さながら
懐かしいお笑いスター。昭和の残照がまたひとつ消えた。
ほほ~、変節したね
米国人と言うのは、ほんと、コロコロと。……コロナだけに、と言って
- 米国でも布マスク推奨へ、米疾病予防管理センターが一般人に布マスク着用の要請を出す見込み(TechCrunch、令和2年(2020)04月03日(金)00時00分)
- コロナ感染抑制にマスク着用推奨、対人距離も必要=米政府専門家(ロイター、令和2年(2020)04月04日(土)01時43分)
この前まで「マスクなんて意味がねェ!」みたいなこと言ってなかったっけ。まあ、日本人からはなかなかわかりづらい衛生意識ですな。もっとはっきり言えば不潔だ。
こんなニュースもある。
- マスクの効果を患者の実験で確認 香港大学など研究グループ(NHK、令和2年(2020)04月04日(土)07時05分)
ところで、「ウイルスの大きさとマスクの目の細かさ」を問題にする向きがある。私は専門家ではなく、また私見であるが、科学的・物理的な事実から言って、そんなことを問題にするのはナンセンスである。
と言うのは、次のような事実があるからだ。
新型コロナウイルスを完全に
そして、完全に濾過材を通過した空気しか体内に入らないようにするには、例えば顔全体をゴムのようなもので覆い、鼻や口の部分が完全に濾過材部分のみと通行するようにしなければならない。要するに、軍用の「防毒マスク」のような構造にしなければ意味がない。
実際に生物兵器に対応した軍用の防毒マスクを着用して見ると
完全にウイルスを濾過できるような目の細かさを持った濾過材だと、そういうことになってしまうのである。
黄熱病の研究に挺身した英世野口清作の伝記を読んで見て貰いたい。その昔、研究者たちは黄熱病の原因を突き止めるため、病原が含まれているとおぼしい液体を片っ
素焼きの盃や鉢にぴったり口をつけて空気を吸い込むことができるかどうか、イメージすればいろいろと納得できるだろう。ウイルスの10倍の直径を持つ細菌を
逆に言うと、不織布でせいぜい鼻や口の周りを覆うだけのマスクに0.1ミクロンの細かさを要求すると、吸気のための抵抗が大きすぎ、マスクの目からはほとんど空気など通行できない。ではどこから空気が入ってくるのかと言うと、鼻や目やあごの下に空いた隙間から入ってくるのである。実際、そうした「性能の高さ」を売り物にするマスクを入手し、普通にこれを着け、両手の親指と人差し指で輪を作り、マスクの上から鼻や口の周りをその指の輪でしっかりと押さえつけ、マスクを通った空気のみを吸って見るがよい。
だから、ウイルスの濾過