除虫菊

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 庭に除虫菊の種を播いた。白花除虫菊という品種である。学名は Chrysanthemum cinerariaefolium Vih.、英語で Dalmatian Chrythanthemum、和名を別に「シロバナムシヨケギク」とも言う。

 除虫菊はその花房部分にピレスロイドという化学物質を含む植物で、これを精製抽出したものがかつては蚊取り線香の原料として多用されたことはよく知られている。

 除虫菊には主に2種類ある。この「白花除虫菊」と、ピレスロイドをほとんど含有していない鑑賞用の「赤花除虫菊」である。

 除虫菊はそのまま植えても駆虫作用があるというわけではない。ピレスロイドを含む花房部分を絞り、濃縮精製しなければだめなのだ。であるにもかかわらず、イチゴと一緒に植えると良い植物、すなわち「コンパニオンプランツ」として知られてもいる。虫害に遭いにくくなるという。そこで我が家の庭にも彩りも兼ねて植えることにしたのだ。質素な白い花も可愛らしくて良い。

 特殊な植物ではないのだが、除虫菊の種を一般の生花店や園芸店などで見つけることは難しい。と言っても、注文すればすぐに届く。私はインターネットの通販種苗店で注文した。「サカタのタネ」のラインナップにごく普通にあるので、難なく入手可能である。

投稿者: 佐藤俊夫

 50代後半の爺。技術者。元陸上自衛官。2等陸佐で定年退官。ITストラテジストテクニカルエンジニア(システム管理)基本情報技術者

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