物語から回教に親しむ

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 暮れにタダで入手した岩波の「千一夜物語」、電車の中で少しづつ読み進み、第2巻読了。

 今の(かたく)なな回教徒とは違って、物語中の登場人物たちは、おおらかに人生を謳歌していく。己を飾り、酒を飲み、エロチックで、嘘つきで、旨いものをしこたま食い、疑い、偸盗(ちゅうとう)殺生(せっしょう)、悪口、讒謗(ざんぼう)、そういう泥沼のような人間らしさのうちに、だが、神への恐れと感謝を忘れない。

 さて、引き続き第3巻に取り掛かる。当分はこの物語ばかり、読む本は他にいらない。

○ 源泉徴収票が来ていた。増えぬ収入。子供たちへのかかりはますます増大。ま、仕方がないね。

○ 週初めの積雪、やっと歩くところからは融けて消えた。普段の革靴で歩けるようになったが、まだ日陰にはたくさん雪が残る。ほんの数年前なら子供たちと雪達磨を作ったものだが、愚娘(ぐじょう)共が小さかったのもそれこそ須臾(しゅゆ)の間のことで、今はもう雪達磨など作らない。美しく惜しい期間がもう過ぎたな、という気もする。

○ 名俳優、「遠山の金さん」中村梅之助死去の報。祈冥福。

投稿者: 佐藤俊夫

 50代後半の爺。技術者。元陸上自衛官。2等陸佐で定年退官。ITストラテジストテクニカルエンジニア(システム管理)基本情報技術者

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