保身と改革

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 革命の9割はいじめと同じ構造ではなかったろうか。

 すなわち、加担せねば自分の身が危ういという恐怖心が9割で、正義とか進歩などは残りの1割にも満たず、否、もっと言うならそんなものはどうだっていいのである。フランス革命のギロチンの(あぎと)は、それ自身が欲して圧政を噛み砕いたのではなく、恐怖に駆られた人々が自分と五十歩百歩の同類を押し込んだだけだと言えるだろう。無論、国王が賎民と同類とまでは言わないが……。

 とまれ、保身、それが革命だ。

 であるとするならば、改革も保身の一形態ではなかろうか。

投稿者: 佐藤俊夫

 50代後半の爺。技術者。元陸上自衛官。2等陸佐で定年退官。ITストラテジストテクニカルエンジニア(システム管理)基本情報技術者

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