月の季語、秋

投稿日:

 歳時記を読んでいたら、秋季語の「名月」の周辺にたくさん月にからむ季語がある。

  •  待宵(まつよい)・小望月(こもちづき)

 十五夜前後の月で、明日の名月を待つ宵という心。

  •  無月(むげつ)・雨月(うげつ)

 曇って中秋の名月が見られぬのが無月、同じく雨なら雨月。

  •  三日月・新月

 秋季語の三日月・新月は、仲秋の月齢3。

  •  十六夜(いざよい)

 名月十五夜の翌日だから十六夜、日没からやや遅れて出るので、「いさよう(ためらうという意味)」月、という。

  •  立待月・十七夜(たちまちづき)

 十五夜から1日ごとに月の出るのが遅くなるが、「立って待つほどに上ってくる」と言う意味。

  •  居待月(ゐまちづき)

 十八日の月。前夜より30分ほど月の出が遅れるので、座って(居て)待つ、という意味。

  •  臥待月(ふしまちづき)

 十九日の月。月の出は更に遅れ、臥しながら待つ、という意味。

  •  更待月(ふけまちづき)

 二十日の月。夜もふけて待つ。

  •  宵闇

 いよいよ月の出が遅くなり、夜が暗い。

投稿者: 佐藤俊夫

 50代後半の爺。技術者。元陸上自衛官。2等陸佐で定年退官。ITストラテジストテクニカルエンジニア(システム管理)基本情報技術者

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください