「私は的確にやってのけている」と思っているのは自分だけで、実は自分以外のほとんどの人に「アイツはダメだ」と思われていた、というのは、まあ、珍しくもない、ままあることだ。
そういうことがままあるということは、逆のこともよくある、ということである。
つまり、「俺はダメだ、能力不足だ、物笑いのタネになっている、もうだめだ、辞めよう」などと悩んでいたら、実は自分以外の人間は「あの人はなかなかやるなあ」と評価していてくれたりするんである。このパターンは、結構よくある。
それくらい、自分と他人は違う感じ方をする。
注意しなければならないのは、今述べたような
自分○ 他人×
自分× 他人○
…という組み合わせがあるなら、
自分○ 他人○
自分× 他人×
…という両極端もあるということだ。
「自分○ 他人○」だったら、問題ないじゃない、いいことじゃないのそれは、という感じがするが、私はこのパターンが一番危ないと思う。死人が出るパターンだ。
「自分× 他人×」
…こういうのが大穴だったりするから、人生あなどれない。