初詣

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 初詣には毎年違うところへ出掛けている。今年はどこにしよう、と迷ううち、ああ、川崎大師は真言宗じゃないか、と思いつく。私は真言宗なのだ。川崎大師は智山派で、私は豊山(ぶざん)派だから、多少宗旨に違いはあるが、なに、仏の済度は廣大無邊(こうだいむへん)無上甚深微妙法(むじょうじんじんみみょうのほう)にして、細部には(こだわ)らぬのである。

 朝10時に出れば京急川崎大師には丁度(ひる)時前につく。

 いやはや、大変な人出である。

いいお天気だわ
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1560689_693163677381155_1392527100_n なかなか本堂に行きつけない。しかし、いつぞやの成田山新勝寺に比べると、まだ少し混み方もましな感じである。

 右の写真は、2年前の初詣、成田山新勝寺の人出の様子である。

川崎大師の混雑はだいぶマシでござるIMG_3712

やっとこさ大山門前
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「止まれ」と命令が!(笑)
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 「川崎大師」は通称で、本当の寺の名前は「金剛山金乗(きんじょう)平間(へいけん)寺」といい、本尊は言わずと知れた弘法大師空海、翻って金胎両界大日如来である。他に諸尊が祀られている。今から888年前の創建で、平安時代にまで(さかのぼ)る古刹である。由緒縁起などの細部については、公式サイトを見れば瞭然(りょうぜん)()る如し、である。

○ 川崎大師公式サイト

 正月二日の昼から初詣、つまり私と同じような日時に初詣をした場合にどれくらいかかるかということは、この記事に載せている写真のタイムスタンプを順次見て頂くと(わか)ると思う。それほど常識外れではなく、列の一番後ろにかじりついてから、正味1.5時間くらいのものだ。

 さておき、本堂にやっとこさたどりつき、お布施をして「南無大師遍照金剛」と口の中で御宝号の三度ほどを唱える(いとま)もあらばこそ。人、人、人の波に押し出され、あっというまに参詣は終わってしまうのであった。

御籤(みくじ)引いたら末吉w
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 不動堂があったので、不動明王に参拝。のうまくさんまんだーばーさらだんせん、だーまーかろしゃーだー、そわたやうんたらたかんまん、と真言を唱える。

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八角の中興塔を拝む
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聖徳太子堂があったので拝む
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 帰りに参道沿いの甘酒屋で妻と一杯百円の甘酒を飲んで温まり、今年の初詣はおしまい。

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 表参道沿いの仏具店の店先で「高島暦」が売られているのを見かけ、一冊買う。これは、旧暦を確かめるのに便利なのである。税金分をオマケしてくれて、1000円で買えた。ラッキー。

投稿者: 佐藤俊夫

 50代後半の爺。技術者。元陸上自衛官。2等陸佐で定年退官。ITストラテジストテクニカルエンジニア(システム管理)基本情報技術者

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