ショパンのプレリュード7番、だいぶ弾けるようになった。嬉しい。
素人の中年のオッサンが独習の初歩で弾くぶんには、まあ、これくらいの練度で及第点なんじゃなかろうかと一人合点する次第である。
この曲の楽譜を買い込んだ6月2日から、ひと月と20日が経った。我ながら、ずいぶん根気強く練習したものだ。
それにしても、たった1分ほどの曲なのに、この遅い進歩具合はどうだ。これが子供か学生であれば、自分の才能のなさに絶望して練習をやめてしまうのであろう。
が、あいにくと私はオッサンで、誰かと技量を比べたり、ピアノを弾いてメシを食っていこうとか音楽大学に入ろうとか思っているワケではないので、まったく絶望する必要はないのである。
自分に才能など皆無であることはわかりきったハナシだ。才能のない者がどうすればよいかを私は知っている。何度も何度も繰り返し練習することだ。別に苦しんでなどいない。キーボードからよい音が出て、楽しいと思う。